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TCL、ソニーとの提携でさらなる成長へ。独自イベントで幹部が言及

TCLは、世界各国の販売店関係者やプレスに向けて戦略などを発表するイベント「TCL GPC(Global Partner Conference)2026」を中国・深センで開催。ソニーとの提携について触れられる一幕もあった。
ソニーとの戦略的提携などで競争力をさらに向上
TCL GPCは、同社が2年ごとに開催しているイベント。カンファレンスに登壇したTCLインダストリーズCEOの杜娟(Du Juan)氏は、「前回からの2年間で、我々はミッションを掲げるだけでなく、実際にそれを実行に移してきた」とあいさつ。

「オリンピックとのパートナーシップ締結や、ソニーとの戦略的提携などで着実にグローバルでの競争力を高めてきた」と、ソニーとの提携にも触れながら、様々な施策でブランド力や製品力を高めてきたと振り返った。
大々的なプレゼンテーションでソニーとの関係について触れられたのはこれだけだったが、別の日に行われた小規模なセッションでは、テレビ事業の関係者から「ソニーは優れた音響・映像技術を持っており、ユーザーからの支持も厚い。そしてTCLはグローバルな生産・設計能力や品質保証、サプライチェーンに強みを持っており、これらがソニーのグローバル展開を支えるだろう。相互に補完し合う関係だ」とコメントも。
「もしかすると将来的にはソニーの映像音響技術がTCLの製品にも搭載される可能性もあるかもしれない。この提携はTCLとソニー両社にとってウィン・ウィンなこと。それがユーザーにもメリットとなり、業界全体の活性化につながる」と語られた。
日本で先日発表された合弁会社「BRAVIA株式会社」の具体についてはまだ調整中だが「現在、計画は順調に進捗している」という。「近いうちにアライアンスの成果をご覧いただけると思う」とのことだった。
純利益30%超の成長。大規模投資でさらなる成長へ
上述の杜氏は、カンファレンスでのプレゼンテーションにおいて、前述の取り組みなどの甲斐もあって収益の面でも非常に好調であると説明。2024年と2025年を比較した際に、売上で15.5%、純利益で30.3%という成長率を達成したとのこと。
また、例えばテレビでは出荷台数で世界第2位、98型以上のMini LEDテレビに限れば世界ナンバーワンのブランドに成長したことなどども紹介。特に、各ジャンルともミッドレンジ〜ハイエンドクラスでのシェア拡大に成功しているという。

そして従来の主力事業に加え、新興分野でも存在感を高めているとコメント。2025年第3四半期には、ARスマートグラスの出荷台数で世界トップブランドとなり、太陽光発電関連製品の売上も2025年に63.6%増と大きく伸長したという。
今後の成長に向けては、来たるべきAI時代の到来を見据え、今後5年間で研究開発、イノベーション、AI領域に300億元(日本円で約7000億円)以上を投資する計画を明らかに。また、製造工程のさらなるスマート化にも1000万元(約2億3000万円)以上を投じ、品質向上と安定した供給体制の構築を図るとした。
また、今後の方針として「ユーザーの生活を豊かにする製品の提供」「販売店や取引先といったパートナー各社の持続的成長支援」「技術革新の価値化」「従業員が愛し、業界から尊敬される企業づくり」の4点に基づいて活動していくと説明。
そして最後に、「挑戦し、探求し、発見し、諦めない」と強調。不確実性が高まり、競争が激化する市場環境においても、真の価値創造と誠実な協力関係を通じて、パートナーと共に成長していく姿勢を示した。
































