PR 公開日 2025/06/25 12:00

4K有機ELビエラ、 新境地の高画質に到達! 新フラグシップ「Z95B」を徹底視聴

65型モデルをパナソニック視聴室でチェック

明暗どちらのシーンでも色彩と階調の情報量が驚異的

パナソニックの新型4K有機ELビエラ・Z95Bシリーズの実力を確かめるべく、同社視聴室にて65型「TV-65Z95B」を視聴した。

「TV-65Z95B」を実際に視聴。その実力をデモ映像とレファレンスソフトでチェックした

デモで最初に映し出されたのは、4K解像度で撮影された極めて高精細な自然映像だ。画質の狙いはプライマリーRGBタンデムパネルの実力である色純度の高さ。従来の有機ELでは、どうしてもパネル発光層の構造上、赤色が朱色がかっていたが、Z95Bシリーズではより鮮やかで純粋な赤として表現。緑や青の発色の純度もキレ味が増し、結果として映像全体の色彩表現と共に映像の精細感を増す画質向上につながっている。

4K UHD BD『ハドソン川の奇跡』もチェックした。夜間のシーンを確認すると、高輝度のネオンサインの情報は見た目の眩しさの再現のみならず、従来のテレビでは有機ELテレビであっても白飛びしてしまいがちな強い光も階調を保ち、その中に含まれる色彩情報まで再現。Z95Bシリーズの画質の特徴が、有機ELテレビ屈指の高輝度表現にあることを改めて確認できた。

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HDRフォーマットは入力が検知され、自動でモードが切り替わる
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独自のアルゴリズムで映像をシーンごとに最適化する「オートAI」のほか、多数の映像モードも搭載

同じくHDR映像の高難易度コンテンツとして知られる映画ソフト、4K UHD BD『マリアンヌ』では、チャプター2の屋外夜間シーンにおける、艶やかな黒色階調の再現性にまず目を奪われる。そして、これまで「有機ELマスターモニターに近い」という評価軸の中で、ある種無意識に受け入れていたわずかな黄色みがかった表現が完全に払拭され、高純度の色階調で再現されることに驚かされる。Z95Bシリーズは、既存の画質の常識をリセットするほどのポテンシャルを秘めているのだ。

物語後半の空襲シーンは、夜空を切り裂く曳光弾の閃光と、その下に広がる地上の低輝度ディテールが混在する、まさに映像再現のベンチマークともいえる高難易度シーン。Z95Bシリーズは有機ELならではの「完全な黒」を背景に、爆撃に揺れる植え込みや建物、そして集まる住人たちの姿といった低輝度のディテールを、色彩情報と共に失うことなく描き出す。そのモニターライクな画質の精緻さには、ただただ唸らされるばかりだ。

環境光をセンサーで検知して、暗部のディテールが失われないように補正する連動機能も搭載

そして、画質、音質のトータル評価として持ち込んだ4K UHD BD『トップガン マーヴェリック』を再生すると、やはり目の覚めるような鮮やかな色と、抜けのよさが際立つ。チャプター2のテストフライトのシークエンスでは、マーヴェリックがバイクで疾走する乾いた荒野のトーン、管制室の暗がりの階調、そして戦闘機のメタリックな質感までリアルに伝わってくる。赤色の発色のピュアさ、暗部階調の豊かさなど、全方位での画質向上を実感できた。

低遅延モードの対応に加えて、専用の映像/音声モードなど、ゲーミング向け機能も充実

移動感と定位感に優れた音で画面外の空間まで再現する

『トップガン マーヴェリック』ではサウンドも確認したが、こちらもテレビ内蔵スピーカーの常識を超える圧倒的な音響体験をもたらす。

作品を視聴して、まず驚くのはスピーカーの存在が消えたように感じるほどの定位感。チャプター2の冒頭では静かにスタートするBGMの距離感からすでに画面外の空間の広がりが大きく感じられ、微細音も丁寧な描写だ。

テストフライトの離陸シーンでは前方から後方へと抜ける音の移動感が完全に背後まで回る。同時にセリフや効果音はクリアに前方に定位。爆発音や地響きのような重低音は、腹に響くような迫力で再生される。これは、刷新されたスピーカーユニットと、イネーブルドスピーカーの配置自由度向上による恩恵が大きいだろう。

イネーブルドスピーカーの左右の間隔を前モデル比で約2倍に拡大。音の広がりとダイナミズムを向上させた

OS搭載で便利!なだけじゃない、新たな視聴体験を

プラットフォームとしては、昨年より独自OSからFire TV OSへと大きく舵を切った。これにより、ネット動画サービスとの親和性は飛躍的に向上し、より多彩なコンテンツへのアクセスが容易になっている。

また、パナソニックならではの画質へのこだわりを示す新機能として注目されるのが、Amazon Prime Video専用の画質モード「Prime Videoキャリブレーションモード」の搭載だ(2025年度中にアップデート対応予定)。

これはPrime Videoで配信される映画、ドラマ、スポーツ、バラエティといった多岐にわたるコンテンツの種類に応じて、コンテンツに付与されたメタデータをテレビ側が認識し、画質を自動的に最適化するという画期的な仕組み。

映画であればフィルムライクなトーンに、ビデオコンテンツであれば制作者が意図した鮮やかな色彩にといった具合に、コンテンツの特性を最大限に活かした画質で楽しめるようになる。「Netflixアダプティブ画質モード」や「FILMMAKER MODE」も引き続き搭載しており、まさに「コンテンツの力を素直に引き出す」というパナソニックの思想を体現した機能といえるだろう。

Fire TV OSのホーム画面例。最大6つのユーザープロフィールが作成でき、各ホーム画面のカスタムが可能

Z95Bシリーズは、2025年世代のフラグシップモデルとして、単なるモデルチェンジではなく、まさに有機ELテレビの画質の「新基準」を定義するモデルであることを確信した。画質、音質でコンテンツの持つ力を最大限に引き出し、かつてない没入体験を提供してくれる。そんな2025年最高峰のテレビとして評価したい。


[SPEC]
パナソニック「Z95Bシリーズ」

●デジタルチューナー数:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、BS4K/110度CS4K×2 ●画素数:3840×2160 ●対応HDR規格:HDR10+、HDR10+ ADAPTIVE、Dolby Vision、Dolby Vision IQ(Dolby Vision IQ Precision Detail対応)、HDR10、HLG ●スピーカー:ラインアレイスピーカー×1セット、イネーブルドスピーカー×2、ワイドスピーカー×2、ウーファー×1 ●音声出力(65型/55型):170W(80W+15W+15W+15W+15W+30W)/160W(70W+15W+15W+15W+15W+30W) ●主な入出力端子:HDMI入力×4(ARC/eARC対応×1)、光デジタル音声出力×1、ステレオミニ出力×1、USB入力×3 他 ●ネットワーク接続:LAN×1、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz/6GHz) ●主な対応動画配信サービス:Amazon Prime Video、Netflix、Disney+、YouTube、TVer、U-NEXT 他

65型「TV-65Z95B」 オープン価格(市場予想税込価格530,000円前後)
●消費電力:543W(待機時0.5W) ●外形寸法:1,448W×916H×348Dmm ●質量:29.0kg

55型「TV-55Z95B」 オープン価格(市場予想税込価格380,000円前後)
●消費電力:414W(待機時0.5W) ●外形寸法:1,227W×792H×348Dmm ●質量:24.0kg

(提供:パナソニック)

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