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各種既存モデルとの聴き比べも

【ハイエンドショウ】スペックからデジタルプリメインアンプ試作機/バラッドから独ブランドの旗艦モデル「ME800K」

ファイル・ウェブ編集部
2010年10月09日
ハイエンドショウトウキョウ Fルームにて出展されているブースの中から、スペック(株)と(株)バラッドのレポートをお届けする。

■スペック(株)

スペック(株)は、デジタルプリメインアンプ「RSA-F1」(関連ニュース)と、同機に準ずる「RSA-V1」の2機種を出展。RSA-V1は参考出品としての展示となり、底板部分などに変更の可能性を残すが、現段階で11月下旬の発売を予定している。価格は50万円前後を想定しているという。


スペックのブース


「RSA-V1」

「RSA-V1」
RSA-V1は、スイッチングデバイスの構造や本体アルミシャーシの採用、フロント部の設計、シナ材のアンダーベースとイタヤカエデのインシュレーターなど、金属と木材によるハイブリッド筺体を採用した点はRSA-F1に同じ。これによりRSA-F1と変わらない音の抜けを追求し、押し出し感の強さを実現した。端子部分にロジウムメッキを採用するなど細部のパーツを変更することで低価格化を図ったモデルだ。


「RSA-V1」のインシュレーター

「RSA-V1」の背面端子部。RCA端子はロジウムメッキを採用

RSA-F1が弦楽器の響きの再現などクラシック音楽の再生を得意とするのに対し、RSA-V1は低域の再現能力を高め、ジャズやロックの再生を得意とするとのこと。また同社説明員は「私たちは、"音"ではなく、"音楽"を楽しむためのアンプとして、ユーザーが疲れずに長く聴いていられる製品であることを念頭に置いている」と同社製品に関する開発姿勢を語った。

今回、同社ブースではRSA-F1をメインに試聴デモを行っている。スピーカーはB&Wの「802」、CDプレーヤーはTAD「TAD-D600」を使用。試聴ソースは、ヒラリー・ハーン、ハーブ・アルパート、ジェーン・モンハイトなどの幅広い音源を用意している。


「RSA-F1」

また、リアルサウンドプロセッサー「RSP-101」(関連ニュース)も準備され、同機を使用する場合と使用しない場合の聴き比べも行われている。会場にはそのほか、TAD「CR1」、Rogers「LS3/5a」の各スピーカーを用意。日程によってはそれらの機器も使用し、異なるスピーカーでの聞き比べも想定されているとのこと。


「RSP-101」

同社製オリジナルラックを使用した展示となっている

なお展示には、今回のハイエンドショウに合わせて制作された同社のオリジナルラックが使用されている。まだ試作の段階だが、今後販売することも検討しているという。

■(株)バラッド

バラッドは、独MUSIKELECTRONIC GEITHAIN社の新製品となるパワードスピーカー「ME800K」「ME803KS」2機種を展示。同ブランドの製品は坂本龍一氏もツアーで使用しており、今年5月のハイエンドショウで展示された「ME100」「ME150」の上位機種にあたる。発売時期や価格は未定。


バラッドのブース

聴感のフラットさや、ソースの音をそのまま再現する素直さといった同社製スピーカーの特長はそのままに、これまで同社が培ってきた技術をパワードスピーカーに集約。業務用スピーカーに使用されてきた技術をコンシューマー向けモデルに投入し、日本市場へ広めていく考えだ。


「ME800K」(左)と「ME803KS」(右)
フラグシップモデルとなるME800Kは、38cmサブウーファー、38cmミッドロー、16cmスコーカー、2.5cmトゥイーターをマウントする4ウェイ方式。なお、トゥイーターは同軸上に同じものを3つ配置し、低域のパワーに負けない高域再生を狙っている。ME803KSは、26cmのウーファーを2つ搭載する「デュアルウーファー構造」を採用した3ウェイスピーカー。ME800Kと同様、トゥイーターを同軸上に3つ配置している。両機種とも500Wのパワーアンプを4つ内蔵する。

今回、バラッドのブースでは上記2機種のほか、ME100とME150を併せた4種のスピーカーを展示。ME800K/ME803KS/ME100の試聴デモを行っている。CDプレーヤーはエソテリック「SA50」を使用。


今回のデモで使用されている機材
なおME100の試聴には、近日中の発売を予定する同社のオリジナルブランド"sonoba"のプリアンプ「9000S」と、トライオードのパワーアンプ「TRV-35SE」を使用。ME800K/ME803KSの試聴はアッテネーターのみを使用して行われている。

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