サンヨー、ハイビジョン“Xacti”のSDHC対応モデルを発売 − 生活防水モデルも

三洋電機（株）は、デジタルムービーカメラ“Xacti（ザクティ）”の新モデルとして、2月に発売したハイビジョン対応モデル「DMX-HD1」の後継機種「DMX-HD1A」と、生活防水対応の「DMX-CA6」を8月下旬より順次発売する。

■ハイビジョン対応デジタルムービーカメラ
　DMX-HD1A　￥OPEN（予想実売価格90,000円前後）　9月上旬発売

2月に発売した「DMX-HD1」同様、720pのハイビジョン映像を撮影可能なデジタルムービーカメラ。記録フォーマットはMPEG4で、画素数は1,280×720、フレームレート30fpsの映像が撮影できる。

記録メディアはSDメモリーカード。本機は新たにSDHCメモリーカードに対応し、長時間の撮影が可能となった。現在SDHCメモリーカードの最大容量は4GBだ。

撮像素子は前モデル同様に510万画素CCDを採用。レンズ性能も光学10倍を引き継いでいる。また手ブレ補正機能も搭載した。

また本機は、システム全体の見直しや回路の最適化による省電力化により、ムービーの連続撮影時間を前モデルに比べ約25％向上。約60分だった撮影時間を約75分まで拡大した。

静止画撮影機能では、510万画素の画質で5コマ/秒、0.2秒間隔で計6枚まで撮影可能な「高速連射機能」を搭載。1.2M、0.3Mの撮影モードでは最大10枚までの連写が可能となっている。

撮影した動画は、本体内で編集が可能。大きく分けてカットと連結の2種類の編集ができる。

付属の「ドッキングステーション」はD4映像端子を装備しており、撮影したハイビジョン映像を出力して楽しむことができる。


■生活防水対応デジタルムービーカメラ
　DMX-CA6　￥OPEN（予想実売価格45,000円前後）　8月下旬発売

生活防水に対応し、水の付着しやすい環境下での使用が可能な“Xacti”新モデル。DMX-HD1A同様にSDHCメモリーカードに対応した。

有効画素数は約600万画素。動画撮影は最大640×480ピクセル（30fps）、静止画は最大3,680×2,760ピクセルのサイズで撮影が可能だ。「9画素混合技術」を採用することで、最低被写体照度約7ルクスを実現しており、暗い環境下での撮影をより高画質に行うことができるようになった。

光学ズームは10倍。デジタルズーム12倍とあわせ、最大60倍のズームが可能だ。


本日同社は新製品発表会を開催。出席したDIカンパニー国内販売課 課長の奥誠一氏は、「インターネットやブロードバンドが普及し、コンテンツの重点はテキスト・静止画から動画に移項し始めている。SNSやブログなどのユーザーが発信者となる環境も整いつつあり、ここで動画を発信したいというニーズも増加している」と説明し、PCとの親和性も高いXactiをアピールした。

以下は発表会で行われた質疑応答の内容。

Ｑ．今回発表したモデル以外の従来モデルはSDHCに対応しているか？　また4GBを超えるSDHCカードには対応するか？
Ａ．DMX-HD1は基本的に対応している。また旧Cシリーズに関しては対応状況は非公表。4GBを超えるSDHCカードに関しては、製品がないので検証できていない。

Ｑ．AVCHD、H.264に関してはどう考えているか？
Ａ．関心を持っており、検討を行っている。


【問い合わせ先】
三洋電機（株）パーソナルエレクトロニクスグループ DIカンパニー
お客様相談係
TEL/072-870-4184

（Phile-web編集部）