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公開日 2026/04/21 11:00
RGB Mini LEDバックライトは広色域/広視野角/高コントラストを実現

レグザ、100型から65型まで揃えたRGB Mini LED液晶テレビ「ZX1」「ZX2」

編集部:長濱行太朗

TVS REGZAは、「RGB Mini LEDバックライト」を採用した4K液晶テレビ “ZX1シリーズ” “ZX2シリーズ” を5月29日に発売する。価格はオープン、ラインナップと想定される税込実勢価格は以下のとおり。


<ZX1シリーズ>
・100型 「100ZX1S」 1,980,000円前後
・85型 「85ZX1S」 1,320,000円前後



「100ZX1S」



ZX1シリーズ


<ZX2シリーズ>
・75型 「75ZX2S」 770,000円前後
・65型 「65ZX2S」 550,000円前後



「75ZX2S」



ZX2シリーズ


同社は、2025年12月に国内で初めて「RGB Mini LEDバックライト」を搭載した116型の4K液晶テレビ「116ZX1R」を発売したが、今回発表したZX1/ZX2シリーズは、「RGB Mini LEDバックライト」採用の第二弾モデル。レグザ史上で最も色鮮やかな高画質を実現すると謳っている。116ZX1Rは併売となる。



TVS REGZAは、「大画面フラグシップモデルはRGB Mini LEDの時代に」とスローガンを打ち出した


116ZX1Rをリリースした際、「ほかのインチサイズへの展開がほしい」と、オーディオビジュアルファンからの声が多く寄せられたこともあり、ZX1/ZX2シリーズを市場に投入することで、100型から65型までのラインナップ拡充を実現したという。ZX1シリーズとZX2シリーズに投入されている技術については、スピーカー構成などで違いがあると明かした。



ZX1シリーズとZX2シリーズの登場で、RGB Mini LED液晶レグザが100型から65型までサイズ増


ZX1/ZX2シリーズには、共通して2026年度版の「RGB Mini LED液晶パネル」が導入されており、バックライトにR(赤)/G(緑)/B(青)を独立駆動で発光させる「直接発光型 RGB LED」を使用した、「RGB Mini LEDバックライト」を搭載。加えて、「4K倍速ワイドアングル液晶パネル」、表面に「低反射ARコート」組み合わせた液晶パネルとなっている。



2026年度版の「RGB Mini LED液晶パネル」を搭載。レグザ史上最高の色鮮やかさを実現




RGB Mini LEDバックライトを使用する3つのメリットを明かした


TVS REGZAは、「RGB Mini LED液晶パネル」の高画質に関連するメリットとして、「広い色域でリッチな色彩」「広視野角」「高コントラスト」新たに3つの効果を挙げた。


広色域について、RGBの各色が独立したRGB LEDの波長特性によって色の純度を高めることができるため、白色や青色LEDバックライトよりも、色域の拡大が可能になったという。また、色再現範囲を、従来モデル「75Z875R」と新モデル「75ZX2S」で比較した場合、115%の広色域化に成功し、自然界の豊かな色彩から夜景のニュアンスまでリアルに再現するとしている。



「直接発光型RGB LED」を採用することで、色純度の高いリアルな再現を成し得ている


液晶テレビは、画面を斜めから見た際に色が抜けたり、白浮きすることが課題としてあったが、RGB Mini LEDバックライトは、光源自体にRGBの色があるため、色抜けや白浮きを低減でき、それが広視野角に繋がるという。また、ハロー現象も目立ちにくくなるように改善するようだ。


従来の量子ドットMini LEDでも、量子ドットと液晶カラーフェイルターを用いて、バックライトの白色光をフィルターでカットしていたので、どうしても光漏れが起きていたが、RGB Mini LEDの場合は不要な色の発光を低減して、必要な色で発光し、そこに液晶&カラーフィルターを加えるため、正面も斜めもからも鮮やかな色を表現できると、開発担当者も解説する。


RGB Mini LEDバックライトは、先述したとおりRGB各色を独立して駆動可能なため、不要な色の漏光が抑えられ、液晶カラーフィルターによる調光も少なくできることから、色の明部と暗部のコントラストが向上されると説明してくれた。



RGBを独立して発光させることができるため、バックライトだけでも映像の内容がわかる




実際にRGB Mini LEDバックライトを間近で撮影してみると、しっかりとR/G/Bが個々に光っているのが確認できた


第三者評価機関による定量評価結果も公開。量子ドット技術を搭載した4K液晶テレビ「65M550R」と新モデル「100ZX1S」を比較すると、最大輝度が約10.2倍(3,810nits)、BT.2020のカバー率が約1.5倍(面積率 104%、カバー率93%)、カラーボリュームが約1.728倍、コントラスト比が約254倍(281,776:1)と、各数値が大幅アップしていることが明らかになった。



RGB Mini LEDバックライトによる効果を、第3者評価機関の定量評価結果を用いてアピール


RGB Mini LEDバックライトになることで、従来の単色バックライトよりも、非常に緻密なバックライトコントロール技術が求められる。それを叶えてくれるのが、AIを用いて映像分析し、被写体の色、輝き、質感までリアリティ高く描くための高画質処理を可能にする「レグザエンジンZRα」(2026年度版)だ。



広色域映像再現テクノロジーが導入された最新世代の「レグザエンジンZRα」(2026年度版)を導入


例えば、音楽ライブでは、ステージを演出するレーザー光の透き通るようなピュアな色を、RGB Mini LEDバックライトを緻密にコントロールすることで適切に再現し、アーティスの顔や身体をAIで検出して、自然な肌色や衣装の質感をリアルに表現するといった、高画質処理を「レグザエンジンZRα」で実現する。


夜景など自発光を中心するシーンは、RGB Mini LEDバックライトによる色再現性の高さを活かし、自発光の光の鮮やかさをリアリティ豊かに再現。太陽の陽が被写体に当たっているような反射光が中心のシーンは、最明理論に基づいてAIで輝度と彩度をコントロールすることで、濃密な色の美しさを表現するという。



夜景の灯りなどの自発光や自然光、そして音楽ライブのレーザー光から人肌の明るさ具合まで的確に再現する




「レグザエンジンZRα」によってRGB Mini LEDバックライトを緻密にコントロールすることができる


コントラストに関連する部分では、「RGB輝度ブースト」機能を「レグザエンジンZRα」で制御。明部エリアはLEDの点灯時間と電流を最大化してリアリティのある輝きを再現し、暗部エリアは近傍に輝度の高い部分があっても、LEDの点灯時間と電流を大幅に抑制することができるため、引き締まった黒を表現できるとのこと。高いピーク輝度と引き締まった黒表現の両立を成し得ている。



エリアごとにRGB LEDの点灯時間、電流のダイナミックに制御可能な「RGB輝度ブースト」を投入


「AIコントラスト高画質」では、映像の各ゾーンの輝度をAIで分析、コントラストをゾーン単位で調整できる。そのため、明るいゾーンでは輝度を上げて光の煌めきを表現し、それほど明るくないゾーンでは中間ガンマを上げることで、暗部が潰すことなくしっかりとディティールを確保すること可能になるため、さらなる高コントラストな映像を再現できるとしている。



AI解析技術を用いてゾーン単位でコントラストを調整する「AIコントラスト高画質」も導入された


AIによって映像のさまざまなシーンを解析し、適した高画質処理を施すことができる「AIシーン高画質PRO」を採用。音楽ライブでは照明や演出のレーザー光の眩しさを再現しながらもハレーションを低減した映像、夜景シーンでは小さな光のひとつひとつの煌めきや引き締まった黒の再現、花火/星空の映像では、ノイズを抑えながらも光を的確に再現することが可能となっている。



「レグザエンジンZRα」のAI解析によって、さまざまな映像シーンに最適化された高画質処理を施せる


併せて、会場のライトが強く当たる格闘技などリング競技の映像においては、照明のハレーションを抑制して選手の躍動感をしっかりと再現し、アニメ作品では目立つノイズを的確に低減して、リアルな輪郭描写を表現することができることも、「AIシーン高画質PRO」による大きなメリットだ。



映像モードには、おまかせAI/あざやか/標準/放送プロ/映画プロ/ゲーム/パソコン/モニターを用意


高音質技術には、ZX1/ZX2シリーズともに「重低音立体音響システム ZIS」を搭載する。ZX1シリーズは、2ウェイメインスピーカー/センタースピーカー/2ウェイトップスピーカー/2ウェイサイドスピーカー/重低音バズーカによる24個のスピーカーを導入しており、最大出力140Wのマルチアンプで駆動させている5.1.2chシステムとなっている。重低音バズーカには、フォースキャンセリング方式と専用スマートアンプを内蔵。



高音質技術には「重低音立体音響システムZIS」が採用されている


ZX2シリーズは、2ウェイメインスピーカー/センタースピーカー/2ウェイサイドスピーカー/トップスピーカー/重低音バズーカによる13個のスピーカー構成で、最大出力150Wのマルチアンプを搭載。重低音バズーカは、バスレフ方式を採用している。また、Dolby Atmosの再生をカバーする。


音質調整機能に新しく追加されたのが「マルチバンドイコライザー」機能。従来までは5バンドまでだったのが、新たに20バンドまで調整できるようになった。60/140/230/320/450/650/1k/1.3k/1.7k/2.2/3k/4k/5k/6k/7k/9k/11k/14k/17kのバンドを備えており、緻密な音質調整に応えてくれる仕様に大幅進化した。



音質調整機能として、新たに20バンドのマルチバンドイコライザーを使用できる


ZX1/ZX2シリーズには、低音/高音を独立してラウドナスをコントロールすることができる「ラウドネスコントロール」も新導入された。設定メニューの「ラウドネス補正」から、低音域と高音域をきめ細かく調整可能になっている。



ZX1/ZX2シリーズには、低音/高温の補正ができるラウドネス補正も投入


2026年度の新レグザは、同社のサウンドバーのレグザサウンドシステム「RA-B500」「RA-B100」と連動したサウンド機能「新シンクロドライブ」も採用。レグザ本体のオーディオシステムと、レグザサウンドシステムの音を同時に再生することで、重低音から高音まで迫力のサウンドを実現している。



同社のサウンドバーとレグザ本体のオーディオシステムを組み合わせて音を出力する機能「新シンクロドライブ」が追加された




メニュー画面の「スピーカー出力切替」から「シンクロドライブ」が選択できるようになった


さらに、サウンドバーのみでは、テレビの下から音が鳴っている印象が強くなってしまうが、サウンドバーに中域から低域、テレビ側に高域を再生させることで、テレビ中央から高域成分が聴こえるため、人物のセリフなどがしっかりと画面の高さから聴きとることができる再生も実現。Dolby Atmosの再生は、「新シンクロドライブ」使用時は不可となる。


生成AIによるレグザインテリジェンスの機能も進化させている。新たに追加されたのが「プロフィール切替」機能。ざんまいスマートアクセス/録画リスト/番組ガイドの項目で「プロフィール切替」ができるようになっており、家族それぞれが好みのジャンルなどを登録可することで、プロフィール毎に好みや視聴履歴に合わせた映像コンテンツの表示が可能となった。プロフィール登録は4人まで対応する。



レグザインテリジェンス機能に、「プロフィール切替」機能が加わった




最大4人まで登録可能となっており、「みんな」を含めて5つのプロフィールが選べる


さらに「プロフィール切替対応AIボイスナビ」も投入。レグザがユーザーの声を識別して、プロフィールを切り替えられるようになった。よりユーザー毎にパーソナライズされた視聴体験を楽しめるという。


「ダブルウインドウ」機能も進化。放送番組/HDMIと放送番組の組み合わせだけでなく、新たに録画番組の再生にも対応。さらにYouTube/AirPlayなどのネット動画も組み合わせた2画面表示をカバーする。YouTubeは左右どちらか一方のみ画面表示が可能で、AirPlay/ミラーリングの画面はスマでも操作ができるとアピールした。


「画面サイズセレクト」では、大画面のテレビでも、好みのサイズで調整することができる。たとえば、85型モデルでも、表示サイズを65型や55型、または43型などに表示サイズをカスタマイズ可能だ。また、画面の高さ、位置も3段階で調整できる仕様になっている。



「画面サイズ調整」機能を採用。映像コンテンツによって見やすいサイズに切り替えることができる


100型は85 - 43型、85型は75 - 27型、75型は65 - 24型、65型は55 - 24型のサイズ調整範囲を設けている。


「ざんまいスマートアクセス」「ゲーミング2画面」「シーンリスト」といった、スマート機能も備える。タイムシフトマシンは非搭載。VODサービスは、YouTube/Prime Video/Netflix/Disney+/NHK+/U-NEXT/ABEMA/TVer/FOD/hulu/DAZN/Net-VISIONなど、多数のサービスに対応しており、付属リモコンには12個のVOSサービス・ダイレクトボタンを備える。


ZX1/ZX2では、搭載されたHDMI端子が全てver 2.1に対応したことも注目ポイント。どのHDMI端子でも144Hz入力に対応するため、ゲーム機などもさらに接続しやすくなった。加えて、HDMI端子2のみだが、ARCによるPCM出力が192kHz/24bitまでカバーしている。



HDMI端子を4基搭載しているが、すべて2.1規格に対応したことも大きなトピック


メディア向けの新製品説明会では、取締役副社長 石橋泰博氏が登壇。2026年は、レグザブランドが誕生してから20周年の年にあたるという。


「我々は常に新しい技術を使って、高音質・高画質の追求に邁進し、併せてレグザが暮らしに心地よく溶け込む存在となることを目指して、製品を開発してきた。コーポレート・アイデンティティとして掲げている『Real, beyond imagination』、皆様の想像を超える映像体験を今後も提供できるように、レグザはこれからも邁進していく」と、20周年を新たなスタートラインとして捉え、今後の意気込みを語ってくれた。



2026年でレグザは誕生20周年を迎える。今後の動向にも期待が高まる




取締役副社長 石橋泰博氏



ブランド統括マネージャー 本村裕史氏





R&Dセンター 副センター長 山内日美生氏



シニアプロダクトマネージャー 槇本修二氏



 

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