公開日 2026/10/07 17:10

JBL、3つの装着スタイルがそろった新エントリー完全ワイヤレス「WAVE 3シリーズ」

イヤホン・ヘッドホンは“着け方”でも選ぶ
編集部:原田郁未
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ハーマンインターナショナルは、JBLをはじめとする各ブランドからこの秋冬以降に登場予定の新製品をいち早く披露するイベント「HARMAN ExPLORE TOKYO 2026」を開催した。

会場では、フロアごとにテーマやカテゴリーを分けて展示を実施。本稿では、「Space R:イヤホン・ヘッドホンフロア」の模様をレポートする。

現行ラインナップをツリー状の什器に並べた

「Space R:イヤホン・ヘッドホンフロア」には、「TOUR」「LIVE」「TUNE」など、JBLブランドの主要イヤホン/ヘッドホンシリーズがずらり。製品をカテゴリーごとに“ツリー”のように並べ、現行製品をほぼ網羅した展示となっていた。

なかでも新製品として披露されたのが、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン“WAVE 3シリーズ”。「JBL WAVE BUDS 3」「JBL WAVE BEAM 3」「JBL WAVE FLEX 3」の3モデルを揃え、好みや使用シーンに合わせて“装着スタイル”から選ぶ楽しさを提案していた。

耳の模型に本体を装着し、使用感を感じられる展示をした

3つの装着感で選べる「WAVE 3シリーズ」。共通機能も充実

JBLの完全ワイヤレスイヤホンは、以前からシリーズごとに「BUDS」「BEAM」「FLEX」という異なる3つの装着スタイルを提案してきた。

それぞれ、BUDSは耳穴にすっぽり収まり高い密閉性を発揮する小ぶりなスタイル。BEAMはBUDSよりも装着感が軽やかな、耳の外にスティック状の部位が突き出たスタイル。FLEXは同じくスティック状のパーツを持ちながら、耳を完全には密閉しないインナーイヤー型を採用したスタイルだ。

担当者によると、これまで日本国内において“WAVEシリーズ”は3スタイルのうち一部のみを展開するにとどまっていたが、今回のWAVE 3シリーズでは、初めて3タイプを同時に本格展開するという。

“WAVE 3シリーズ”は3種類の装着スタイルを一斉に展開し、国内での定番化を狙う

3モデル共通の特徴として、Bluetooth 6.0を採用し、2台の機器に同時接続できるマルチポイント、Google Fast Pair、Microsoft Swift Pairに対応。Auracastの受信機能も備え、対応する送信機から配信される音声を選んで聴くことができる。

「JBL Headphones」アプリでは、EQプリセットを従来の6種類から16種類へ拡充。「JAZZ」「POP」「ROCK」「CLASSICAL」「ELECTRONIC」といった音楽ジャンルに加え、「PODCAST」「MOVIE」「GAMING」「RELAX」「CLUB」など、コンテンツや利用シーンからも選べるようになった。「BASS」「BASS+」「FLAT」「BRIGHT」など、好みの音調に合わせた選択肢も用意する。

たとえば、「映画を見るからMOVIE」「低音を効かせたいからBASS+」というように、直感的に選べるラインナップとしている。音声プロンプトにも遊び心を加え、従来の女性音声に加えて、男性、アニメ風の子ども、ロボット風、元気なDJ風などの音声スタイルを選択できるという。

充電ケースには、3モデルともストラップホールを装備。バッグなどに取り付け、常に持ち歩いてほしいという考えも込められている。また、10分の充電で約3時間再生できる急速充電に対応。本体はIP54の防塵・防水性能、ケースはIPX2の防水性能を備える。

共通機能も強化

3モデル個別の特徴にフォーカスしてみよう。「WAVE BUDS 3」は、BUDSスタイルらしい本体が耳にすっぽりと収まる形状を採用。密閉感と遮音性を重視し、電車での移動やカフェでの作業、動画・映画の視聴など、音楽やコンテンツに集中したい場面に向けたモデルだ。

8mm径ダイナミックドライバーを搭載し、「JBL Deep Bassサウンド」を採用。外音取り込み機能付きのアクティブノイズキャンセリングと、4マイクによる通話機能を備える。

WAVE BUDS 3

充電ケースには、左右それぞれからイヤホンを取り出せる「デュアルサイドポップデザイン」を新たに導入。ワンアクションで取り出せる構造としながら、ケースの体積を従来モデルから約10%小型化したという。

ケースに蓋がない「デュアルサイドポップデザイン」を採用

「WAVE BEAM 3」は、イヤーピースで耳を密閉しながら、外側に短いスティックを伸ばしたカナル型ショートスティック形状。オンライン会議やテレワークから通勤、ショッピングまで、仕事とプライベートの双方で使えるスタイルとして紹介された。

WAVE BEAM 3

8mm径ダイナミックドライバーを搭載し、外音取り込み機能付きのアクティブノイズキャンセリングと、4マイクによる通話機能を備える。充電ケースは従来モデルから小型化。「毎日に、ちょうどいい進化。」というキャッチコピーの通り、密閉感と扱いやすさの両立を狙っている。

カラーバリエーションは5種類を展開

「WAVE FLEX 3」は、イヤーピースで耳を密閉しないインナーイヤー/ショートスティック形状。身に着けて音楽を聴きながらも、家事の最中に家族の声を聞く、オフィスで周囲からの呼びかけに応えるなど、周囲とのつながりを保った“ながら聴き”ができることを重視している。

WAVE FLEX 3

ドライバーは、3モデル中最大の12mm径ダイナミック型を搭載。ノイズ制御機能も搭載しているが、「ノイズキャンセリング」ではなく、「ノイズリダクション」という呼び方をしている。耳を密閉しない構造では、装着状態などによって効果に個人差が生じやすいことを踏まえ、表現を分けたという。

4基のマイクによるノイズ低減および外音取り込み機能を備え、通話にはフィードバックマイクなどを含む計6基のマイクを活用する。

カラーバリエーションは4種類を展開

カラーや装着姿からも、“身につけるもの”として選ぶ

フロアの入口で目を引いたのが、グリーン系の製品を集めたコーナーだ。TOUR/LIVEシリーズのイヤホン・ヘッドホンや「JBL SOUNDGEAR CLIPS」などが並び、同じグリーンでもシリーズごとに色味や表面の質感が異なる。

トレンドカラーのグリーンモデルを集めた展示。今後追加される新色もある

担当者によると、グリーンはアパレル分野でも注目されるトレンドカラー。グローバルでは以前から展開していたものの、日本では当初導入を見送ったモデルもあったというが、展示などでの反応が良く、国内ラインナップへの追加につながったとのこと。

SOUNDGEAR CLIPSには、今後「Jade Green」と「Ruby Red」も追加予定。年末のホリデーシーズンに向け、ジュエリーやクリスマスを思わせるカラーとして企画したという。

 SOUNDGEAR CLIPSに新たに追加される「Ruby Red」と「Jade Green」モデル

このほか、2026年1月に大幅刷新した“Quantumシリーズ”のゲーミングヘッドセットや、キッズデザインアワードを受賞したジュニア向けノイズキャンセリングヘッドホンも紹介。

Quantumシリーズから国内初披露された「QUANTUM 520 WIRELESS」は、新開発の50mmカーボンダイナミックドライバーを搭載するワイヤレスゲーミングヘッドセット。2.4GHzとBluetoothのデュアルワイヤレス接続に対応し、最大約37時間の連続再生が可能。空間サウンドでゲームの音声を高精細に再生可能だとアピールされた。

会場ではブラックを参考展示していたが、国内導入や価格は現時点で未定とのことだ。

参考展示された「QUANTUM 520 WIRELESS」

また、同フロアでは、既存のTOUR/LIVE/TUNEシリーズも自由に装着・試聴できた。LIVEシリーズのヘッドホンにはカセットなどのアナログ音源を用意し、上位モデル「JBL TOUR ONE M3」では、レコードプレーヤーの音をBluetoothで送信して聴く展示も行われていた。

Placeholder Image
カセット再生の視聴コーナー
Placeholder Image
アナログレコードをBluetooth再生で聴くコーナー

会場には大きな姿見に加え、AIを活用してユーザーに適した完全ワイヤレスイヤホンのスタイルを診断・提案する「JBL Fit Checker」の体験ブースなども設置。装着した姿を鏡で確認したり、耳の形から相性を探ったりと、音楽を聴くための機器であると同時に、“身につけるもの”としてイヤホン・ヘッドホンを選ぶ体験が用意されていた。

Placeholder Image
姿見の前に吊るされたヘッドホン。さながらアパレルショップ
Placeholder Image
 「JBL Fit Checker」を体験できるブースも用意

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Nintendo Switch 2、割安な「選べるソフトセット」登場。『マリオカート ワールド』など3本から1本をDL可能
2 【ミニレビュー】DSオーディオの“音波振動式”レコードブラシ。解像度も空間表現力もグッと高める
3 レコード、CD、ストリーミング、究極の“マイケル”を探せ!デノンの最新システムで、名盤の真価を再検証!
4 4K UHD BD『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』、全編が見どころ・聴きどころ! 精緻を極める映画世界に酔いしれる
5 英国名門・MICHELLが16年ぶりの日本上陸!「シンプルで信頼できる製品を」3代目社長に訊く開発フィロソフィー
6 HEGEL、150W×2出力のプリメイン「H200」。ストリーミング再生、フォノイコ、USB再生など各種機能も内蔵
7 ジョーシン、阪神優勝の記念福袋を販売中。4Kテレビ/イヤホン/生活家電など
8 レグザ、評論家・本田雅一氏宅への100V型RGB Mini LEDテレビ搬入に密着ロケ。第3回は大型クレーンが登場
9 ヘッドホン加水分解の悩みにサヨナラ! オーディオテクニカの交換用ヘッドバンド「HP-HBM50x」を試してみた
10 庵野秀明が製作総指揮・出渕裕も共同監督、「宇宙戦艦ヤマト√2199」発表。Production I.G×スタジオカラー
10/7 11:21 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix