日本では年内目途に発売

<IFA>ティアック、「Reference505」参考出展。NT-505/UD-505と外部クロックを展開

2017/09/01 編集部:風間雄介
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IFA2017においてティアックは、501シリーズ、503シリーズに続く「Reference505」シリーズを参考出展した。今回が世界初披露となる。本体色はシルバーのほかブラックも販売予定。日本では秋頃の正式発表、年内の発売を目指す。

「Reference505」シリーズ。上からNT-505、UD-505、CG-10M

「NT-505」はネットワークオーディオプレーヤー、そして「UD-505」はUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプとなる。そして今回は、505シリーズとデザイン・サイズを揃えた外部クロックジェネレーター「CG-10M」も披露された。CG-10Mは型名の通り、10MHzクロックを外部機器へ供給できる。

NT-505とUD-505は、ともにDACを刷新し、AKMの最上位DAC「AK4497」を2基ずつ搭載。デュアルモノラルコンストラクションなどの基本構成はこれまでの503シリーズを踏襲しているが、DACを変えたこともあって、音質が飛躍的に向上したという。対応音声フォーマットはDSDが22.5MHz、PCMが768kHz/32bitまで。

UD-505のヘッドホン端子は、4.4mmのバランス端子×1と、6.3mm端子×2という構成。NT-503は3.5mmステレオミニ端子×1のみ。

UD-505のヘッドホン端子部

NT-505のヘッドホン端子部

またNT-505とUD-505は、どちらもBluetoothに対応。aptX HDやLDACといった高音質コーデックにも対応している。

背面端子部。上がNT-505、下がUD-505

NT-505はネットワークソリューションも一新。これによりOpenHome対応となったほか、Spotify ConnectやRoon Ready対応、MQA対応、TIDALやQobuzへの対応などが可能となった。

外部クロックジェネレーター「CG-10M」には4系統のクロック出力端子を装備。OCXOを採用している。中央のメーターがデザイン上の特徴で、このメーターでは、温度を一定にするための電流の状況がわかる。針が静止していれば安定した状況ということだ。

外部クロックジェネレーター「CG-10M」は中央にメーターを装備

下がCG-10Mの背面端子部


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