エソテリック、フラグシップモノパワー「Grandioso M1」

2013/10/22 ファイル・ウェブ編集部
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エソテリックは、フラグシップモノラルパワーアンプ「Grandioso M1」を11月中旬より発売する。価格は1,470,000円(1台・税込)。

Grandioso M1

Grandioso M1の背面部

パワーアンプモジュールは瞬間34アンペアの大型バイポーラトランジスターを6パラレルプッシュプルとした3段ダーリントン構成。

質量約18kg、コアサイズ3057VAの超大型トロイダルトランスを採用。エソテリックならではのベアマウント仕様としている。また、トランスの性能を最大限に活かすため、電源部のコンデンサーは3,300μF×12パラレルで構成し、電圧チャージ時間を短くすることでハイスピードな音を実現したとのことだ。このような電源部強化施策により、300W(8Ω時)から2,400W(1Ω時)まで理論値通りのパワーリニアリティを達成し、様々な音量レベルで音楽のダイナミクスを忠実に再現可能だという。

また、増幅段に合計16本のバスバーを使用し出力段のコイルをなくすなど回路のシンプル化を図ったことにより、出力インピーダンスを極力抑えたとのこと。アンプの駆動能力を高め、高いダンピングファクター値を実現。大口径ウーファーも正確な駆動が可能とのことだ。

ノイズ処理にも注力。エソテリック回路設計技術の集大成となるフルバランス入力段を搭載した。入力系統ごとに専用の完全バランス設計バッファーアンプを設け、そこで受けた信号を低インピーダンス・フルバランス伝送。コモンモードノイズを除去し、信号経路でノイズの影響を受けにくくすることで、増幅段まで信号伝送の純度を保ち、優れたS/N感を獲得しているという。またダイナミックレンジの再生も「スペック上の数値以上に大きな感動を約束してくれる」とのことだ。

端子はXLRと、エソテリックオリジナルのRCA入力端子を用意。スピーカーターミナルはWBT社製のnextgen:WBT-0705Cuを採用。導体コア部に純銅+金メッキを使用し、高い導電性能と低い抵抗値を実現したという。

シャーシはエソテリック伝統の2層式構成。2mm鋼板の堅牢な内部構造体は、回路ブロックごとに専用コンパートメント化されており、最適な信号経路での配線と各回路間の相互干渉防止を徹底しているという。ボトムシャーシには5mm厚の鋼板を採用。完全ブロック化した内部構造体を、35mm厚アルミ削り出しフロントパネルと5mmアルミパネルで包囲し、独自のピンポイントフットで4点支持。これにより筐体の高剛性・低共振化を実現しているという。

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  • ジャンルパワーアンプ
  • ブランドESOTERIC
  • 型番Grandioso M1
  • 発売日2013年11月中旬
  • 価格¥1,470,000(税込)
【SPEC】●定格出力:300W(8Ω)、600W(4Ω) ●周波数特性:5Hz〜100kHz(+0dB,-3dB,6Ω) ●S/N比:122dB ●全高調波歪率:0.006%(1kHz,8Ω,300W) ●ゲイン:28dB ●ダンピングファクター:1000 ●入力端子:RCA×1、XLR×1 ●入力インピーダンス:RCA/XLR 1MΩ ●消費電力:520W ●外形寸法:491W×221.5H×535Dmm(突起部含む) ●質量:約62kg