寺島レコード10周年企画

寺島靖国 VS 大間知基影、ジャズ録音対決CDが寺島レコードより発売!

2016/12/22 季刊オーディオアクセサリー編集部
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ジャズオーディオ評論家の寺島靖国氏が主宰するディスクユニオン「寺島レコード」レーベルより、前代未聞の2枚組BOX CDが12月21日にリリースされた。

大橋祐子トリオ『ワルツ No.4』

本邦ジャズシーンを代表する新進ピアニスト・大橋祐子によるピアノトリオ・アルバム。2枚組のうち、1枚は寺島靖国氏プロデュースによるスタジオ録音で、もう一枚はエソテリック社顧問の大間知基影氏プロデュースによるホール録音という構成となっている。

10月5日に行われた収録の関係者記念写真がこちら。前列左が寺島靖国氏、その右がピアニストの大橋祐子氏、後列左が江崎友淑氏、右がエソテリック大間知基彰氏

それぞれ10曲ずつの収録であるが、そのうち冒頭の3曲「セント・ジェームズ病院」「エストレリータ」「メキシコ」は、寺島録音盤、大間知録音盤、共通に収録されている。

もちろん同じ曲といってもテイクが違うので、異なる演奏であるが、録音による差、プロデューサーの思想の違いをおおいに堪能することができる。

寺島録音盤の収録は、2016年9月30日、横浜ランドマークスタジオにて、寺島靖国氏のディレクションのもと、佐藤宏章氏によって録音されている。寺島レコードの収録はこれまでもここで行われてきており、信頼の厚いタッグのもと、寺島氏の思想が強く貫かれている。

横浜ランドマークスタジオにて収録している様子

大間知録音盤の収録は、2016年10月5日、東京都稲城市のiプラザ・ホールにて、大間知基影氏のディレクションのもと、オクタヴィア・レコードの江崎友淑氏によって録音されている。大間知氏はエソテリック社顧問にして、数々の高音質録音に携わり、ブルーノートやマイルス・デイヴィス等のリマスタリングSACDシリーズ企画でも大ヒットを飛ばし続けているプロデューサー。また江崎氏は現在の日本のクラシック音楽の新録を手掛ける指折りの名エンジニア。

オクタヴィア・レコードのマスタリングスタジオにて

まさに、寺島録音 vs 大間知録音の対決が楽しめる一作。12月21日よりディスクユニオン店頭ほか全国のCDショップ、通販などで販売されているので、ぜひ入手のうえ、お聴きいただきたい。

詳細は2017年2月21日発売の季刊オーディオアクセサリー誌にてインタビューを掲載する予定。お楽しみに!

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