コイン形電池、「BR」の代わりに「CR」を使っても大丈夫？

電源にコイン形電池を使うデジタルガジェットが電池切れ、新しいものを買ってこようと電池を見たら「BR」。しかし店頭を探してみるとそこにあるのは「CR」。後に続く数字が同じだから使えそうな感じはするけれど、まったく同じ型番でないと不安に感じてしまいますよね。

BRから始まるコイン形電池は、+極にフッ化黒鉛を使用しています。高温下での性能に優れ、メモリーバックアップ用途に適しているとされています。

一方のCRから始まるコイン形電池は、+極に二酸化マンガンを使用しています。大電流や低温下での性能に優れるとされ、電卓や時計をはじめ、さまざまなデジタルガジェットに利用されています。

そのBR系とCR系のコイン形電池は、ごくふつうの使いかたをするかぎり、どちらを利用しても問題ないとされています。BR系もCR系も素材にリチウムを採用し電圧は3V、電源としての性能は変わりません。店頭価格にも大きな差はありませんから、数値部分さえ一致していれば代用がきくと考えていいでしょう。