2013/10/04

デノン「DCD-SX1」はこうして誕生した! − 開発者1万字インタビュー

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

デノンのディスクプレーヤー30年の歴史の集大成をとなる「DCD-SX1」はいかに誕生したのか。開発におけるキーマンとなった二人に、完成に至るまでの秘話を訊いた

(株)ディーアンドエムホールディングス CSBUデザイナー 出口昌利氏

(株)ディーアンドエムホールディングス CEエンジニアリング 設計本部 デノン サウンドマネージャー 米田晋氏

弩級ドライブメカの完成までには、何度も「カット・アンド・トライ」が繰り返された。たった1つの部品の素材を変えただけでも、サウンドは様変わりしてしまうのだという

デノンの開発陣はUSB-DACを搭載するにあたり、全ての信号ライン、電源、グランドでパソコン側とアイソレートするという地道かつ確実な方法を採用。パソコンからのノイズの混入を排除した

デジタル録音の歴史という側面から、DCD-SX1に込められた想いを語る米田氏

ハイビット化や録音技術の向上が進むにつれて、「DACをいかに正確に動かすか」という別の大きなテーマが浮かび上がってきたのだという

DENON「DCD-SX1」 ¥577,500

DCD-SX1においては、さらに性能を向上させた新開発クロックモジュールを44.1kHz系と48kHz系で2系統搭載している

DCD-SX1のドライブメカ

DCD-SXで鋳鉄製だったドライブベースを、DCD-SX1では砂型鋳物アルミ製に変更。砂型鋳物アルミは音響素材としては非常に優れた特性を持つ

DCD-SX1の筐体内部。32bitのポテンシャルを引き出すために、各種の音質パーツについても徹底的な吟味が為された

カッパータイトのケースに封入されたDCD-SX1のデジタル基板

HD Master Clock Designにより、ディスク再生時はもちろん、USB-DACを含むデジタル基板全体がマスタークロックに同期する

DCD-SX1のブロック・ダイアグラム。192kHz/32bit対応DACをモノモードで2基搭載している

CD誕生から30年という節目に産声を上げたDCD-SX1は、ディスク再生の魅力を再発見することができるディスクプレーヤーと言えるだろう

音質の最終追い込みの辛さを振り返る出口氏。特にノイズ対策については、発表直前まで綿密に追い込んでいった

開発時の苦労にまつわる様々なエピソードを語りながらも、その顔には笑みが漏れる両氏。DCD-SX1における達成感の大きさが窺えた
 
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ティアック、「Reference 700 シリーズ」を一部製品を除いて価格改定。5/13から
2 iFi audio、ネットワークプレーヤーのフラグシップ「iDSD Phantom」。DSD2048に世界初対応
3 防音/防振/音響にこだわる防音賃貸マンション「サウンドプルーフ ステージ」、シアターモデルルームを体験
4 デノンとマランツの主力モデルを徹底して聴き比べる試聴会。秋葉原テレオンで4/11と4/18の2週連続開催
5 イマーシブオーディオの最先端を奈良から世界へ発信!入交英雄氏のラボを訪ねる
6 オルトフォン、MM/MCカートリッジや交換針など価格改定。6/1から
7 バング&オルフセンのデザイン哲学に迫る。創業100周年を記念した展覧会、表参道ヒルズにて4/3より開催
8 “奇跡のように美しい音楽”「ザ・ケルン・コンサート」を総力特集。『季刊・アナログ91号』は4/3発売
9 ジェネレック、主要スピーカーとサブウーファーのセール「My First Genelec特別オファー」
10 世界が認める“ネットワーク・ハイエンド”「Innuos」日本上陸。アメリア社長が日本市場への期待を語る
4/3 11:00 更新