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楽曲DLや履歴/ステイタス管理が容易に

クリプトン、HQM STORE専用ダウンローダーを11月15日より提供開始

ファイル・ウェブ編集部
2011年10月27日
(株)クリプトンは、同社が運営する高音質音楽配信サイト「HQM STORE」からのダウンロードを簡単且つ効率的に行える専用ダウンローダーを11月15日より提供開始する。

HQM STORE専用ダウンローダー

アルバムを選ぶと、タイトル一覧が表示される。上部の「Download」ボタンをクリックすると、表示中のアルバムが一括してダウンロードされる

対応OSはWindows/Mac/Linux。Adobe AIRをプラットフォームとして利用する。日本の高品質音楽配信サイトとして専用ダウンローダーを用意するのはHQM STOREが初とのこと。

専用ダウンローダーを使うことで、これまでひとつひとつダウンロードする形式であった複数トラックのダウンロードを、簡便に行うことができるようになる。「フリーのダウンロードマネージャーソフトを使えば同じことができるが、設定や使用方法が複雑でPCスキルが必要となる」(同社樋泉氏)。

ダウンロードされた音楽は、Windowsの場合は「My Music」、Macの場合は「ユーザー」の下にある「ミュージック」フォルダに自動的に保存される。

また、ダウンロードのステータス(ダウンロード完了/ダウンロード中/進行状況など)を確認することが可能。ダウンロードした曲の履歴が一覧で残るほか、保存された先の情報も併記されるため、PC内のどの場所に曲データがあるかが分かりやすくなる。さらに、ダウンロード中に不具合があった場合も、ダウンロードに失敗した曲/再度ダウンロード可能な曲/48時間以上経過し、再ダウンロード対象外となった曲などがすぐ分かるようになっており、検証を簡単に行うことができる。

ダウンロードステータスなどを簡単にチェックできる

ダウンロード履歴も表示可能。保存された場所も一目で確認できる

もちろん、これまでどおりブラウザからのダウンロードやフリーのダウンロードマネージャーソフトの使用にも対応するため、インターネット環境などにより最適な方法を選ぶことができる。

同社HQM事業室長の樋泉氏は「2009年にHQM STOREをスタートした時は『まずはフリーソフトを使ってもらおう』ということで、専用ダウンローダーは用意しなかった。しかし、昨今ユーザー層の変化を感じている。昨年春までは非常に専門的な内容の問い合わせが多かったが、この頃はPCについての初歩的な質問も増えてきた。ユーザー層の裾野が広がってきたことの現れだと感じている。こういったことを受け、さまざまな方が簡単に使えるソフトが必要ではないか、と考えて今回専用ダウンローダーをリリースするに至った」とした。


クリプトン 濱田正久社長
同社の濱田社長も「これからは、タイトルのクオリティは勿論、サイトの使いやすさも大変重要なユーザーサービスになってくると考えている。ハイレゾ音源を聴いてみたいと思っているのにダウンロードの仕方が分からず諦めてしまった、というのでは残念だ。そして、今後複数の配信サイトで同じタイトルを扱う事例も増えてくると思うが、そういった際も”使いやすさ””ダウンロードのしやすさ”は大きなアピールポイントになると思う」と語っていた。


■9月より配信スタート「MEISTER MUSIC」レーベル自慢の真空管マイクが登場

また、9月より配信スタートした「MEISTER MUSIC」レーベル主宰者の平井義也氏が登場。世界で数組しかないという真空管マイク“Eterna Musicae”とともに同レーベルの音源をアピールした。

マイスターミュージック 平井義也氏

「ここのところ複数マイクでマルチポイント録音を行う例が増えているが、マイスターミュージックは人間の耳と同じ2つのマイクでワンポイント録音をするというシンプルな構成を取っている。デットリック・デ・ゲアール氏手作りの真空管マイクは、これだけでホール自体の空気感まで十分に録ることができるので、ホールのいちばん良い席で聴いているような音をお楽しみいただけるはずだ」と語る平井氏。

デットリック・デ・ゲアール氏手作りの真空管マイク

同氏が録音の際こだわっているのは「楽器以外の振動をなくす」ということだそうで、そのためにさまざまな工夫を凝らしているのだという。

「マイクを支えているマイクバーはM2052制振合金で造られており、マイクスタンドには共振止めをしている。脚の部分には磁石式インシュレーターを使い、しっかりと固定している。また、マイクとマイクアンプ間のケーブルは6Nのケーブルを使用し、高密度な伝送を行えるのが特徴だ。デジタル化した信号はSSDに保存している」

脚の部分には磁石式インシュレーターを使用

制振合金を使用するなど、振動対策に気を配られている

平井氏は「録音は96kHz/24bitで行っているが、ハイレゾ音源の場合、録音の際かなり細かい配慮をしないと良い音を実現できないと考えている。空気の振動、演奏家の音の信号をしっかりと拾い、ディテールまで録りこみ、演奏会のニュアンスや音色の違いなどをお届けできればと考えている」と締めくくった。

なお、今後は「シャコンヌ〜J.S. バッハ作品集 1〜」(福田進一/ギター)、「バキアーナス・ブラジレイラス〜チェロ・アンサンブル作品集〜」(ラ・クァルティーナ/チェロアンサンブル)など、最近の録音を中心にHQM STOREでの配信を行っていく予定だという。

クリプトンの濱田社長も「マイスターミュージックは、かねてより音源の提供をお願いしていたレーベル。HQMでは現在147タイトルを配信しているが、今年度内には200タイトルまで拡充したいと考えている」と語った。

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