ドライブメカやDAC部を刷新

アキュフェーズ、一体型SACDプレーヤーの新フラグシップ「DP-750」

2018/06/01 編集部:成藤正宣
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アキュフェーズは、SACDプレーヤーのフラグシップモデル「DP-750」を6月下旬より発売する。価格は1,200,000円(税抜)。

「DP-750」

同社のセパレート型SACDプレーヤー「DP-950」「DC-950」のノウハウを投入、「あらゆるデジタル・ソースの音楽情報を高品位に再生する」ことをコンセプトとした一体型SACDプレーヤー。トランスポート部の振動・共振抑制構造と、デジタルプロセッサー部のD/A変換精度を従来機DP-720からさらに向上させているとのこと。

トランスポート部のSACD/CDドライブは総重量10.5sにおよぶ。メカニカル・ベースの厚みは15mm、ベース固定用フレームの厚みは17.5mmで、それぞれの平面度を50μm以下まで精巧に仕上げている。自身の回転による振動はもちろん、外部の僅かな振動も受けにくくする制振構造を目指している。

また4つの「シリコン系高性能弾性ダンパー」により、光学系のマウント部分である「トラバース・メカニズム」をディスク読み込み部分の「ローディング・メカニズム」から機械的にアイソレート。モーターの回転周波数である約200Hzを遮断し、回転機構の存在を感じさせない静寂性を実現しているという。

背面端子部

ブリッジはアルミ削り出しで1.8sの重量級設計。8つの六角ボルトによりメカニカルベースに固定され、強固な一体化構造を形成する。ディスクの回転音や振動音が外部に伝わらないよう、空気振動や回転気流までも考慮して設計されている。

デジタルプロセッサー部では、ESS社のDACチップ「ES9028PRO」の8回路を並列駆動し、変換誤差を相互に打ち消す「MDS++方式DAコンバーター」を搭載。DACの電流出力信号を電圧に変換するI-V変換回路の動作を改良したことで、従来機種よりも性能と回路安定性を高めている。

またDSD信号入力時には、FPGAを使用した独自の「MDSD方式」により、PCM変換回路を新たに設けること無くMDS++DAコンバーターへ出力。同時にノイズの除去も行う。

デジタル・オーディオインターフェースICには旭化成エレクトロニクスのAK4118Aを搭載。低ジッターでデジタル信号を復調する。また高調波を取り除くローパスフィルターとして、周波数特性が極めてフラットな5次バターワース型アナログフィルター「Direct Balanced Filter」を搭載。フィルターのプリント基板にはガラス布フッ素樹脂基材を採用。誘電率や漏れ電流の少なさに優れ、聴感上のS/Nを大きく改善するとしている。

電源部はデジタル/アナログを分離し、電源トランス2個とカスタム仕様の高音質平滑フィルター・コンデンサ(15,000μF/25V)4個を採用する。

インシュレーターにはハイカーボン鋳鉄に特殊な熱処理を施し、結晶構造の変化により硬度を高めたアドバンスド・ハイカーボン鋳鉄を採用する。

入力端子として同軸デジタル、光デジタル、USB Type B、独自規格のHS-LINKを搭載。HS-LINKは384kHz/32bit PCM、5.6MHz DSDまでの送受信に対応。同社のボイシング・イコライザー「DG-58」を接続し、音場補正を適用することもできる。

出力端子は同軸デジタル、光デジタル、HS-LINK、XLRバランス、RCAライン端子。バランス端子はスイッチ切り替えにより極性を切り替えることが可能。

周波数特性は0.5Hz〜50kHz、全高調波歪率は0.0005%、SN比は120dB、ダイナミックレンジは117dB。外形寸法は477W×156H×394Dmm、質量28.2kg。

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