2way構成のカラフルなブックシェルフ

フォステクス、HR形状アルミ合金振動板ウーファー搭載のスピーカー「GX100」を発売

公開日 2009/01/23 12:02 Phile-web編集部
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フォステクス カンパニーは、金属素材の振動板を用いたウーファー、トゥイーターを搭載したブックシェルフタイプのスピーカー「GX100」を2月25日に発売する。価格は税込で1本49,875円。


GX100
本体カラーバリエーションはダークブラウン、ワインレッド、ハニーイエローの3色が揃う。

本機には昨年発売されたフロアスタンドタイプの「G2000」に搭載された純マグネシウムHRスコーカーの技術を活かして開発された、アルミニウム合金をHR形状に成形した振動板を搭載する。HR(HP ROTATION)は、建築構造力学の分野で知られるHP(HYPERBOLIC PARABOLOIDAL)形状に改良を加え、円周方向に回転を加えたものを言う。本形状は内部応力として剪弾力のみを働かせながら、曲げ応力を発生させないことで、軽量かつ高剛性の性質が得られ、内部損失の少ない金属材料に最適な形状であるという。また分割振動による共振を分散させ、高伝搬速度振動板の音質のメリットが最大限に発揮できることと、高密度で癖のない素直な基音帯域再生が可能になる点が特徴となる。

低音再生はエンクロージャーとネットワークを最適化し、クラスを超えた能力を実現。明瞭なアタックと厚みのあるベース音を再現する。

高域の再生用には20mmリッジドーム形状マグネシウム合金振動板トゥイーターを採用。マグネシウム合金を稜線を持つドーム形状に成形することにより、ウーファーと同様に分割振動による共振を分散させ、高伝搬速度振動板の音の良さが最大限に発揮されるという。

キャビネットは楠とユーカリを交互に貼り合わせ、高強度で振動減衰の自然な響きを持つ音響専用合板を開発、本機では裏板をMDFとし、さらに各部の板厚を最適化している。ユニットが強固に保持されることで、音の明瞭度が高まり、響きの豊かな音質を獲得させている。外装はメープル天然突き板を用い、光沢塗装で仕上げている。

Gシリーズと同じMIDコントローラーを本機にも採用する。聴覚の最も敏感な帯域付近の1.6kHz〜6kHzを「+1dB〜-2dB」の範囲で微調整することにより、再生環境の変化や多様な嗜好にも適応できる特性を持たせている。

ネットワーク部は空芯コイルと高音質フィルムコンデンサーで構成される。トゥイーターの直列コンデンサーにはG2000で開発した銅・銀合金同芯撚り線を引き出し線として使用した新開発のフィルムコンデンサーを採用。入力端子は接点損失の少ない銅削りだし金メッキターミナルとしている。また内部配線には銅・銀合金同芯撚り線を用い、接点は金メッキスリーブによるカシメ接続を行って、音質の劣化を防いでいる。

【問い合わせ先】
フォステクス カンパニー
TEL/042-546-6355

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  • ジャンルスピーカーシステム
  • ブランドFOSTEX
  • 型番GX100
  • 発売日2009年2月25日
  • 価格¥49,875(1本・税込)
●形式:2ウェイ・バスレフ ●出力音圧レベル:82dB/W(1m) ●再生周波数帯域:55Hz〜45kHz(-10dB) ●ユニット:20mmマグネシウム合金TW(高音用)、10cmHRアルミニウム合金WF ●インピーダンス:6Ω ●外形寸法:160W×262H×225Dmm ●質量:5.6kg