発売日など詳細を正式発表

コウォン、11.2MHz DSD対応フラグシップDAP「PLENUE S」。約22万円で3月11日発売

公開日 2016/02/26 10:41 編集部:小野佳希
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シーエスCOWON販売(株)は、ハイレゾポータブルオーディオプレーヤー“PLENUE”シリーズの新モデルとして、DSD 256(11.2MHz)やDXDにも対応するフラグシップモデル“PLENUE S”「PS-128G-SL」を3月11日に発売する。オープン価格だが税抜220,370円前後での実売が予想される。

PLENUE S

ポタフェスでの参考展示などで存在が明らかにされていたモデルが、正式に発表された格好。128GBの内蔵メモリーを備えることに加え、最大128GBまでのmicroSDカードが使用できる。

ポタフェスに参考出展されていた実機

側面ボタン類

DACチップにはバーブラウンのPCM1792Aを採用し、新たにDSD256のネイティブ再生にも対応。もちろん従来から引き続きDSD128(5.6MHz)やDSD64(2.8MHz)、DXD、192kHz/24bitのWAV/FLAC/AIFF/ALACなどの再生にも対応している。

各種ボタンなどの配置

アンプ部には3Vrms高性能アンプを採用。「20年間蓄積されたオーディオ技術を通じて最高の直線性を維持しながらも高い電圧と電流を出力できる回路を実現できた」とのことで、別途ヘッドホンアンプ無しでも高インピーダンスのヘッドホンが使用できる、強力な駆動性能を実現しているという。

バランス出力にも対応。出力端子はバランス/アンバランスともに3.5mmで、そのほか光デジタル出力および拡張機器用のバランスラインアウトも備えている。なお、2.5mm4極→3.5mm4極のバランス変換ケーブルやクレードルも別売アクセサリーとして展開する。

バランス出力にも対応

バランス変換ケーブルは長さ165mm。純銀 99.99%八本の糸を手作業を通じて網のように組んで高級なデザインで製作したという

クロックには44.1kHz系と48kHz系を別にしたデュアルTCXOクロックを採用。これによって、サウンドを最も正確に再生するとともに、製品の長時間駆動に伴う温度変化と周囲環境の気温や電圧にも安定的に対応できるとしている。

クレードルも今後発売予定。PLENUE Sの下部にあるポゴピンソケット端子を通じてバランスラインアウト出力を提供し、MicroUSB端子とともに様々な機器に拡張することができる。充電とXLRバランスオーディオ出力機能を持ち 、据置型DACにまでPLENUE S の活用性を強化するとしている

SNRは120dBで、THD+Nが0.0005%。インピーダンスはバランス時が21Ωでアンバランス時が1Ω。ステレオクロストークはバランス時が-139dBで、アンバランス時が-137dB。

筐体の素材は高強度アルミニウムで、CNCマシンニングとダイヤモンドカッティングでの精巧な加工によるフルメタルユニボディに仕上げた。そのほか最高級の天然牛革を使用したというレザーケースなどが付属する。

アルミ筐体を採用

レザーケースを装着したイメージ

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