公開日 2025/09/25 07:00

JBL、"完全ワイヤレス”サウンドバー新世代機「BAR 1000MK2」「BAR 800MK2」。10/2発売

BAR 800MK2は直販限定
編集部:小野佳希
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JBL BAR 1000MK2のサウンドバー本体部

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドより、スピーカーが分離するサウンドバーの新モデル「JBL BAR 1000MK2」「JBL BAR 800MK2」を10月2日より発売する。

直販サイト価格は、BAR 1000MK2が159,500円で、BAR 800MK2が110,000円(ともに税込)。なお、BAR 800MK2はウェブ直販専売モデルとなり、公式直販サイト「JBLオンラインストア」およびAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場で展開している公式ショップにて販売する。

本体から取り外したスピーカーを完全ワイヤレスでリアスピーカーとして利用できる構造のサウンドバー。型番から想像できるように、それぞれ「BAR 1000M」「BAR 800」をアップデートした新世代モデルとなる。

先日、メディア向けに開催されたイベント「HARMAN ExPLORE TOKYO 2025」で参考展示されていたモデルが正式発表された格好だ。

BAR 1000MK2が7.1.4ch、BAR 800MK2が7.1chモデルで、ともにサブウーファーまで含めて各スピーカーを完全ワイヤレスで接続可能。スピーカーの数や出力といったスペック以外の機能は2モデルとも多くの部分で共通しており、Dolby Atmosに加え、DTS:XをはじめとするDTSのすべての音声コーデックに対応している。

両モデル共通のワイヤレスサブウーファー

音のビームを壁や天井に放射し反射させることで、全方位からリアルな音に包まれるサウンドを届けるという独自技術「MultiBeam」が「MultiBeam 3.0」に進化。スピーカー配置に最適化したアルゴリズムにより、より的確に反射する方向や角度を狙うことが可能になったという。

また、声の成分をリアルタイムで解析し、声の輪郭を際立たせセリフを聞き取りやすくする「PureVoice2.0」を搭載。音量の大小とシーン分析を行い、クリアでスムーズかつ自然にサウンドを届けるとのこと。

加えて、繊細な環境音や効果音の明瞭度を高めるという「SmartDetails」技術も搭載。「作品内で小石が転がる音や鍵がぶつかる音などの細かいニュアンスも再生し、ワンランク上の没入体験を可能にする」とアピールしている。

リアスピーカーのみを使用して、夜間に小音量でも臨場感溢れるサウンドを手元で楽しめるにする「ナイトリスニング」機能や、テレビから少し離れた場所でも手元で音を再生可能な「ブロードキャスト」機能も搭載。リアスピーカーを2台のポータブルBluetoothスピーカーとして使うこともできる。

筐体のフロントには液晶ディスプレイを搭載。音量調整や入力切替などを視覚的に確認できる。また、モバイルアプリ「JBL One」を通して、スマートフォンやタブレットから各種操作が行える。

そのほか、4種類の環境音を再生する「サウンドスケープ」機能も装備。映画やテレビ番組鑑賞以外の時間に、、「海の音」や「雨の音」など自然の音を再生しておくことができる。また、Wi-Fi機能も内蔵し、AirPlay2、GoogleCast、Spotify Connect、Amazon Music、Qobuzなどに対応している。

また、サウンドバー本体部の高さが約5.2cmとシリーズ最薄級のデザインを実現。大画面テレビともスタイリッシュにマッチするともアピールしている。

BAR 1000MK2は前述のとおり7.1.4chモデルで、天井に音を反射させるための、いわゆるイネーブルドスピーカーを含む合計15基のドライバーユニットを搭載。

HDMIは入力3系統、出力1系統を装備し、HDMI入力はHDCP2.3、HDR10、Dolby Visionパススルーに対応している。また、端子類はそのほか光デジタルとイーサネットも備えている。

総合出力は960W(サウンドバー本体:500W、リアスピーカー:80W×2、サブウーファー:300W)。サウンドバー本体のスピーカー数は、44×80mmレーストラック型ドライバー×6基、25mm径ツイーター×2基、70o径天井反射用フルレンジドライバー×2基の合計10基。

ここにリアスピーカーの44×90mmレーストラック型ドライバー×2基、70o径天井反射用フルレンジドライバー×2基と、サブウーファーの250o径ウーファー1基を加えた、合計15基構成となる。

BAR 800MK2は7.1chモデルで、イネーブルドスピーカーを省略したモデル。

上記BAR 1000MK2から、サウンドバー本体とリアスピーカーの天井反射用スピーカー4基を省いた、合計10基のスピーカー構成となる。

総合出力は780W(サウンドバー本体:400W、リアスピーカー:40W×2、サブウーファー:300W)。

HDMI入力を1系統に絞っている点もBAR 1000MK2との差分だが、HDCP2.3、HDR10、Dolby Visionパススルーに対応する点は同様。入力に光デジタルとイーサネット、出力にHDMIを1系統備えている点もBAR 1000MK2と同様。

ともに長さ1.2mのHDMIケーブルやリモコン、サンドバー本体とサブウーファー用のAC電源ケーブルなどが付属。壁掛けキットなども付属する。

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