公開日 2009/12/28 09:56

独断と偏見で選ぶ、2009年アクション映画BDソフト BEST10

年末年始特別企画
AVレビュー編集部:阿部
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■第3位『アイアンマン』

兵器メーカーの社長が回心して、平和な兵器アイアンマンを製造。武力は武力で制すって、全然回心してないなアンタ!

第3位は2010年に続編(『アイアンマン2』)も公開される『アイアンマン』。

アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に襲われ拉致されてしまう。胸に深い傷を負い捕虜となった彼は、組織のために最強兵器の開発を強制される。トニーは装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる戦闘用パワードスーツを敵の目を盗み開発。敵地からの脱出に成功するが、奇跡的に生還したトニーは、ある事実を知り愕然とする…。自らが社長を務める会社が開発した兵器がテロ組織に使用されていたのだ。トニーはその償いをすべく、テロ撲滅に命を捧げることを決断。最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。

会社経営者が悪を挫くというストーリーはまるでブルース・ウェイン(バットマン)ですが、本作のトニー・スタークはウェインのような厳格な精神の持ち主とは正反対の、良く言えば本能のままに生きるCEO。力には力で! という豪腕な発想と同様、ストーリーも単純明快で中身はありません。が、ヒゲ面のおっさんがメカスーツを身にまとい腕からミサイルをブッ放す姿は、昔ヒーローに憧れた日本のお父さん方にもきっと活力を与えてくれることでしょう。

なお、続編『アイアンマン2』(http://www.apple.com/trailers/paramount/ironman/)には、ロバート・ダウニー・Jr、パルトロウの他、ミッキー・ローク、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソンが出演。こちらも公開は2010年です。

●BD『アイアンマン』仕様
ソニー・ピクチャーズ BRS-48132 ¥4,980
映像>MPEG4 AVC 音声>英日ドルビーTrueHD5.1ch
監督>ジョン・ファヴロー 主演>ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロウ

■第2位『ランボー 最後の戦場』

後半1時間は血湧き肉踊る…いや、血噴き肉片踊るビックリ映像のオンパレード。良い子はランボーの真似しちゃダメ、絶対

第2位は戦慄の映像も話題となった『ランボー 最後の戦場』。

タイ北部の山の中で孤独な日々を送っているジョン・ランボーのもとに、少数民族を支援するキリスト教支援団体の女性・サラが彼の前に現れる。?彼らは軍事独裁政権による迫害が続く隣国ミャンマーの窮状を憂い、医療品を届けようとしていた。その情熱に打たれ、頼みを受けて目的地の村まで送り届けるランボー。

しかし本拠地に戻った彼に届いたのは、サラたちが軍に拉致されたとの報せ。救出のために雇われた最新装備に身を固めた傭兵部隊5人に、手製のナイフと、弓矢を手にした一人の戦士が加わる。戦場への帰還を決意したランボーだった…!

20年ぶりに銀幕に帰ってきた我らがランボー。しかし。20年の間にブッ壊れてしまったのでしょうか、シリーズ最大のやりたい放題・暴れたい放題です。ミャンマー軍の実情を再現したという、にわかに信じ難い劇中のシーンは考えさせられるものがありますが、ランボーの方が明らかに危険人物です。スタローンファンならずとも問答無用に楽しめる痛快アクションですが、良い子はくれぐれも真似はしないように。

なお、御年63を数えるスタローン翁は現在『The Expendables』を撮影中。スタローンの他、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツネッガーらが出演する夢のようなB級大作は2010年夏の公開予定!

●BD『ランボー 最後の戦場』仕様
ギャガ・コミュニケーションズ PCXE-50003 ¥4,935
映像>MPEG4 AVC 音声>英ドルビーTrueHD5.1ch
監督>シルベスター・スタローン 主演>シルベスター・スタローン、マシュー・マーズデン

■第1位『トランスフォーマー/リベンジ』

ストーリーなんてどうでもいい。ロボット、ヴァイオレンス、セクスィーなお姉ちゃんがあればイイのだ!!

IMAXシーンが本編に収録されている北米ウォルマート限定発売のBD。IMAXマニアは買うべし!(日本語音声、日本語字幕は収録されていません)

そして、堂々の第1位に輝いた作品は『トランスフォーマー/リベンジ』。

トランスフォーマーの生命の根源である「キューブ」を巡り、オートボットとの壮絶な死闘の末に敗北した邪悪なディセプティコン。しかし、戦いは終わっていなかった…。
あれから2年、ガールフレンドのミカエラから遠く離れて大学生活を送るサム。ある日、当時身につけていた服に残っていたキューブの破片に触れたことから、奇妙な“サイン”が見えるようになる。それは、古代ピラミッドに秘められた、ある恐るべき暗号を示していた。一方その頃、絶滅したはずのディセプティコンの生き残りが、無数の仲間を率いて世界各地に侵入を始めるのだった…。

…なんて、あらすじは一応ありますが、超弩級・圧倒的な迫力のシーンの連続に、もう途中からストーリーなどどうでもよくなることは必至です。ロボット→破壊→破壊→破壊→お姉ちゃん→ロボット→破壊→破壊…を2時間30分間ひたすらリピート。地球を舞台にした巨大ロボット達のマッスル体操にあなたの理性は吹き飛び、快感すら覚えることでしょう。日本産の玩具もハリウッドの手にかかれば、ここまで娯楽に徹することができるのですね。正真正銘の「ハリウッド産アクション」が味わえる近年稀に見る超大作です。

●BD『トランスフォーマー/リベンジ』仕様
パラマウント ジャパン PPWB-118761 ¥4,998
映像>MPEG4 AVC 音声>英DTS-HDマスターオーディオ5.1ch
監督>マイケル・ベイ 主演>シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス


と、いうわけでお送りした「独断と偏見で選ぶ、2009年のアクションBD ベスト10」はいかがでしたでしょうか? こうしてベスト10を並べて見ると、何だか汗臭いタイトルばかりになってしまいましたが、もし途中で眠ってしまっても大丈夫な作品ばかりです。是非年末年始はアクション映画で溜まったストレスを発散して頂けたらと思います。それでは、よいお年を〜。

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