東芝、外付けHDDの増設に対応した“VARDIA”「RD-X9」などレコーダー3機種を発売

（株）東芝は、外付けHDDの増設に対応したDVDレコーダー“VARDIA”の新モデル3製品を9月上旬より発売する。

HDD 2TB搭載機　RD-X9　￥OPEN（予想実売価格12万円前後）
HDD 1TB搭載機　RD-S1004K　￥OPEN（予想実売価格9万円前後）
HDD 320GB搭載機　RD-S304K　￥OPEN（予想実売価格7万円前後）

■外付けHDDの増設が可能

3機種は地上/BS/110度CSデジタル放送チューナーを2基、地上アナログチューナーを1基搭載。内蔵HDDに加え、1台当たり最大2TBの外付けUSB HDDを8台まで増設できるのが大きな特徴だ。例えばRD-X9ならば、2TBの外付けHDD×8台に内蔵2TBを加え、全18TBもの大容量ストレージに録画が可能になる。

外付けHDDには、直接録画と内蔵HDDからのダビングが可能。ダビング10コンテンツを保存することもできる。ただしVRモードの録画はできず、可能なのはTS/TSEモードのみ。内蔵HDDと併せてのW録は可能だが、外付けHDDにW録することはできない。またDVDへ記録する際は、いったんVARDIAの内蔵HDDにダビングする必要がある。

外付けHDDは、初回使用時にVARDIA本体に登録が必要。USBバスパワーによる給電方式のHDDは使用できないほか、記録したコンテンツは録画に使用したレコーダー経由でのみ視聴可能となる。


■進化したXDEと「ジッターリダクション回路」で画質・音質を向上

スケーラーやIP変換、3次元DNR、ディテールエンハンスメントを統合的に処理する同社の高画質処理技術「XDE」がさらに進化。各パラメーターを見直し、効果を向上させたほか、輝度と色の境界の立ち上がり波形を改善するアルゴリズムを追加した。過度な強調感を抑え、たとえば字幕のぎらつきなどを低減するという。DeepColorに対応している「RD-X9」では更に「グラデーションスムージング機能」を備え、階調が不足しているコンテンツも滑らかに再生することが可能だ。

音質面では、音声用マスタークロック生成回路に「ジッターリダクション回路」を搭載。機器内部やHDMI伝送時に発生するジッターを低減させることで、奥行き感のあるクリアな音を実現する。

■「ネットdeダビングHD」搭載などダビング機能を強化

「HD Rec」に対応するほか、MPEG4 AVC方式でフルHD映像を最高7倍長時間録画できる「TSEモード」を録画時の標準設定に変更。フルHD記録に対応するビットレートは2.8Mbps〜17Mbps。また、新たに「ネットdeダビングHD」機能を搭載し、LAN経由でTSタイトルおよびスカパー！HD録画したTSEタイトル（未編集のタイトル）をダビング可能になった。ダビングの速度も従来より向上させたという。

レグザリンクに対応し、液晶テレビREGZAのと連動した録画予約・再生も可能。「レグザリンク・ダビング」機能により、REGZAの内蔵HDDに記録した番組を、今回発表された新製品にダビングしてDVD化することもできる。

■最上位機「RD-X9」は特に高画質・高音質に注力

特にX9は高画質・高音質に注力しており「XDE」をD端子出力時にも適応できるほか、ジッターリダクション機能もHDMIに加え光・同軸出力時にも適応することが可能だ。またXシリーズでおなじみのアナログデバイセズ社の最高級DAC「AD1955」を搭載したほか、リアパネルも従来通りステンレス製を採用。リアパネルのビスは非磁性のステンレスビスで、RCAジャックなどは金メッキが施されている。

VHS＆250GB HDD内蔵の「RD-W250K」も発売

VHSにも対応した「RD-W250K」も9月中旬に発売する。価格はオープンだが、実勢6万円前後で販売される見込み。250GBのHDDを内蔵し、DVD-R/-RWに加えVHSにも録画が可能。また、VHSテープからHDDやDVDへのダビングも簡単に行える。

地上/BS/100度CSデジタル放送チューナー、地上アナログチューナーを各1基搭載。HDMI出力端子（1080iまで）を1系統搭載する。



【問い合わせ先】
東芝DVDインフォメーションセンター
TEL/0120-96-3755

（Phile-web編集部）