公開日 2023/12/11 16:28

「KEFのハイフィディリティな音を伝えたい」。KEF MUSIC GALLERY TOKYOが青山にオープン

有楽町から移転し新装開店
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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KEFが青山に新たに展開するスピーカーやアンプなどのショウルーム「KEF MUSIC GALLERY TOKYO」。12月9日のオープニングイベントに続き、本日11日にはプレス向けの内覧会が開催された。

Uni-Qドライバーが外観に大胆にあしらわれた「KEF MUSIC GALLERY TOKYO」。夜間はライトアップされるそう

KEF MUSIC GALLERY TOKYOは東京メトロの表参道駅から徒歩3分程度。外観にKEFを象徴する同軸ユニットUni-Qドライバーが大々的にあしらわれているのが印象的だ。設計を担当したマーク・ダイサム氏さんは自身も「KEFのヘビーユーザーです」と明かし、「KEFらしさを生かしたなかなかすごいデザインでしょう?」と胸を張る。

KEFのヘビーユーザーでもある設計担当のマーク・ダイサム氏

KEF Japanコマーシャル・ディレクターの福島真澄さんはこのショウルームのコンセプトとして、「KEFがポリシーとしている原音再生、ハイフィディリティな音を幅広い方々に知っていただきたい、という想いからこのショウルームをオープンしました。さまざまな音に関する体験を通じて、発見や衝撃を受けてもらい、生活をもっと豊かにしていくことができればと考えています」と語る。

1FはKEFの小型アクティブスピーカーをカラフルに展開

「入りやすさ」も意識して設計されたということで、正面はガラス張り、天井まで吹き抜けになっており、外光も入って明るく華やかな印象。壁に備え付けられたシェルフは自由に移動可能ということで、イベント内容や注目製品に合わせて多彩な展示ができるという。

試聴室は全部で3部屋用意されているほか、製品の展示やイベント等に使用できる広めのスペースが2つ。同社のヘッドホンから小型のネットワークスピーカー、大型のアクティブスピーカーにフラグシップスピーカーまで、同社の幅広い製品ラインナップをすべて体験することができる。

Uni-Qドライバーの内部構造も確認できる

地下の試聴室はフラグシップスピーカー「MUON」の部屋。中心がくびれた優美なデザインが特徴で、すべてイギリスでハンドメイドで作られているという。ブルメスターのプリアンプにソウリューションのパワーアンプと、オーディオファン垂涎のエレクトロニクスと組み合わせられた本格HiFiルーム。透明感ありながらも艶やかなサウンドが室内を満たし、KEFのフラグシップだからこそ到達できる贅沢な音世界に誘ってくれる。

地下はMUONを中心としたHiFiオーディオの部屋

2Fはテレビとフロア型のアクティブスピーカー「LS60 Wireless」を組み合わせたリビングシアターの提案。設置場所を取らないスリムでスタイリッシュなデザインだが、映画の迫力あるサウンドをそのまま届けてくれる質感の高さはさすがのもの。LOTUSロゴ入りのグリーンモデルはここでしかお目に掛かれない貴重な逸品。

LS60 Wirelessとテレビだけで高品位なリビングシアターを構築できる

スポーツカーブランド「LOTUS」とのコラボモデルの展示はここだけ

最上階はKEFのカスタムインストールスピーカーを埋め込んだ7.2.4chシステムと「BLADE」ステレオスピーカーの二刀流ルーム。BLADEに合わせて、ソファなどもブルーに統一してコーディネートされている。「KEFの埋め込みスピーカーをちゃんと体験いただける場所は少ないので、ぜひドルビーアトモスなどのサラウンドの音も体験いただきたいです」とのこと。

最上階はBladeによるステレオと、埋め込みスピーカー7.2.4chのサラウンドシステムを提案

天井にもReferenceシリーズのスピーカーが4基埋め込まれている

今後はオーディオイベントはもちろん、アーティストやクリエイターとコラボしたイベントなども実現したいと考えているという。試聴ルームは予約も可能なので、ぜひお気軽にショウルームを訪問を。

ちなみにKEFは来年初頭にもアクティブスピーカーの“さらなる普及を狙った”新製品をリリース予定とのこと。こちらも楽しみにしたい。

■KEF MUSIC GALLERY TOKYO
住所:東京都港区南青山5丁目5番6号
東京メトロ表参道駅A5出口徒歩3分
電話:03-3409-2150
営業時間:11:00 - 19:00

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