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<CES2007:TAD>待望の新フラグシップ「TAD-Reference One」ほぼ完成型をデモ

2007年01月12日
TAD(Technical Audio Devices)は、将来のオーディオ環境を見据えて開発された、パイオニアのプロフェッショナルスピーカーブランド。

そのTADのプロフェッショナルオーディオ技術を投入して、究極のコンシュマー用スピーカーシステムとして登場したのが、2003年のTAD-M1だった。その、「音像と音場を高次元で両立したスピーカー」のコンセプトの良い部分を受け継ぎながら、さらに完成度を高めて新技術を盛り込み、2007年にコンシューマー用の第2弾として登場することになったのが、TAD-R1である。


TADスピーカーの民生機の新しいフラグシップ、TAD-Reference One

TAD-Reference Oneについての説明を行う、アンドリュー・ジョーンズ氏

会場ではTAD-Reference Oneを5台セットして、ピュアオーディオの2ch再生と5.1ch再生がデモンストレーションされた
試作機は、A&Vフェスタ2006で「TAD Reference One」として試作機がお披露目(関連記事)されていたが、今回は、そのほぼ完成型といえる最終モデルが展示され、TADのトータルコーディネート及びスピーカーシステム設計を担当するアンドリュー・ジョーンズ氏の説明を交えながら、デモンストレーションが2chおよびマルチchにて行われた。

使用ユニットは、同軸CSTと25cmウーファーで、M1と同様だが、スピーカーキャビネットやネットワークに新たな工夫を盛り込んだ結果、ユニットの性能を従来機以上に発揮させることを可能にしているのが、大きな進化のポイントとなる。

トゥイーターとミッドレンジのネットワークは、ターミナルを兼ねた27mm厚のアルミ押し出し材に固定。ウーファーのネットワークは別位置の側面下方に固定されている。


心臓部のCST(Coherent Source Transducer)同軸ユニット(16cm)は、ミッドレンジ、トゥイーターともにベリリウム蒸着が行われたタイプ

ウーファー(25cm)は、アラミド繊維と発泡アクリルをサンドイッチさせた3層構造。磁束密度の最適化を図るFGMS磁気回路を採用


サランネット(ユニットガード)を取り付けたTAD-Reference One

TAD-Reference Oneのネットワーク。特注コンデンサーなどの高品質パーツを使用。同軸ユニットとウーファーのクロスは250Hzで、CSTユニットの広帯域を十二分に生かした設計

端子部分のターミナルには、新たに起こしたオリジナル設計のものを採用
キャビネットは船の底のように横に桟の入った強化構造で、側板は50mmのMDF、フロントについては最大137mm厚とし、M1よりも重いキャビネットとしている。つき板はポメラサペリ(マホガニーに近い)を採用。キャビネット全体は、PIONEERの3ウェイスピーカーシステムS-1EXで採用の「パーフェクトタイムアラインメントデザイン思想」を取り入れ、全てのスピーカーからの到達時間を合わせ、さらにユニットの重心を取っている。

ダクトには独特の形状で、設置した床面からの影響を少なくした「エアロダイナミックポートシステム」を採用し、また、ボトムプレートは航空機用の10mmのアルミ合金素材を配置。支持方式は3点支持のスパイクで、2種類の角度のものを用意し、付属する。なお、キャビネットの仕上げは一種類が予定されている。

(オーディオアクセサリー編集部・中野)

ces2007

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