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<山之内正のIFAレポート>ハードだけでなくソフト側からも音楽をサポートするパナソニック/テクニクス

山之内 正
2016年09月09日
IFAのオーディオ展示といえば、この2年間は復活を遂げたテクニクスに話題が集中していた。昨年はSL-1200シリーズの復活をIFAで予告し、その宣言通り、今夏には限定モデルのSL-1200GAEと標準仕様のSL-1200Gを投入。SL-1200GAEは、日本だけでなく、ドイツなど欧州でも完売となるほどの人気を得ている。

ブース内の広大なスペースを使ってテクニクス製品をアピールしていた

会場では今年もパナソニックブース内にテクニクスブランド専用の広大なスペースを用意し、そのエントランスに初代SL-1200とSL-1200GAEを並べて展示。新生テクニクスのフルラインナップを紹介したほか、ドイツや英国でサービスを始めた音楽配信サービス「Technics Tracks」の試聴コーナーも人気を集めていた。同サービスのラインナップには優れたハイレゾ音源が多数揃っているので、日本でも早期の導入を期待したい。

SL-1200GAEは欧州でも既に完売したとのこと

そのテクニクスが今年のIFAでアピールしたのは、アンプやスピーカーなどのハードウェアの新製品ではなく、同社がこれまで培ってきた技術とノウハウで音楽産業をサポートする姿勢であった。特に注目すべきは、ベルリンフィルとの協業に合意した事実である(関連ニュース)。その詳細については別の記事であらためて紹介するが、来シーズン以降、デジタル・コンサートホールを主な舞台に協業の具体的な成果が明らかになるはずだ。

パナソニックとベルリン・フィルの協業を発表。デジタル・コンサートホールなどで協力しあっていくという

テクニクスは、ベルリンフィルとの協業を発表した翌日、今度はベルリンのアレクサンダープラッツ近くのライヴハウスに場所を移し、日本やドイツのメディア関係者などを対象にアリス=紗良・オットのミニコンサートをユニバーサル・ミュージックとともに開催した。

テクニクスのグローバル・アンバサダーも務めるピアニスト、アリス=紗良・オット

ミニコンサートも行われた

新作アルバム『ワンダーランド』の発売を目前に控え(9月9日国内発売)、ペール・ギュントの「蝶々」など小曲を数作品披露。アンコールで演奏したショパンとともに、繊細さと力強さが両立した見事な演奏を繰り広げた。アフタートークでは、OTTAVAやEAH-T700などテクニクス製品についても言及。同ブランドのグローバル・アンバサダーとして、音の特徴を的確にコメントしていたのが印象的だった。

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