公開日 2009/12/28 09:56

独断と偏見で選ぶ、2009年アクション映画BDソフト BEST10

年末年始特別企画
AVレビュー編集部:阿部
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■第6位『ターミネーター4』

『ダークナイト』同様、またしても脇役に食われてしまったベイル兄さん(写真左)

第6位は待望のシリーズ最新作『ターミネーター4』。

抵抗軍の指導者であるジョン・コナーは、一人の少年を探していた。将来過去に送り込まれてジョンの父親になるという重大な宿命を担う少年、カイル・リースだ。ある日突然、マーカスという謎の男が現れる。彼は偶然出会ったカイルと行動を共にするが、<スカイネット>に襲われ、カイルを拉致されてしまう。抵抗軍に助けられたマーカスは、自分の正体を知って激しい衝動を受ける。彼の体は、脳と心臓以外、すべて機械だったのだ。果たしてマーカスは、敵か味方か―?記憶を失くした彼自身にも、それは分からない。しかし自分を殺しに来たと疑うジョンに、マーカスは<スカイネット>への侵入の手引きをする。そこで二人が遭遇する、ターミネーター誕生の秘密とは?ジョンはカイルを保護する事が出来るのか? 遂に、人間と機械の最後の戦いが始まる―!!

監督を務めたマックG(代表作は『チャーリーズ・エンジェル』)にはやはり荷が重過ぎたか、何とも素材を活かしきれなかった感がありますが、過剰な期待をせずに観ればそれなりに楽しめる作品、ということで第6位。現在公開中の『アバター』(http://movies.foxjapan.com/avatar/)の主役に抜擢されたサム・ワーシントンが、クリスチャン・ベイル以上の存在感を出してます。てか、自作はマックGに作らせないでね。

●BD『ターミネーター4』仕様
ソニー・ピクチャーズ BRS-61426 ¥4,980
映像>MPEG4 AVC 音声>英日DTS-HDマスターオーディオ5.1ch
監督>マックG 主演>クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン

■第5位『リベリオン 反逆者』

笑劇…いや、衝撃の武術「ガン=ガタ」は見ているこっちが恥ずかしくなります!!

第5位は隠れファンも多いカルト的アクション映画『リベリオン 反逆者』。

第三次大戦後の世界。絶対的な警察国家は、国民に強烈な精神抑制剤プロジアムを服用させ、絵画や映画、詩集、音楽を奪い取り、違反するものは有無を言わさず処刑してきた。感情犯罪取締官(クラリック=聖職者)のプレストンは、国家のたまに忠実に任務を遂行していったが、反乱者メアリーの逮捕をきっかけに、感情を取り締まることに疑問を抱き始める。彼の中で生まれた行き場のない感情は、遂に自由を求める戦いへと変化した。銃と武術を融合した本作オリジナルの格闘術”ガン=カタ”が縦横無尽に繰り広げられるスピード感あふれるSFアクション・ムービー!

『バットマン』シリーズ以外でクリスチャン・ベイルの代表作と言えば、『太陽の帝国』でもなく、『アメリカン・サイコ』でもなく、この『リベリオン 反逆者』でしょう。3年前に東芝エンタテインメントからHD DVD盤が発売され、BDでの発売が待望されていた本作。一部のファンを一瞬で虜にした、架空の武術「ガン=カタ」(2丁拳銃と武術を組み合わせたガンアクション)がようやくBDで拝めるようになりました。さぁ! Wiiでなんて遊ばずに、年末年始は家族みんなでレッツ、ガン=カタ!

●BD『リベリオン 反逆者』仕様
ソニー・ピクチャーズ BAS-63567 ¥4,980
映像>MPEG4 AVC 音声>英日ドルビーTrueHD5.1ch
監督>カート・ウィマー 主演>クリスチャン・ベイル、エミリー・ワトソン

■第4位『パニッシャー』『パニッシャー:ウォー・ゾーン』

第4位は『パニッシャー』『パニッシャー:ウォー・ゾーン』の2作品がランクイン。

トム・ジェーン版のパニ男。陰湿な復讐を積み重ねてはワイルドターキー片手に自分の行いを反省する迷えるダークヒーロー

レイ・スティーブンソン版のパニ男。開始25分間、一言も話さない怒れるオヤジがオールバック姿で大暴れ!!

密輸取引現場の銃撃戦で、裏社会を支配するセイントの息子がFBIにより殺された。憤怒したセイントは、息子を死に至らしめたFBI捜査官フランクとその家族を襲撃する。地獄のような惨劇の中ただ一人生き残ったフランクは、法に代わって自らの手で制裁を下すことを決意し、闇の私刑執行人“パニッシャー”へと生まれ変わる。(『パニッシャー』)

法で裁けぬ凶悪犯にたった一人で制裁を加える孤高のヒーロー”パニッシャー”ことフランク・キャッスル。彼の新たなターゲットは、ある巨悪な犯罪組織の中で最も邪悪と言われるビリー・ルソッティ。居場所を突き止めたフランクは、その犯罪組織のパーティ会場とアジトに奇襲を賭けビリーに死刑を執行する。しかし、その時誤ってFBIのおとり捜査官を殺してしまう。善と悪の狭間で葛藤し苦悩するフランク。一方、ガラス粉砕機で顔面をズタズタにされ、見るも無残な姿にされたビリーは”ジグゾウ”と新に名を変え、N.Y.の武装マフィアを掻き集め、あらゆる手を使い宿敵”パニッシャー”に怒涛の復讐を仕掛けてくる!!(『パニッシャー:ウォー・ゾーン』)

これまで3度も映画化された人気アメコミ「パニッシャー」。3度目のレイ・スティーブンソン版も案の定、大ハズレでしたが『パニッシャー』シリーズの醍醐味は豊富な突っ込み所です。まるでヒーローとは思えない程、陰湿な方法で敵を追いつめるトム・ジェーン版。そして、とりあえず無言で狩って狩って狩りまくるレイ・スティーブンソン版。2作通して鑑賞し、その違いを楽しむのもナイスでございますよ。

●BD『パニッシャー』仕様
ソニー・ピクチャーズ BRS-36519 ¥4,980
映像>MPEG4 AVC 音声>英日ドルビーTrueHD6.1ch EX
監督>ジョナサン・ヘンズリー 主演>トム・ジェーン、ジョン・トラボルタ

●BD『パニッシャー:ウォー・ゾーン』
ソニー・ピクチャーズ BRS-44415 ¥4,980
映像>MPEG4 AVC 音声>英日ドルビーTrueHD5.1ch
監督>レクシー・アレクサンダー 主演>レイ・スティーブンソン、ドミニク・ウェスト

次ページいよいよベスト3! 栄えある1位はどの作品の手に?

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