キヤノン、NFC対応でスマホからの操作も可能なビデオカメラ「iVIS HF R62」

キヤノンは、NFC対応のベビーモード搭載ビデオカメラ「iVIS HF R62」を2月19日より発売する。価格はオープンだが、直販サイト価格は52,800円（税抜）。カラーはブラウン、ベージュ、ホワイトを用意する。

iVIS HF R62は、昨年1月に発売した「iVIS HF R52」（関連ニュース）の後継機種で、新たにNFCに対応した。

専用アプリ「CameraAccess plus」を利用すれば、スマートフォンなどからビデオカメラのリモート操作が可能。NFC対応の携帯端末であれば、本製品にかざして接続することでリモート操作が可能となる。

また、本製品をカメラパンテーブル「CT-V1」（別売）に接続すると、CameraAccess plusをインストールした携帯端末から、左右方向に200度の範囲でパンニング操作することも可能。

加えて、CameraAccess plusをインストールした携帯端末からは、インターネットを経由して様々な場所でリアルタイムに撮影映像のモニタリングが可能。インターネット接続ができない環境でも、無線ネットワーク機能により、ビデオカメラ本体から約10mの範囲内で携帯端末を使用してビデオの操作や映像の視聴が行える。

また、6月に発売予定の写真および動画の保存・共有・鑑賞が可能な同社のイメージング機器「Connect Station CS100」（関連ニュース）にも対応。NFCでワンタッチ接続しての映像の保存や管理が簡単に行えるようにしている。

その他の新機能として、ズームでの撮影中に見失った被写体を見つけやすくする「フレーミングアシスト」機能、1/2倍のスローモーション映像と最大1,200倍のファストモーション映像を記録できる「Slow＆Fast ファストモーション」機能（MP4記録のみ）も搭載。記録した映像を誤って消去・編集することがないように消去・分割・トリミングなどの一部機能を操作不能にする「ファイルロック」機能も搭載している。

ベビーモード（AVCHD記録のみ）では、事前に子どもの誕生日をビデオカメラに登録すると、撮影時に自動算出した生後日数をスタンプとして映像とともに記録可能。誕生日の登録可能人数は3人までで、身長・体重をスタンプにして貼り付けることも可能。

撮像素子には1/4.85型CMOSセンサーを搭載し、総画素数は約328万画素、有効画素数は約207万画素となる。撮影レンズの焦点距離は 2.8-89.6mm（35mm換算：約38.5-1232mm）で、開放F値はF1.8-4.5。ズームは光学32倍、アドバンスト57倍に対応。マニュアル/シネマモード時はデジタル併用で1140倍ズームが可能。

手ブレ補正は光学式（レンズシフト）＋電子補正で、5軸方向の手ブレ補正を採用。撮影状況に応じて自動でブレを制御し、最適な防振効果を得られる「マルチシーン IS」も備えている。

内蔵メモリー32GBで、SD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応したカードスロットを搭載する。液晶モニターは静電容量方式タッチパネルを採用した3.0型ワイドカラー液晶で、約23万画素。

動画記録はAVCHD（ハイプロファイル対応）/MP4に準拠し、動画圧縮方法はMPEG-4AVC/H.264となる。音声圧縮方法は、AVCHDはDolbyDigital2ch（48kHz）、MP4はMPEG-4 AAC LC（48kHz）となる。

主な画質モードでの平均ビットレートは、AVCHD最高画質のMXPモード（1,920×1,080/60p）で約28Mbps、MP4の最高画質モード（1,920×1,080/60p）で35Mbps。

外形寸法は約53W×58H×116Dmm、本体質量は約240g、バッテリーなどを含んだ撮影総質量が約290g。

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