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公開日 2016/02/13 11:31

<ポタ研>TEAC、バランス接続&DSD対応新ポタアン「HA-P5」。今春発売予定、価格未定

ベイヤー「T5p 2nd Generation」も披露
編集部:小澤 麻実
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本日2月13日、中野サンプラザにて開催されている「ポータブルオーディオフェスティバル(ポタ研)」。TEACは10:30から発表会を開催し、TEACブランドの新ポタアン「HA-P5」と、同社が取り扱うbeyerdynamicの新ヘッドホン「T 5 p 2nd」を発表した。

発表会後はブースで早速披露され、多くの方が試聴に訪れていた

TEACのバランス接続対応新ポタアン「HA-P5」登場


HA-P5
「HA-P5」は2016年春頃に発売予定。「できる限り早く発売したい」(ティアック吉田氏)とのこと。価格は未定だが、5万円くらいになる見込みという。

主な仕様

主な機能

「HA-P50」(関連ニュース)および「HA-P50SE」の上位モデルという位置づけ。デザインが大幅に変更され、シンプルなフォルムのホワイトシルバーカラー筐体となった。これは、より広い層に使って欲しいという考えからだという。ESOTERIC製品なども扱うTEAC青梅工場で製造を行う、“Made in TOKYO”モデルとなる。

フロントの3.5mm端子はバランス/アンバランス兼用

ESOTERIC製品の製造も行う青梅工場で作られた“Made in TOKYO”モデルだ

新たにバランス接続(4極グラウンド分離)に対応した点もフィーチャー。フロントに備えた3.5mm端子が、バランス/アンバランスを兼ねている。

オペアンプにはバーブラウン製のOPA1602を採用。ディスクリート構成のプッシュプル回路を搭載した。L/Rグラウンド部は完全に分離されている。出力は160mW+160mW(32Ω)。HI-FI用チップフィルムコンデンサーもふんだんに使用しているという。

HA-P5の内部構造

DACにはバーブラウン製のPCM1795を搭載。192kHz/24bit PCMおよびDSD 5.6MHzネイティブ再生にも対応する。DSDネイティブ再生に対応したアプリ「HR Audio Player」は、iOS端末用に加えAndroid端末用も新たにリリースされる(3月予定とのこと)。

また、44.1kHz.48kHz専用のマスタークロックを搭載している。再生中のサンプリングレートは本体のLEDで表示される。さらに5段階のバッテリー残量表示も備えている。

電源をONにすると、LEDが数秒間点灯しバッテリー残量を知らせてくれる

筐体はアルミ製。外来ノイズを排除するとともに、堅牢性も兼ね備えている。軽量化も果たし、HA-P50よりも約32g軽い182gとした。

新デザインは、どんなユーザーの手にも馴染むラウンドフォルム。フロントがシェイプされているので、ポケットにしまっていても操作しやすいほか、ボリューム部をガードするようなデザインになっているので、誤動作も防ぐ。カラーもホワイトシルバーの筐体に、ヘッドホンジャック周辺にはピンクシルバーを組み合わせ、親しみやすいデザインを目指したという。

底面にはマイクロUSB端子を搭載し、Android端末やPC/Mac等と接続可能。USB A端子はiOS端末からのアシンクロナス伝送やDSDネイティブ再生もサポートする。またアナログ音声出力端子も備え、従来のオーディオ機器と接続しDACとしても使うことができる。

底面にはマイクロUSB端子やUSB typeA端子を備える

フロントには4極バランス出力対応の3.5mmステレオミニ端子と、同軸/光ミニおよびステレオミニを兼ね備えた3.5mm音声信号入力端子を用意。後者のデジタル/アナログはサイドのスイッチで切り替えることができる。

ボリュームノブ部は電源部も兼ねた構造。青色LEDで光り、ON/OFFを確認しやすくなっているほか、美観的なアクセントにもなっている。

サイドにはゲインセレクター(HIGH/LOW)を用意。16〜600Ωのヘッドホンインピーダンスに対応する。

サイドにはゲイン切り替えスイッチなどを備える

バッテリー持続時間は約5時間。外形寸法は65.4W×121.4H×21.6Dmm。

家具ブランド「KOMA」とコラボしたウッドボードも参考出展

本機をぴったり置くことができるスペースが、手彫りで作られている


発表会ではHA-P50SEのレッドモデルの登場もアナウンスされた。2016年上旬に発売予定。価格は既存モデルと同じく実売26,800円前後だ

beyerdynamicの新ヘッドホン「T5p 2nd Generation」初披露

先日リリースされたbeyerdynamicの新ヘッドホン「T5p 2nd Generation」(関連ニュース)が初披露された。発売は2月下旬で、価格はオープンだが13万円前後で販売される見込み。

T5p 2nd Generation

「T5p 2nd Generation」は、セミオープン型の最上位モデル「T1 2nd Generation(関連ニュース)」と同様、ベイヤーダイナミック独自のテスラドライバーに改良を加えた最新ドライバーを搭載した密閉型ヘッドホン。ドイツ・ハイルブロンの向上にてひとつひとつハンドメイド生産されている。

本機の特徴

進化したテスラドライバーを搭載

サウンド面では、ユーザーのフィードバックをもとにチューニングを見直し。高域にわずかに残っていたキツいピーク感を取り除き、暖かみのあるサウンド且つ正確な低音域を出力するチューニングを施すことで、ソフトな聴き心地を実現したという。

ハウジングを密閉型とし、DAPやスマートフォンでも余裕を持って駆動できるよう、32Ωのインピーダンス設計を採用。外出先のポータブル環境でも気軽に使用できるつくりとした。持ち運び用のセミハードケースも用意されている。

持ち運び用のセミハードケースも用意

また、バッフルの形状を見直し、メッシュ素材を粗いテクスチャーのものに変更することで共振の低減を図っている。再生周波数特性は5Hz〜50kHz、感度は102dBで、歪率は0.05%以下。

ケーブルもユーザーの声をうけ、新たに着脱式構造とした。導体は優れた信号伝送性能を持つ高純度無酸素銅7N OCC線を採用。さらに外装被覆にテキスタイルコーティング(繊布被覆)を用いることで、高周波の電磁波ノイズに対するシールド性を向上させている。ケーブル長は1.4m(両出し式)、プラグ形状は3.5mmステレオミニで、6.3mm標準アダプターが付属する。別売で、バランス接続が可能な4ピンXLRケーブル「B CABLE T1 2G」も用意。リケーブルが可能だ。

ケーブルは7N OCC線を使用。着脱も可能だ

ヘッドバンドやイヤーパッドには日本製の合皮を使用し、メンテナンスのしやすさにも配慮。さらにイヤーパッドはT 5 pよりも厚みのあるものを使用し、より開放型に近い空間を確保している。しなやかな装着感をもたらすというメモリーフォームクッションを採用するなど長時間リスニング時の負担軽減も図っている。

ヘッドバンドやイヤーパッドには日本製の合皮を使用

イヤーパッドはT 5 pよりも厚みのあるものを使用し、より開放型に近い空間を確保

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