NECビューテクノロジー、高輝度ＤＬＰ ＴＭ プロジェクタ４機種を発売

左：SX10000J　右：XT5100J、SX4000J、XT4100J

●ＮＥＣビューテクノロジーは、ホール・イベント会場などにおける大画面に対するニーズに対応するため、Ｓ−ＸＧＡ(1,280×1,024ドット)リアル表示が可能で、高輝度８０００ＡＮＳＩルーメンを実現した、高輝度・高精細ＤＬＰ ＴＭ （３チップ）プロジェクタ｢ＳＸ１００００Ｊ｣など４機種を商品化し、7月4日から受注を開始した。今回の新製品では、 国内・輸出をあわせ、発売後１年間で４機種合計３０００台の販売を予定している。

新商品の「ＳＸ１００００Ｊ」及び「ＳＸ４０００Ｊ」は、米国テキサス・インスツルメンツ社製の、リアルＳ-ＸＧＡ(１，２８０×１,０２４ドット)対応ＤＭＤ ＴＭ （デジタル･マイクロミラー･デバイ ス）素子（注１）を利用したＤＬＰ ＴＭ （デジタル・ライト・プロセッシング）方式（３チップ）（注２） を採用（「ＸＴ５１００Ｊ」及び「ＸＴ４１００Ｊ」はリアルＸＧＡ(１，０２４×７６８ﾄﾞｯﾄ)対応ＤＭＤ ＴＭ を利用）。 また、４機種ともＮＥＣの特許である解像度変換技術「Advanced AccuBlend」により、上位解像度であるＵ−ＸＧＡ(1,600×1,200ドット)表示にも対応している。

オプションレンズは短焦点タイプから長焦点タイプまで４種類を用意しており、設置場所に合わせて適切なレンズを選択することが可能である。
　
近年、ホール・講堂・大会議室・イベント会場などでの大画面に対するニーズが高まる中、さらなる高精細・高画質化が要求されるとともに、一方では低価格化も要求されてきている。 今回の新商品は、こうした市場背景を受け発売されるもので、今回の４機種の発売により、ユーザーが必要とされる解像度・明るさに合わせて機種を選択することのできる大型機種は、既に発売し好評を得ている「ＸＴ９０００Ｊ」、「ＳＸ６０００Ｊ」と合わせ、計６機種という幅広いラインアップが揃ったこととなる。

ＳＸ１００００Ｊは、米国テキサス・インスツルメンツ社製の、Ｓ-ＸＧＡ（1,280×1,024ﾄﾞｯﾄ）対応ＤＭＤ ＴＭ （デジタル･マイクロミラー･デバイス）素子を利用したＤＬＰ ＴＭ （デジタル・ライト・プロセッシング）方式（３チップ）を採用し、Ｓ-ＸＧＡリアル表示を実現している。 また、ＮＥＣの特許である解像度変換技術「Advanced AccuBlend」により、上位解像度であるＵ−ＸＧＡ(1,600×1,200ドット)表示にも対応。 さらに、光学系の光効率を向上させたことに加え、新たに開発した２．０ＫＷキセノンランプを採用したことにより、８０００ＡＮＳＩルーメンという高輝度を実現している。

また、セット内部の騒音がなるべく外に届かないよう密閉度を高めるとともに、内面には吸音部材を用いることで、遮断と吸音とを効果的に実現。 さらに、排気路に直接騒音が出ないよう複雑な形状を持たせることで、低騒音化を図られている。

ＳＸ１００００Ｊ、ＳＸ４０００Ｊは、オプションのＨＤＳＤＩインターフェイスボードを使用することにより、Ｄ５（ＨＤ−ＳＤＩ）のデジタルビデオ信号のダイレクト入力が可能。 なお、４機種とも、オプションのＳＤＩインターフェイスボードを使用することにより、Ｄ１（ＳＤ−ＳＤＩ）のデジタルビデオ信号のダイレクト入力も行える。

さらにＳＸ１００００Ｊ、ＸＴ５１００ＪのＰＣ信号用のデジタル入力はＤＶI−Ｄ端子を標準装備しており、入力から出力までの一貫したフルデジタル映像表示を実現することで、アナログ変換による信号劣化やノイズの影響を受けない鮮明な映像を投写する。そして各機種は、映像を更に美しく表示する、テレシネ補間対応の動き適応型３次元走査線補間プロセッサを標準搭載。 走査線補間を最適化し、輪郭や細部の描写まではっきりと再現する。 （Phile-web編集部）