FINK team、日本では限定2ペアの特別仕様スピーカー「KIM MFE」。ミュンヘン・ハイエンドの“フェアウェル・エディション”
タクトシュトックは、同社が取り扱うFINK teamブランドより、スピーカー「KIM(キーム)」の “MUNICH FAREWELL EDITION” 「KIM MFE」を2026年1月20日に発売する。価格は3,080,000円(ペア・税込)。
カラーはアッシュ(フロントバッフル)/グレー(サイドパネル)の1色。世界限定21ペアで、日本向けは2ペアのみとなる。
KIM MFEは、ハイエンドオーディオショウ “High End Munich” がミュンヘンで21年間開催されたことへの感謝を込めた特別仕様モデル。同ショウは次回2026年から開催地をオーストリア・ウィーンに変更することが決定している。FINK teamでは、同ショウがブランドの名前を高めてくれたことに感謝して今回のモデルを開発したのだと説明している。
通常仕様の「KIM」の音質思想を継承しつつ、旗艦モデル「BORG episode 2」のために開発された技術を投入。
通常版のKIMとの違いとしてはまず。フロントバッフルに天然無垢材を採用。そして、上述のようにフロントパネルをアッシュ、サイドパネルをグレーという特別カラー仕上げにした。
音質面では、トゥイーターのマグネットシステムを上位機BORG に搭載しているものと同一グレードに強化。通常モデルのマグネットも一般的なAMTに比べて数倍のパワーを持っているものの、今回のMFEではそれを強化し、さらにコイルはダンピング層を設けてカプトンに接着する方式にしている。
加えて、クロスオーバネットワークには、BORG episode 2と同グレードのオートトランスを使用。これによって、「HFユニットの感度がウーファーレベルに完璧に調整された」とのこと。
そのほかの仕様は通常モデルを踏襲。エンクロージャーは多層MDFとサンドイッチ構造、一次元ブレーシングを組み合わせ、レーザー干渉計や有限要素解析に基づく制振設計を施している。
フロントの有効幅はAMTトゥイーター周りで300mmから205mmへと狭め、回折を抑えて指向性を整えた。内部には独自のアブソーバーとヘルムホルツ共鳴器を備え、吸音材を過剰に用いずに定在波を打ち消す設計とした。リアのスロット型バスレフは37Hzにチューニングし、反位相レゾネーター“Clean Port”でポート共振を抑制、壁際設置の影響も最小化するという。
高域ユニットはFINK teamとムンドルフが共同開発した110mmのAMTで、KIM用オリジナル振動板に強化マグネットを組み合わせた。振動板は25μm厚のカプトンに50μmのアルミストリップを配し、コイルにはダンピング層を追加。これにより低歪みかつ高解像度で、水平指向性を広く、垂直方向は適切にコントロールした再生を狙ったとしている。
基本的なクロスオーバーのトポロジーは、24dB/octの減衰スロープを持ち、-6dBでクロスする4th order acoustic Linkwitz-Riley(LR4)。HFユニットにはオールパス・ディレイを設け、ウーファーのドライブのために低域にシンプルなインピーダンス補正を施している。また、空芯コイルとムンドルフ製の特注抵抗・ポリプロピレンフィルムコンデンサーを用いている。
公称能率は86dB(2.83V/1m)、平均インピーダンス8Ω、最小5.9Ω(160Hz)、全高調波歪0.2%(1W)とする。
中低域は203mm径のオリジナル・パルプコーン(38mm径ボイスコイル)を搭載。大型マグネットと空芯コイルの組み合わせにより32Hz帯域までの低歪み再生を目指したという。専用スタンドはボックス型スチール製で高剛性、約5度の後傾を持つ一体構造。付属スパイクは304系非磁性ステンレス製で、床面保護のドーム先端への変更にも対応する。
端子部はニッケルメッキの無垢銅バインディングポストを採用し、シングルワイヤ接続に対応。高域レベルを3段階で調整できるHFコントロールと、接続アンプに合わせて選べる3段階のダンピングコントロールを装備する。主な仕様は、周波数特性35Hz - 25kHz、外形寸法はH854×W300×D310mm(スタンドの傾きを含む奥行は412mm)、質量は25.1kg(1台、固定スタンド含む)。





























