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<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】ハイファイ性能が向上、オーディオテクニカのフォノケーブル「AT-TC300」

公開日 2026/04/20 06:30 園田洋世
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今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。4月は「アナロググランプリ」受賞モデルをセレクトする。今回はオーディオテクニカのフォノケーブル「AT-TC300」をチェック!

audio-technica フォノケーブル「AT-TC300/1.2」(オープン価格、オンライン直販価格 16,500円/1.2m/税込)※コネクタはRCA-RCAのみ

ノイズフロアが下がりヴォーカルが明瞭に

オーディオテクニカのフォノケーブル「AT-TC300」。静電容量を抑えてVM/MMカートリッジとの親和性を高めているのが最大の特徴だ。もちろんMCカートリッジにも対応する。

試聴には同社のレコードプレーヤー「AT-LP7X」を使用した。カートリッジは同機に付属するVMカートリッジ「AT-VM95E BK」である。

アナログプレーヤー「AT-LP7X」(オープン価格、公式オンラインサイト価格は132,000円/税込)を組み合わせてテスト 

一聴して明らかに付属品グレードのケーブルよりハイファイ性能が向上する。この価格でこの高性能は凄い。

「AT-LP7X」に標準で付属するフォノケーブルから差し替えてテスト

ノイズフロアがとにかく低い。グラシェラ・スサーナ『76/45』で冒頭のギターが粒立ち良く、ヴォーカル音像が明瞭なのは、音場の暗騒音が静まったのが大きいだろう。そして混濁して音像が散りがちだったフルートがクッキリと他の楽音から分離している。

エッジを不用意に立てない形で解像度も高まるので、パイヤール指揮、パイヤール室内管『ドビュッシー:小組曲他』は管弦ともにきめ細かさ・繊細さを増して、このアルバムの抒情的な音調が聴き手にストレートに伝わってくる。

音色の温度感が中庸なのもいい。ケーブルを付属品からグレードアップする意義を強く感じられるだろう。

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