サンヨー、トップクラスの小型・軽量化と明るさを実現した液晶プロ

LP-A7(L)

●三洋電機株式会社は、トップクラスの小型・軽量化と高輝度化を実現したモバイル液晶プロジェクター「LP-SG7(N)」を9月25日に、「LP-A7(L)」を10月10日より順次発売する。LP-A7は本格ホームシアター向けである。

すでに液晶プロジェクターは、ビジネス・プレゼンテーションの要として必要不可欠なツールとなり、さらに「いつでも、どこでも」使いたいという「モバイルユース」が拡大してきている。

このような状況の中、同社の「LP-SG7」はモバイルツールとして優れた機動力を発揮する小型B5ファイルサイズ、2.5kgという軽量化、出張先でも大画面投映可能な高輝度化を実現する。また、HDTV入力に対応したコンポーネント入力端子などクラスを超えた高機能を備えている。

また、「LP-A7」は映画視聴における階調表現を重視したハイコントラストを実現させ、ホームシアター市場をメインとしたコンシューマ向け機種として販売する。

液晶パネルにはS-VGAリアル表示が可能な0.7型ポリシリコンタイプを採用。F2.0〜F2.3の明るさと小型・軽量を両立した新開発ハイブリッド投射レンズをはじめとした当社独自の光学設計技術を駆使し、B5ファイルサイズ2.5kgを実現している。

また、凹凸感が少なく、持ち運びしやすいスリム&コンパクトデザインを採用した他、本体ボタンについてもボタン数の減少や機能別グルーピング等を行い、誰にでも快適な操作性を追求した。

「LP-SG7」の光源には、高照度で色バランスに優れたショートアーク120W UHPランプを、「LP-A7」には照度とランプ寿命のバランスに優れた120W UHPランプをそれぞれ採用した。高開口率ポリシリコン液晶パネルとの相乗効果により、小型軽量タイプながらトップクラスの高輝度化を達成した(LP-SG7:700ANSIルーメン、 LP-A7:500ANSIルーメン)。

また、新設計のインテグレータレンズにより、色ムラや輝度ムラを改善し、画質品位を向上させた隅々まで美しい大画面投映を可能とした。

本体標準装備のコンポーネント入力端子は、新開発デジタルRGBマトリクス搭載により、DVD(Y/Cb/Cr)映像信号はもちろん、ウルトラモバイルクラスとしては唯一のHDTV(Y/Pb/Pr)映像信号のダイレクト入力を実現し、BSデジタルハイビジョン放送の高画質投映が可能である。

デジタルガンマ補正とアナログガンマ補正を融合したハイブリッドガンマ補正機能を装備。白トビや黒ツブレを低減したまま、ガンマ特性を緻密にユーザーがコントロールできるようになった。

更に「LP-A7」はハイコントラストフィルムの採用により、より階調再現を重視したハイコントラスト設計とし、ホームシアターに最適な仕様になっている。

さらには、トップクラスの静音化38dBA（A7）を実現。本体内部の温度センサーが情報をリアルタイムに解析し、最適なファン回転をリニアにコントロールします。不快に感じる急激なファン回転の上昇音が解消され、快適な視聴環境を提供することができる。

800×600ドットのリアル投映が可能なほか、圧縮・拡大投映についても
DRIT(Digital Realized Interpolation Technology)による高品位投映を実現し、幅広い解像度に対応している。

そのほかにも、スクリーンとの位置関係が規定位置よりずれた場合に起こる台形歪をワンタッチで最大±15度まで補正可能なデジタルキーストン補正機能を搭載。1.2倍マニュアルズーム・フォーカスを採用など、まさに使いやすく、性能の高い、低価格液晶プロジェクターの登場だ。（AVレビュー編集部）