KOTORIシリーズのDJモデルも初登場

【ヘッドホン祭】フォステクス、“磁束密度1テスラ強”の新ヘッドホン「TH600」を初公開

公開日 2012/10/27 15:19 ファイル・ウェブ編集部
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フォステクスは、本日から開催しているフジヤエービック主催のヘッドホン総合イベント「秋のヘッドホン祭2012」にて、来春頃に発売予定のヘッドホン新製品「TH600」を公開した。

TH600


同社のフラグシップヘッドホン「TH900(関連ニュース)」の廉価版となる製品で、TH900と同じく50mm口径のダイナミックドライバーを搭載した密閉型オーバーヘッドタイプのヘッドホン。さらにTH900と同様、ドライバーにはテスラテクノロジーを採用しており、本機では1テスラ強の磁束密度を持たせていることが特徴となる。

外観は漆仕上げを施していたTH900とは異なり、ハウジング部にマグネシウムを採用したブラック仕上げとした。ケーブルは両出し式で、着脱は不可。

ハウジング部にはマグネシウムを採用

イヤーパッド部

上述の通り発売は来春頃を予定しており、価格は10万円以下を想定しているとのことだ。

ヘッドホン祭りの同社ブースでは、本機とヘッドホンアンプ「HP-A8」を組み合わせてDSD音源を使った試聴デモを行っている。

HP-A8と組み合わせてDSD再生で試聴デモ

また、ブース内ではTH900の“Suaraモデル”も展示している。歌手のSuaraとコラボレーションしたモデルで、FIXレコードでの受注を予定している。

TH900のSuaraモデル

そのほかに、同社が展開する“KOTORI”ブランドからも、新製品となる「KOTORI 301」が初公開されている。こちらも来春頃の発売を予定しており、価格は12,000〜13,000円になる見込みとのこと。

KOTORI 301


DJモデルとしてラインナップする製品で、実際にDJの意見を聞きながら開発を行ったとのこと。爆音の中で音をモニタリングするシーンを想定し、本体を完全密閉型としている。内部には40mmドライバーを搭載する。

カッター構造を応用したスライド構造を採用しているほか、筐体部を外してプレイすることもできるようにしている

ヘッドバンド部には、メガネのフレームなどに使われている形状記憶素材とシリコンを組み合わせたものを採用しており、フレキシブルに形を曲げられたりすることが特徴。カッターナイフの構造を応用した新しいスライド構造を備えている。ケーブルジャックは両側とも着脱可能。

他のKOTORIシリーズ同様にヘッドバンドは着せ替えできる

ヘッドバンド部がフレキシブルに折り曲げられるのも特徴

同社ブースでは、そのほかにも1974年に同社が発売した日本初の平面駆動型ヘッドホンなども用意されており、勢力的な展示を行っている。

1974年に同社が発売した日本初の平面駆動型ヘッドホン

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