公開日 2026/01/16 18:13

<CES>オンキヨー、セパレートAVアンプや80周年記念モデルなど今後の開発予定を公開

銘機からインスパイアされた特別仕上げも
編集部:筑井真奈
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年始にアメリカ・ラスベガスで開催されたCESにて、オンキヨーは今後正式発売されるラインナップについても披露。セパレートAVアンプのほか、一体型AVアンプを6モデルとラインナップを強化。80周年を記念した特別仕上げのパワーアンプとスピーカーも予定している。

セパレートを含むAVアンプのラインナップ強化を発表!

ちなみに、「オンキヨーは倒産したのでは?」と訝る方もいるかもしれないので、改めてここで紹介するオンキヨーブランドに位置付けを解説する。

オンキヨーのホームエレクトロニクス部門は、倒産前の2021年に親元から売却され、アメリカのPremium Audio Company(PAC)傘下に入った。そしてそのPACも紆余曲折を経ながら、現在は車載向けミラーなどで世界的シェアを持つアメリカ・Gentexという会社の、さらに子会社であるVOXXの子会社となっている(ちなみに、日本酒の加振ビジネスやアニメコラボアイテムなどを展開しているオンキヨーは、日本の別の会社である)。

つまり、母体がアメリカの会社であるため、CESにて積極的なブランド露出を行なっている、というわけだ。

昨年のCESでは、文字間の幅を広げた新ロゴを公開し、オンキヨーのRebirth(新生)を宣言。アンプやCDプレーヤーといった旧来的な製品から、アクティブスピーカーなど新しいジャンルにも積極的に挑戦し、旺盛な製品開発を続けている。

現在、オンキヨー以外にPremium Audio Companyの傘下にあるのは、“クリプシュ・ホーン”で知られるアメリカの老舗スピーカーブランドKlipsch。オンキヨーと同じタイミングでPACに加わったパイオニア(AV事業部)についてはすでに契約が終了、かつて傘下にあったJamoもすでに傘下を離れている。つまり、PACとしてはオンキヨーとクリプシュの2ブランドに注力して今度展開を広げていく、というのが現在のスタンスのようだ。

なお、PACの傘下にあるオンキヨーのホームエレクトロニクス製品については、過去のオンキヨー製品を開発していた東大阪のチーム(現社名:プレミアムオーディオカンパニーテクノロジーセンター)が今も手掛けている。オンキヨーのアンプ技術の血脈を、正統的に引き継いだ存在と言って差し支えないだろう。

今回のショウでは、今後展開される製品ラインナップについても同社が紹介。最大の目玉はセパレートAVアンプ「PR-RZ91」と「PA-RZ11」であろう。

「PR-RZ91」は15chまでサポートするAVプリ、「PA-RZ11」も同じく15chまで対応のAVパワーアンプである。

精悍なブラックの筐体で、サイズもずっしりとしたフルサイズ。オンキヨーの独自の三段インバーテットダーリントン回路技術はもちろん搭載している。

15chまで対応するAVセパレートアンプ「PR-RZ91」と「PA-RZ11」を開発中

セパレートAVアンプは2023年にマランツが「AV10」「AMP10」を発表して世界的にも話題になったが、ここ数年、このジャンルの製品は出ていなかったので、3年ぶりの嬉しい話題である。

一体型AVアンプの現行シリーズとしてはRZシリーズとTXシリーズが用意されているが、こちらもそれぞれラインナップを強化。

7chの「TX-NR6200」、9chの「TX-NR7200」のほか、RZシリーズとしてはトップラインの11ch「TX-RZ71」以下4モデルを計画中。

ちなみにアメリカはホームシアターの市場が現在も盛んで、Best Buy(家電量販店)などを訪ねると、オンキヨーのAVアンプがずらりと展示されていることは珍しくない。アメリカ市場での根強い信頼が、ここまでのラインナップ再強化を後押ししてくれたのだろう。

ほかにも、80周年を記念モデルとして、かつての銘機の仕上げインスパイアされた特別モデルも用意。

パワーアンプ「M-588」のツートンカラーを模したネットワーク一体型アンプ「MUSE Y-50」の特別仕上げモデルや、銘機「D-200 LIVERPOOL」の仕上げに寄せた「CREATORシリーズ」のアクティブスピーカーを用意。80周年を大きく盛り上げる。

「MUSE Y-50」の80周年モデル

アクティブスピーカー「CREATORシリーズ」の80周年仕上げも用意

「D-200 LIVERPOOL」も展示

なお、これらのオンキヨー製品の今後の日本展開は、現時点で未定となっている。

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