ペア440万円から

ウィルソン・オーディオ、独自トゥイーター「CST」搭載の新スピーカー「Sasha Series-2」

2014/04/08 ファイル・ウェブ編集部
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アクシス(株)は、ウィルソン・オーディオの新スピーカー「Sasha Series-2」を5月に発売する。価格はDiamond Black/Dark Titanium/Desert Silver/Argento Silverのスタンダードカラー4色が440万円で、12種類のスペシャルカラーが455万円、色サンプル提示によるカスタムカラー仕上げが470万円(すべてペア・税抜)。

Sasha Series-2

3ウェイ4ドライバーのスピーカー。フラグシップ機「Alexandria XLF」から採用された独自のシルクドーム型“コンバージェント・シナジー・トゥイーター”(CST)を、Sasha Series-2専用カスタマイズ・バージョン・ユニットにして搭載している。「ミッドレンジ・ドライバーとのスムーズな繋がりを確保するために不可欠なクロスオーバー・ポイント1.2 kHz 付近までの下限周波数特性の伸びと、30kHz以上にも及ぶ超高域をカバーする優れたドライバー」だという。

ミッドレンジには、7インチ ・ミッドレンジ・ドライバーをチューンアップして搭載。動的質量が極めて軽く強靭なファイバー混合コーンと強力な磁気回路によって、俊敏で低歪率、驚異的な高S/Nを達成したとしている。

上記のCSTを搭載するため、新設計のエンクロージャー構成を採用。ミッドレンジのバッフル面には、これまでと同様に天然ファイバーとフェノール樹脂の混成積層構造によるS材を採用する一方、トゥイーターのバッフル面は、より強固にしてごく僅かな振動による波面の乱れをも生じさせないよう、第三世代のX材を採用。専用のバックチェンバーも独立させ、背面波の除去と干渉防止に配慮している。

さらに、トゥイーターモジュールとミッドレンジユニットを一体とした複合エンクロージャーには、同様のX材を採用し、内部には独自のブレーシングを配備。複合エンクロージャー全体としての低共振化と高剛性化による高S/Nを図っている。

また、ベース・エンクロージャーに対してミッドレンジ/トゥイーター・エンクロージャーを独立マウントとし、その対向角度を微調整することによって極めて精確なタイムアライメント調整を可能にするという独自機構もブラッシュアップ。ミッドレンジ/トゥイーター・エンクロージャーのトゥイーター・バッフル面とミッドレンジ・バッフル面は同一平面ではなく、計算された最適角を与えている。

そしてさらにそのミッドレンジ/トゥイーター・エンクロージャーは、大型システムと同様の異なる長さのスパイクと10ステップのブロック位置とを組み合わせてバッフル面のあおり角を調整するという機構を採用。ミッドレンジ/トゥイーター・エンクロージャーのスパイクはブロックステップに堅くホールドされ、低域対中高域のタイムドメイン・パフォーマンスは理想的に最適化されるという。

ウーファーには、オリジナルSashaで開発された2基の8インチウーファーを搭載。そしてベース・エンクロージャーは、セルロースとフェノールの混成によって硬度と高いダンピング性能を併せ持つというX材を精密切削加工して組み上げている。

感度は 92dB@1W/1m @ 1kHzで、インピーダンスが 4Ω (最低: 2.17Ω@ 90 Hz)、周波数特性が20Hz〜27kHz。外形寸法は35.56W×114.61H×56.24Dcm、質量が93.89kg(1台)。

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドWILSON AUDIO
  • 型番Sasha Series-2
  • 発売日2014年5月
  • 価格¥4,400,000(ペア・税抜)
【SPEC】●使用ユニット:ウーファー…2×8インチ(20.32cm)ポリプロピレンコーン、ミッドレンジ…7インチ(17.78cm)セルロース/ペーパー・コンポジットコーン、トゥイーター…1インチ(2.54 cm)シルクドーム ●感度:92 dB@1W/1m@1kHz ●公称インピーダンス:4Ω(最低 2.17Ω@90Hz) ●周波数特性:±3dB 20Hz〜27kHz ●推奨アンプ最小出力:20W/ch ●外形寸法:355.6W×1146.1H×562.4Dmm ●質量:93.89kg(1台)