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CDリッピング機能対応を発表

<音展>ソニー、角田郁雄氏による「ハイレゾセミナー」開催 - 進化する「HAP-Z1ES」の魅力を紹介

編集部:小澤貴信
2015年10月19日
10月16日から18日まで開催された“音展”「オーディオ&ホームシアター展2015」にて、ソニーは同社ブースにて、オーディオ評論家の角田郁雄氏を迎えて「ハイレゾオーディオ・セミナー」を開催した。

SONY「HAP-Z1ES」(上)と「TA-A1ES」(下)

角田郁雄氏

主役として取り上げられたのは、ソニーのHDDオーディオプレーヤー「HAP-Z1ES」だ。“音展”と同時に、このHAP-Z1ESがパソコンを介することなく直接CDリッピングが行える機能をファームウェア・アップデートで追加することが発表されたのは、こちらのニュースでもお伝えしたとおり。日曜午前中の開催のイベントには、大勢の来場者が訪れた。

進行を務めたソニー 榎本氏

会場には大勢の来場者が集まった

イベント冒頭で角田氏は自身がこれまでハイレゾオーディオへの取り組んできた経歴を紹介。まだ“ハイレゾ”という言葉もなかった6〜7年ほど前、レコーディングスタジオの音こそ最良と言われていたなかで、オーディオファイルとして自宅でもスタジオクオリティーのサウンドを実現させたいと考え、ハイレゾ再生への取り組みを開始したのだという。

しかし当時はハイレゾに対応した製品やノウハウも、そしてハイレゾ音源もごくわずかで、角田氏自身が試行錯誤しながらハイレゾ再生に取り組んでいた。その後、USB-DACやネットワークプレーヤーなどが登場していくが、角田氏は「パソコンやNASを使う必要がない、リモコンでCDプレーヤーと同じように再生できるハイレゾ対応オーディオ製品が早く出てこないだろうか」と考えていた。2013年に発売されたHAP-Z1ESは、まさにこうした角田氏が抱いていた理想を体現したモデルだったという。

機能面については、“音展”初日に次期アップデートとして発表された、HAP-Z1ESに外付けCDドライブを接続することでPCレスでのリッピングが可能になる点にも話題が及んだ。角田氏はこれを「Z1ESはこれまでもアップデートで様々な新機能を実現してきたが、リッピング機能の追加は非常に重要かつ大きなアップデート」と評価していた。

アナウンスされたばかりのCDリッピング機能についても紹介

「そして何より、その音に驚かされたのです」と角田氏はコメント。試聴ではDSDをはじめとするハイレゾはもちろん、CDリッピング音源もHAP-Z1ESで再生。あらゆる形式の音楽ファイルを5.6MHz相当のDSD信号に変換して再生する「DSDリマスタリングエンジン」、いっきに8倍オーバーサンプリングを行うデジタルフィルターの搭載によって、どんなフォーマットの音楽も同様に良い音で楽しむことのできる魅力を紹介していた。

またDSDの魅力について「音がアナログ的で柔らかく、倍音が生音に近い」と述べた角田氏。自身が自宅でHAP-Z1ESの再生を楽しむ際にはほとんど「DSDリマスタリングエンジン」をONにして楽しんでいるとのことだった。

TA-A1ES開発に携わったソニー 佐藤氏も登場

スピーカーはソニー「SS-AR2」が組み合わせられた

またイベントでは、同じくソニーのプリメインアンプ「TA-A1ES」、スピーカーシステム「SS-AR1」と「SS-AR2」(デモでは後者のスピーカーを使用)のサウンドの魅力についても言及した。イベントにはTA-A1ESの開発者である佐藤正規氏も登場。角田氏がTA-A1ESがシングルプッシュプルによるシンプルな構成について話を向けると、「心がけたのはいかに部品点数を減らすか。部品を減らすことで信頼性がアップすると共に、音色の純度が上がっていく」とコメント。またエミッター抵抗や位相補正コンデンサーの省略を実現したことの革新性についても紹介された。

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