公開日 2019/12/23 06:45
Pathosのアンプはなぜ魅力的なのか?“音に直結するデザイン”のこだわりを創立者が語る
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美しく個性的なデザインと、真空管/半導体のハイブリッド構成によるアンプ回路を特徴とするイタリアのオーディオブランド、Pathos(パトス)。1994年に設立された同社では、どのような理念をもち、またどのような意図で製品を世に送りだしているのか。土方久明氏がその真髄に迫る。
国内外を問わず、世界中のオーディオブランドにはそれぞれの理念や製品開発のこだわりがある。それをカタログだけで推測するのは安易な考えであり、できればブランドの当事者と膝を突き合わせて話を聞きたい。そんな普段なかなか会えない海外メーカーのスタッフに、直接インタビューを行える絶好の機会が、年に1度行われる東京インターナショナルオーディオショウだ。
そのなかで今回会うことができたうちの一人が、イタリアのアンプメーカー、パトスのGaetano Zanini氏(以後、ザニーニ氏)である。パトスは息を飲むような美しいデザインのアナログアンプやヘッドホンアンプを多数ラインナップするブランドで、2019年に日本再上陸を果たした。
ザニーニ氏は、パトスを設立した3人のメンバーのうちの一人で、現在は同社のCEO(Chief Executive Officer) & Founderを務める。同氏に、このたび日本再上陸に至った経緯をはじめ、企業理念や将来の展望、そして彼の目に日本のオーディオシーンはどう映ったのかをお聞きした。
■これまで聴いたことのなかった “最上級の音” を届けるために
−− ようこそ日本へお越しくださいました。パトスは数年前まで日本市場にありましたが、待望の再参入ですね。
ザニーニ氏 ありがとうございます。また改めて日本参入できたことを嬉しく思います。
−− 改めて日本導入に至った経緯を教えてください。
ザニーニ氏 新たなパートナーとなったタイムロードの平野社長が声をかけてくださったことがきっかけです。
−− 平野氏が前に所属していたメーカーがオーディオショーでブースを出していて、その隣にパトスがあったと聞きました。その時代から平野氏はパトスに目をつけていたということですね。それでは、パトスを設立した経緯を教えてください。
ザニーニ氏 私は元々音楽業界にいましたが、その時に知り合いだった1人の技術者が、自身で組み上げた1台のアンプを私に聴かせました。そして、ほかのアンプでは聴いたことのない、そのナチュラルで明るいサウンドに強い衝撃を受けました。
さらにオーディオ誌や音楽誌の担当者にもその音を聴いてもらったところ、誰もが最上級の評価を下したのです。そこで私は、多くのオーディオ/音楽ファンにこのアンプの音を聴いてもらおうと会社を作りました。
−− これまでの製品に共通する開発フィロソフィーを教えてください。
ザニーニ氏 すべてのオーディオ製品には徹底的にこだわっています。量産品を作るつもりはまったくありません。イタリアのヴィチェンツァという小さな町の自社工場で90%以上のパーツを作り出しています。会社の建物の1階は木材やアルミニウムなどを加工する場所があり、2階でそれらを組み上げています。
−− 今回のオーディオショウでも、パトスの製品を見た多くの方が、その美しいデザインに心を動かされていましたね。私も日本導入されたプリメインアンプ「Twin Towers」や、ヘッドホンアンプ「InPol EAR」の洗練されながらもインパクトのあるデザインに強い感銘を受けました。デザイン視点でみても、部屋を美しく魅せる素晴らしいオーディオ機器だと思います。
ザニーニ氏 特に昔のアンプは、オーディオラックに入れることだけを考えた、無骨なデザインだったと思います。しかし当社のアンプの根底にあるのは、アンプが持つ回路構成やパーツ配置などが反映されるデザインですね。アンプを構成する電源部やヒートシンクなど、パーツ1つ1つの質感を高めるとともに、複雑な造形のヒートシンクを製作できる技術があり、それが視覚的にキャッチーな要素になっています。
−− なるほど、デザインファーストというよりは、オーディオファイルが素直に受け入れられるオーディオ機器としての造形をデザインとして保有しているのですね。プリメインアンプ「Classic Remix」などのブランドロゴをかたどったヒートシンクは、まさにそのコンセプト通りだと感じます。
国内外を問わず、世界中のオーディオブランドにはそれぞれの理念や製品開発のこだわりがある。それをカタログだけで推測するのは安易な考えであり、できればブランドの当事者と膝を突き合わせて話を聞きたい。そんな普段なかなか会えない海外メーカーのスタッフに、直接インタビューを行える絶好の機会が、年に1度行われる東京インターナショナルオーディオショウだ。
そのなかで今回会うことができたうちの一人が、イタリアのアンプメーカー、パトスのGaetano Zanini氏(以後、ザニーニ氏)である。パトスは息を飲むような美しいデザインのアナログアンプやヘッドホンアンプを多数ラインナップするブランドで、2019年に日本再上陸を果たした。
ザニーニ氏は、パトスを設立した3人のメンバーのうちの一人で、現在は同社のCEO(Chief Executive Officer) & Founderを務める。同氏に、このたび日本再上陸に至った経緯をはじめ、企業理念や将来の展望、そして彼の目に日本のオーディオシーンはどう映ったのかをお聞きした。
■これまで聴いたことのなかった “最上級の音” を届けるために
−− ようこそ日本へお越しくださいました。パトスは数年前まで日本市場にありましたが、待望の再参入ですね。
ザニーニ氏 ありがとうございます。また改めて日本参入できたことを嬉しく思います。
−− 改めて日本導入に至った経緯を教えてください。
ザニーニ氏 新たなパートナーとなったタイムロードの平野社長が声をかけてくださったことがきっかけです。
−− 平野氏が前に所属していたメーカーがオーディオショーでブースを出していて、その隣にパトスがあったと聞きました。その時代から平野氏はパトスに目をつけていたということですね。それでは、パトスを設立した経緯を教えてください。
ザニーニ氏 私は元々音楽業界にいましたが、その時に知り合いだった1人の技術者が、自身で組み上げた1台のアンプを私に聴かせました。そして、ほかのアンプでは聴いたことのない、そのナチュラルで明るいサウンドに強い衝撃を受けました。
さらにオーディオ誌や音楽誌の担当者にもその音を聴いてもらったところ、誰もが最上級の評価を下したのです。そこで私は、多くのオーディオ/音楽ファンにこのアンプの音を聴いてもらおうと会社を作りました。
−− これまでの製品に共通する開発フィロソフィーを教えてください。
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