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ローカル/クラウドの統合プレイリストを作成可能

【CES】LINN DSがロスレス・ストリーミング配信に対応 - KAZOO Serverもアップデート

編集部 小澤貴信
2015年01月14日
英LINNは、2015 International CESにてプライベートブースを出展し、米国のプレスやディストリビューター向けの展示を実施した。会場では、LINNのサーバーソフト「KAZOO Server」(関連ニュース)の最新アップデートにより、LINN DSとロスレス音楽ストリーミングサービス「TIDAL」の連携機能が追加。DSでTIDALのストリーミング音源を、NAS内音源と同様に再生できるようにする。

EXAKTチャンネルデバイダー「AKURATE EXAKTBOX」と10ch分のパワーアンプを組み合わせてのデモ

同社はベネチアンのスイートルームに2通りのシステムを展開。ひとつは昨年9月に日本でも発表された最新のEXAKTスピーカーシステム「EXAKT AKUDORIK」(関連ニュース)。もうひとつはEXAKTチャンネルデバイダー「AKURATE EXAKTBOX」と10ch分のパワーアンプを組み合わせて同社のパッシブタイプのスピーカーを駆動するシステムだ。当日はLINNのギラード・ティーフェンブルン社長自ら、出展内容やKAZOO Serverの最新機能を紹介してくれた。

「EXAKT AKUDORIK」

KAZOO Serverのアップデートは1月下旬頃を予定。具体的な内容としては、英国や米国、カナダで展開するクラウド型のロスレス音楽ストリーミングサービス「TIDAL」が配信する楽曲を、DSから再生することが可能になる。さらにはストリーミング音源を、KAZOO Server搭載NASに保存した楽曲と同じプレイリストに並べて再生することもできる。

iPadアプリ「KAZOO」でTIDALのライブラリを表示したところ

メニュー画面からTIDALを選択できる

TIDALの最大の特徴は、約2,500万曲というラインナップを、1,411kbpsというロスレスCDクオリティでストリーミング配信している点だ。また75,000タイトルのミュージックビデオをHD配信している。月額利用料は19.99ドル(米国)となる。

TIDALのウェブサイト

Mac/PCやiPhone用のTIDALアプリも用意されている

今回のアップデートにより、NASの中のハイレゾ音源やCDリッピング音源と、ストリーミング配信されるクラウド上の音源を、DS上から同様に扱い、シームレスにプレイリストを組むことができるようになる。2,500万曲というのはソニーのMusic Unlimitedの配信曲数と同等で、Music Unlimitedなどが320kbpsの圧縮配信なのに対し、TIDALはロスレス配信。回線速度が十分ならば、音楽ファイルがデータとして手元にあるかどうかを意識せずに使えるようになる。

NASの音源とストリーミング音源を同じプレイリストに並べて再生することも可能

残念なのは、TIDALが日本では提供されていないサービスのため、現時点ではKAZOO Serverの新機能も日本国内から利用できないという点だ。

ローカルの楽曲データとストリーミング配信される楽曲データをネットワークプレーヤーで同等・並列に扱えてしまうというのは、ネットオーディオの大きなマイルストーンと言えるだろう。日本でのサービス開始もぜひ実現してもらいたい。

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