三菱、倍速フルHDパネルや「REALINK」搭載の液晶テレビ“REAL”を発売

三菱電機（株）は、液晶テレビ“REAL”の新モデルとして、フルHD倍速駆動パネルを搭載した“MZWシリーズ”など計6モデルを10月より発売する。ラインナップは以下の通り。

・52V型　LCD-H52MZW75　￥OPEN（予想実売価格550,000円前後）　10月21日発売
・46V型　LCD-H46MZW75　￥OPEN（予想実売価格450,000円前後）　10月21日発売
・40V型　LCD-H40MZW75　￥OPEN（予想実売価格380,000円前後）　10月21日発売

フルHD解像度の液晶パネル「DIAMOND Panel」を搭載した最上位機種。120Hzの倍速駆動に対応したほか、2-3プルダウンされた映像を滑らかに表示する独自機能などを搭載している。また、同社レコーダー“楽レコ”との連動操作が可能な新機能「REALINK（リアリンク）」を搭載した。チューナーは地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログを1基ずつ搭載している。

DIAMOND Panelは、表面に光沢コートとLR（低反射）コートを施すことで高い色再現性を実現した新開発のパネル。従来の非光沢処理パネルと比べ滑らかな表面が、パネル内部からの光の散乱を低減することで、暗所コントラスト3,000対1、明所（200ルクス）コントラスト1,200対1を実現している。また、光の散乱を低減したことで各画素の色のにじみを防ぎ、解像感の高い映像表示を実現している。

映像処理回路には倍速駆動に対応した「DIAMOND Engine PROII」を搭載。同回路が搭載した「倍速ピクチャー」では、一画素単位で動きベクトルを検出することで各コマ間の補間画像を生成し、縦、横、斜めの動きに対して残像を低減した120コマ/秒の映像表示が可能となっている。

また本機は、2-3プルダウンされた映画などのコンテンツ（60コマ/秒）をなめらかに表示する「なめらかピクチャー」機能を搭載。同機能では、2-3プルダウンされた映像を自動的に検知し、オリジナルの映像を検出。そのオリジナルの各コマ間に3枚の補間映像を挿入し96Hz駆動で表示することで、スムースな動きで映像を楽しむことが可能となる。なお本機は24p映像の入力には対応しない。

HDMI接続による機器連動機能REALINKは、本日同時発表された“楽レコ”「DVR-DV745/DV345」の各種操作が可能。視聴中の番組をボタン一つで録画する「一発録画」や、視聴中の番組を一時停止しあとから追っかけ再生できる「番組ポーズ録画」、テレビのEPGから録画予約できる「音声操作ガイド付き録画予約」といった機能を、テレビのリモコンから操作することが可能だ。またHDMIは、1080p信号やxvYCC信号の入力に対応している。

音声部分には「DIATONE音響技術」を採用。内蔵のスピーカーだけで5.1chサラウンドの音場を再現する「DIATONEサラウンド5.1」、通常のヘッドホンでも5.1chサラウンド効果を楽しめる「DIATONEサラウンドHEADPHONE」に加え、新たに、広がりのあるステレオ再生が可能な「DIATONEサラウンド2.0」も搭載。さらに、倍音技術を使い低音域を強化する「DIATONE BASS」機能も新たに搭載している。

また本シリーズは、従来モデル同様に画面のまわりの外枠部分を細くデザインした「スリムフレーム」を採用している。


・32V型　LCD-H32MXW75　￥OPEN（予想実売価格200,000円前後）　10月21日発売
・32V型　LCD-H32MX75　￥OPEN（予想実売価格160,000円前後）　10月21日発売
・20V型　LCD-H20MX75　￥OPEN（予想実売価格100,000円前後）　10月1日発売

解像度1,366×768のスタンダードHDモデル。倍速駆動はH32MXW75のみが対応。パーソナルサイズのH20MX75は、ブラック、シルバー、ローズの3色をラインナップする。各モデルとも、チューナーは地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログを1基ずつ搭載している。

映像処理回路は「DIAMOND EngineV」を採用。ノイズの少ない滑らかで鮮明な画質を実現しているという。また前述の通りH32MXW75のみ「倍速ピクチャー」機能を搭載しており、補間画像を生成し、120コマ/秒の映像表示を行うことが可能だ。

HDMI入力は、32V型が2系統、20V型が1系統を装備。ともにVer.1.2aでxvYCCには対応しない。また、上位モデル同様に「REALINK」機能を搭載しており、接続した“楽レコ”をテレビ側のリモコンで操作することが可能だ。

音声回路には「DIATONEリニアフェイズ」を搭載。スピーカーユニットの特性やスピーカー開口部の形状など、音声に与える悪影響を打ち消す補正信号を加えることで、クリアな音声再生を実現しているという。

また32V型の2モデルは、リモコンでテレビの向きを変えることができる「オートターン機能」を搭載。リモコンの「中央」ボタンでセンター位置に戻すことができるほか、電源OFF時に自動的にセンター位置に戻す設定をすることもできる。


【問い合わせ先】
三菱電機お客様相談センター
TEL/0120-139-365

（Phile-web編集部）