【ポタ研】Acoustic Research「AR-M2」に長蛇の列/ORBの新リケーブル/eme audioハイブリッドイヤホン

公開日 2015/02/14 22:54 ファイル・ウェブ編集部
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フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポータブルオーディオ研究会 2015冬(ポタ研)」が、中野サンプラザで開催された。

フロンティアファクトリー

フロンティアファクトリーのブースには、米Acoustic Researchのデジタルオーディオプレーヤー「AR-M2」が出展。試聴のために長蛇の列ができていた。

AR-M2

「AR-M2」は4月下旬頃の発売を予定しており、予価138,000円(税抜)。正式なリリースは3月末頃を予定しているとのことで、スペックについてはまだ明らかにされていないところも多い。

本機は「音質のために余計になるものは一切排除する」という考えから、当初予定されていたUSB-DAC機能やWi-Fi、Bluetoothなどの機能も非搭載に。ヘッドホンアンプ内蔵のハイレゾプレーヤーとして、原音忠実再生に注力しているのが特徴となっている。

既報のとおり、解像度1,280×720 5インチのディスプレイと、Android OSを採用。CPUにはCortex A7を搭載。内蔵メモリーは64GBで、microSDカードスロットも装備し、最大120GBまでの増設が可能だ。

本機のUI。Android OSベース。

DACはバーブラウンのPCM1794A。対応ファイルはDSD(最大11.2MHzまで)、DXD/FLAC/ALAC/WAV/AIFFなどに対応。なおDSDやDXDはネイティブ再生ではなく、PCM変換になるとのこと。

出力端子はライン出力のみで、バランス接続にも非対応。バッテリーは約4,000mAhで、8時間の連続再生が可能だ。

底面にライン出力端子、ヘッドホン出力端子を用意。USB端子は充電用。

ヘッドホンアンプとしては、16〜600Ωまで幅広いインピーダンスのモデルに対応する。筐体の厚みは約2cmほどで、背面にかけて窄まる台形型。本体のスリムな印象を強調している。

背面にかけて窄まるデザインでスリムさを強調。サイドには早送り/曲戻しボタンやmicroSDカードスロットを用意を用意

本体上部にはボリュームホイールを備える

そのほか、コンパクトなヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「UA-1」も参考出展されていた。こちらも4月下旬の発売を予定しており、価格は税抜6万円台後半になる見込みだという。


UA-1

ライン出力やS/PDIF端子などを用意
六角形の特徴的なデザインを採用。DACには「AR-M2」と同じくバーブラウンのPCM1794Aを搭載。DSD(最大11.2MHzまで)、DXD/FLAC/ALAC/WAV/AIFFなどに対応する。USB端子に加え、S/PDIF出力やアナログ出力を備えている。ヘッドホンアンプ部はTI製の「TPA6120A2」を搭載。出力400mW+400mW(32Ω時)、43mW+43mW(300Ω時)となる。


ORB

ORBは、1月15日に発売されたリケーブルの新モデル「Clear force MMCX」「Clear force HD25/HD650」やmini to miniケーブル「J10-mini Clear force」、真鍮削り出し筐体を使ったポータブルアンプ「JADE next brass milling」などを中心に出展。

ORB

「Clear force MMCX」「Clear force HD25/HD650」は、導体に純国産高純度銅線を採用。自社工場のマイスタークラフトマンによる手作業で作成されているというこだわりぶり。プラグは2.5mmステレオミニプラグ、3.5mmステレオミニプラグ、6.3mm標準プラグの3タイプを用意している(関連ニュース)。

Clear force MMCX。2.5mmステレオミニプラグ、3.5mmステレオミニプラグ、6.3mm標準プラグの3タイプを用意


左端が発売されたばかりのmini to miniケーブル「J10-mini Clear force」
「JADE next brass milling」は真鍮削り出し筐体を採用しており、真鍮ならではの柔らかく深い響きを楽しめるサウンドが特徴(関連ニュース)。質量約450gと重量級だ。

同社の竹内氏は「ケーブルはごついし、ポタアンも重い。でもそれはオーディオ的にはいい部分でもある。使い勝手はひとまず置いておいて、ひたすら良い音を追求するという目的で試してみてほしい」と語っていた。


eme audio

eme audioは、現在開発中というイヤホン2機種を出展。リケーブルも各種取り揃え、比較試聴を行うことができた。

2ウェイハイブリッドドライバーイヤホンは、BAドライバーとダイナミックドライバーを搭載。筐体もアルミと真鍮、樹脂という異素材を組み合わせている。3ウェイハイブリッドドライバーはチタンハウジング。どちらも現在はチューニングの最終段階。近日中の発売を目指しているとのことだ。

試作中の2ウェイハイブリッドドライバーイヤホン。イヤーチップに近い方はアルミ、その後方部は真鍮と樹脂を採用

こちらも試作中というチタンハウジングの3ウェイハイブリッドドライバーイヤホン

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