iFIの最新アクセサリーも登場

<ポタフェス>iFI-Audioの旗艦DAC「Pro iDSD」参考出展/AROMAのポタアン「NEBULA」

2016/12/18 編集部:小澤貴信
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12月17日・18日にわたって開催されている「ポタフェス2016」。トップウイングサイバーサウンドグループは、iFI-AudioやAROMAの最新製品を出展した。

17日にはプレス向けにカンファレンスを実施して、iFI-AudioやAROMAの今後の最新製品について紹介した同社(関連ニュース)。ブースでも、正式発表前の製品を実際に試聴することができた。

iFI-Audioからは旗艦ラインとなる「Proシリーズ」の新製品として、「Pro IDSD」「PRO iESL」を参考出展した。両モデルともに価格は未定で、3月頃の発売を予定しているという。

上から「Pro iDSD」「Pro iCAN」「Pro iESL」

Pro iDSDは、同ブランドのフラグシップとなるD/Aコンバーター。現時点でDSD512およびPCM 768kHzの再生に対応。DACは、バー・ブラウン製DACチップを独自構成搭載している。プリアンプ機能も内蔵する。

アナログ回路は真空管/半導体のハイブリッド構成によるフルバランス構成のアナログ回路を搭載。Pro iCANと同じく真空管/半導体の切り替えにも対応している。

入力はUSB-Bに加えて、USB Type-Cも搭載。その他、AES/EBU、同軸/光デジタル、BNCデジタルを搭載。Bluetoothも内蔵する。クロック入力も備え、10MHz/アトミック/GPSの各クロック入力が可能だ。

Pro iESLは、ヘッドホンアンプ「Pro iCAN」を静電型ヘッドホン駆動に対応させるためのユニット。基本的にはPro iCANと組み合わせての使用が想定され、両機はHDMIケーブルで接続する。バイアス電圧も、複数の設定を切り替えることができる。STAXやKINGSOUND、ゼンハイザーのORPHEUSなど、様々な静電型ヘッドホンと組み合わせることが可能だという。

上から「Pro iDSD」「Pro iCAN」「Pro iESL」の背面端子部。Pro iESL背面にスピーカー端子があるのに注目

ユニークなのは、スピーカー駆動用のパワーアンプにPro iESLを接続して、静電型ヘッドホンを駆動することができること。その際、パワーアンプとiESLはスピーカーケーブルで繋ぎ、ボリュームコントロールはパワーに繋いだプリアンプから行う。その他、ダイナミック型ヘッドホンを駆動できる出力をバランスのみ搭載。

iFI-Audioからはほかにも、最新製品としてポータブルUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「micro iDSD BL」や、USBオーディオ用アクセサリー「iSilencer」「iDefender」などが出展されていた。

iFI-Audioのアクセサリー群

micro iDSD BL

香港のポータブルオーディオブランド AROMAからは、ポータブルヘッドホンアンプ「NEBULA N10」が出展された。本機は2017年初頭の発売を予定している。


NEBULA N10

背面端子部
バッテリーで駆動するポータブルモデルながら、アナログ/デジタルで独立した電源を搭載することが特徴。ヘッドホン出力は3.5mm出力に加えて、2.5mmバランス出力も搭載する。USB入力も搭載しており、PCM 384kHzとDSD256の入力に対応する。その他、3.5mmアナログ入力も備える。独立電源の採用により、アナログ入力を用いる際はデジタル段を自動的にシャットダウンして再生することができる。

AROMAでは、12ドライバー搭載モデル「Witch Girl 12」などイヤホンの各モデルも試聴することができた。


「Witch Girl 12

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