Nmodeは新DAC/パワーアンプも

【ハイエンドショウ】Nmode「売らない」レファレンススピーカー/デモ充実の逸品館、AIRBOW新製品も多数

公開日 2010/10/08 21:52 ファイル・ウェブ編集部
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本日から10日まで行われている「ハイエンドショウトウキョウ2010」。本項では、Eルームを独占している逸品館と、Jルームにブースを構えるリリックの出展内容を紹介する。

■リリック

Nmodeブランドのオーディオ機器を開発・販売するリリックは、10月に発売したばかりの1ビットデジタルアンプ「X-PM2F」を展示。24.5MHzの高速サンプリングを行うプリメインアンプで、ベースモデルの「X-PM2」のRコアトランスの電源容量を向上させた。価格は14万円(税込)。

上:「X-PM10」 下:「X-PM2F」

さらに、10月中旬に受注生産を開始する1ビットデジタルアンプ「X-PM10」も展示。本機も24MHzのオーバーサンプリングを行うモデルで、5次シグマデルタ変調回路を搭載。基本はラックマウントタイプだが、形状変更やパワーアンプ化、LEDのカラー変更など、要望に応じて様々なカスタマイズが可能だという。基本構成品の予価は33万円(税込)。

そのほか、プリアンプとしても使えるリモコンボリューム付きのDAC/DDC「X-DP1」、ステレオパワーアンプ「X-PW1」も参考出展。両機は筐体サイズを揃え、ペア使用を想定している。なおプリアンプは15万円程度、パワーアンプは10万円程度の販売が予想される。

リモコンボリューム付きのDAC/DDC「X-DP1」

ステレオパワーアンプ「X-PW1」

リリックで話題となっているのは、「販売予定がない」というスピーカーだ。同社製品の音質をチェックする際のリファレンススピーカーとして開発したモデルで、エンクロージャーには、航空機用のジュラルミン「7075」を削り出しで採用。ジュラルミンだけでは鳴きが発生するので、これを抑えるために、内部には「リン青銅」なども用いている。

ジュラルミンを使用した同社のレファレンススピーカー

この製品を一部店舗でデモしたところ、ネットで話題となり、ぜひ売って欲しいという声が上がっているのだという。現在のところ販売予定は無いようだが、同社では「もし売るならペアで130〜140万円程度になるのではないか」と語っていた。

底部にバスレフダクトを用意

背面にある出っ張りは前後の重量バランスを整えるためのもの

■逸品館

逸品館は、広大なEルームを一社で独占。大量の製品群を持ち込み、期間中、アクセサリーの聴き比べやAIRBOWブランドの新モデル試聴、ネットワークオーディオの体験イベント、クロックジェネレーターや日立Woooにも搭載されている「CONEQ」体験イベントなど、様々なデモを連続して行っている。なお、同社のイベントの内容はUstreamによる中継も行われているので、参加できないという方はこちらもチェックしてみよう。

大量のスピーカーを使って様々なデモを展開

AIRBOWの新製品では、マランツ製品をベースにした製品群を展示。なお、先日発表されたマランツのDLNA対応AVアンプやネットワークオーディオプレーヤーをベースにした製品についても、年内から来春にかけて順次発売していくという。

デモでは、NXTブランドのトゥイーターをベースにした「CLT 3」の効果も体験できる。同製品は、年内には最終モデルの「CLT-3 final」も発売となる予定だ。

NXTブランドのトゥイーターをベースにした「CLT 3」

ネットワークオーディオ関連では、USBケーブルによる音の違いを体験できるデモを展開しているほか、CDプレーヤーからの直接再生とリッピングしたデータ再生の聴き比べも行っている。

また、AIRBOWのデジタルプレーヤー旗艦機「UX1SE/Limited」を使い、同社が推薦するクロックジェネレーター、Antelope Audio OCXの効果のデモも行っている。

Antelopeのクロックジェネレーターの効果も体験できる

ヘッドホンリスニングの高音質化にも取り組んでいる

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