JBL、最新の独自音響技術を搭載するサウンドバー「JBL BAR 300MK2」。ブランド史上最薄設計
ハーマンインターナショナルは、同社JBLブランドのDolby Atmos対応サウンドバー新モデル「JBL BAR 300MK2」を6月26日、「JBL BAR 500MK2」を7月3日より発売する。価格はともにオープンだが、JBLオンラインストアでは300MK2が49,500円、500MK2が77,000円で販売される(ともに税込表記)。

2023年に発売された「JBL BAR 300」の後継となるモデルで、上位機種の音響技術を踏襲しつつ、独自音響技術「MultiBeam」の最新版「MultiBeam 3.0」を新搭載。スピーカー配置に最適化したアルゴリズムの適用や、前モデルと比べてビームフォーミングの指向性を狭めることでより的確に反射する方向・角度を狙うことが可能となったため、サラウンドチャンネルの表現力が大幅に向上したという。
スピーカーは42×80mmレーストラック型ドライバー5基と、20mm径トゥイーター4基の計9基を搭載。最大出力は450W(50W×9)で、5chのサラウンド再生が可能。周波数特性は50Hz-20kHz(-6dB)となっている。

声を聞き取りやすくする独自技術「PureVoice」も「PureVoice 2.0」へとアップデートされ、音量の大小とシーンの分析機能が加わったことで、より使い勝手が良くなったとしている。
さらにPureVoice技術を応用した新開発技術「SmartDetails」を搭載。これによって繊細な環境音やわずかな効果音まで細かいニュアンスを再現し、ワンランク上の没入体験を可能にするとのこと。
端子はHDMIの入出力を1系統ずつ(出力はeARC対応)や光デジタル入力を搭載。音声フォーマットはDolby Atmos/Dolby TrueHD/Dolby Digital Plus/Dolby Digital/MPEG2 AAC/MPEG4 AAC/LPCM(2ch-7.1ch)をサポート。BluetoothやWi-Fiでのワイヤレス接続にも対応する。

筐体前面には液晶ディスプレイを搭載するとともに、高さ51mmと前モデル比で10%以上低くなったJBL “BARシリーズ” 史上最薄の設計を実現。付属リモコンに加え、専用スマホアプリ「JBL ONE」からも操作が可能で、海の音、雨の音など、4種類の環境音で癒しの空間を演出できる「サウンドスケープ」再生にも新対応した。外形寸法は940W×51H×104Dmmで、質量は2.9kg。
同時発売のJBL BAR 500MK2は、300MK2に別体サブウーファーが付属する上位モデル。250mmの大口径サブウーファーが映画特有のLFEを余裕を持って再生し、自宅での映画体験により一層の深みを提供するという。

サウンドバー自体の性能は300MK2と同等。最大出力は750W(50W×9+サブウーファー300W)で、周波数特性は40Hz-20kHz(-6dB)、5.1chのサラウンド再生に対応する。サブウーファーの外形寸法は325W×400H×325Dmmで、質量は8.1kg。