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開発担当アンドリュー氏が解説&デモを実施

【CES】TAD「D600」など3機種をアメリカで初披露!多くのファンが称賛

季刊・オーディオアクセサリー編集部・樫出
2010年01月08日
CESで日本のブランドがブースを持つことは少なくなってきたものの、日本ハイエンドの雄であるTADは今年もブースを構えている。


今回のデモンストレーションセッティング。もちろん3つの新製品とTAD R-1を核にしている
TADは、日本で2009年末に弩級パワーアンプ「M600」と小型リファレンススピーカー「CR-1」を発売。また矢継ぎ早に11月には、これまた弩級デジタルプレーヤー「D600」を発表し(関連ニュース)、多くのハイエンドオーディオファイルの心をつかんだが、この3モデルともアメリカでの正式なお披露目は本日が初となり、初日からたくさんの来場者が訪れていた。

例年のように、TADスピーカーの音に深くかかわる、アンドリュー・ジョーンズ氏の解説が行われ、今再現できる最上のソースを用意してデモンストレーションが行われていた。


M600の後にあるのが、今回用意されたハイエンドNASであり、ここからバランス出力で、D600に音楽データが送られている。その上にはオープンリールデッキも

PCが用意されているが、コントローラーとして使っているだけである
ソースとしては、「D600」を使ったCDとSACD、そしてPCをコントローラーとし、ハイエンドNASにストレージされたハイレゾリューション音楽データ(最高レート192Hz/24bit)、そしてオープンリールテープによる音楽ソフトである。ちなみにストレージされた音楽データは、NASに組み込まれたオーディオ用サウンドボードを経由して、デジタルバランスとして出力、これを「D600」のデジタルインに送り、「D600」をDACとして活用するというもの。今回の「D600」のデジタル入力は192Hz/24bitまで対応しているという。


さりげなく脇にM600の鋳鉄ボード部(35kg)が置かれていた。持ち上げようとした来場者は、その重さにビックリ!
また、プリアンプとしてはVTLの「TL-2.5」を組み合わせ、パワーアンプは「M-600」、本日の試聴は「TAD Reference One」で行った。そのサウンドは、「音展」で試聴したものと比べ、はるかにのびのびと雄大なものだった。ハイレゾリューションデータの再生は、広いレンジを保ちながら、解像度が非常に高く、かつ制動の効いたダイナミックな再現性を実現。また、従来のCDソフトでも、かつて聴いたことのないような瑞々しいサウンドを聴かせてくれた。

PCオーディオが浸透しつつある中、このように優れたDACを搭載し、かつ聴きなれたCDも新鮮に聴くこともできる「D600」は、すでに大きな話題となっており、アメリカでも予約が入っているという。

順調な滑り出しを見せたTADの新製品群は、このCESで大きな目玉のひとつといえるだろう。

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