公開日 2017/09/25 17:11
「誰にとっても一台必要」な製品を − 世界最小のDSD対応DAP、Lotoo「PAW Pico」開発秘話
Lotoo渾身の最新モデル
2014年に日本へ初上陸したLotoo。同社の母体となるInfomediaは、スイスの名門ブランドのODMを手がけるなど確かな実績を持っている。現在のトレンドとなっているAndroid OSではなく、組み込みOSを採用したことで実現した圧倒的なS/Nなど、随所にサウンド第一主義を感じさせる作り込みも大きな話題を呼ん。そんなポリシーを貫いた最上位機「PAW Gold」は、高いサウンドクオリティで瞬く間に「世界最高峰のポータブルプレーヤー」としての評価を獲得したことは記憶に新しい。
その後、「気軽に持ち歩けるハイファイ」をコンセプトに掲げ、低価格帯モデルとなる「PAW 5000」を発表。ジョギングなどの運動のリズムに合わせて曲のテンポを変更できるスポーツモードの搭載などユニークな機能も内蔵し、極めてハイファイサウンドでありながらカジュアルな使い勝手も実現するなど、Lotooの懐の深さを感じさせる仕様で、こちらもポータブルオーディオファンから高い評価を獲得している。
そして今年、Lotooが満を持して2017年9月27日に発売するのが、世界最小のDSD-PCM変換再生対応ポータブルプレーヤー「PAW Pico」(関連ニュース)だ。
先日、Lotooを牽引するチー・シャオ氏が来日。PAW Picoがどのような経緯で誕生したのかを伺う機会に恵まれた。物静かで謙虚。そんな印象を受けるシャオ氏だが、絶対的な自信を持ってPAW Picoを送り出すことがひしひしと感じられた。
PAW Picoは、ハイファイを志向するユーザーへ向けたiPod Shuffleのような立ち位置の製品とみていいだろう。そこには、シャオ氏自身のライフスタイルから導き出されたアイデアが満載されている。
シャオ PAW Picoを開発する出発点は、私自身が「こういうものがあればいいのに」とエンジニアチームに話をしたことです。私自身もLotooのユーザーで、あくまでひとりのオーディオファイルでもあるので、その操作感へのこだわりは欠かせないポイントでしたね。
いま、ポータブルプレーヤーのほとんどがタッチパネルによる操作ですが、Lotooの製品は物理キーによる操作にこだわっています。タッチパネルについては私も普段から強く思っていることがあって、それは、基本機能を操作するたびにわざわざポケットから出して……というのは、決して快適な操作性とは言えないのではないかということです。もちろん、タッチパネルにはタッチパネルにしかできない良い点もあって、複雑なファンクションを割り当てたり豊富な機能を実装することができますが。
ですので、PAW Picoでは物理キーによる操作はもちろんですが、iOSからワイヤレスで接続して操作することのできるアプリを自社開発し、双方の良い点を実現したプレーヤーとなっています。「最初からタッチパネルでも良いのではないか」と思われるかもしれませんが、私はあくまでハイエンド・オーディオに携わる人間です。ハイエンドをやる限りは、物理的なボタンに対するこだわりは持ち続けるつもりです。
この自社開発アプリ「Lotoo」は、PAW Picoに内蔵されたGPSと連携することで、スポーツの活動履歴などを記録することも可能となっている。昨今のランニングブーム等で市場にはさまざまスポーツタイプの製品が登場していることに加え、日本市場では急速にワイヤレスヘッドホンのブームが到来している。つまり、よりライフスタイルに根ざした製品が求められている傾向があるが、そのなかにあっても、PAW Picoは実にユニークな立ち位置のプレーヤーだ。
シャオ 私も走ったり自転車に乗ったりとスポーツをするのですが、その際にもLotooの製品を使っています。実際にスポーツをしながら音楽を聴く人がどのような機能を求めるのかということも、おそらく誰よりも分かっているつもりです。例えばランナーの方であれば、走っているときに負担を感じることを最も嫌っていて、運動中はなんの負担も感じることなく音楽を聴きたいと思っています。
Bluetoothに対応したスポーツイヤホン等にはもちろん優れた機器も登場していますが、バッテリーが必要だったりと、イヤホンそのものが重くなるケースが多いんです。私自身もさまざまなBluetoothのイヤホンを持っているのですが、実際に着けて走ってみると、重さで落ちてきてしまうんですね。つまり、これは負担です。
運動する方にとっては、「運動中に落ちない」ことが大事な要素になるんです。だからこそ、PAW Picoでは音楽再生そのものにBluetoothは採用していません。正直なことを申し上げると、PAW Picoは「スポーツをする方のために設計しました」と言いたいくらいです。実際に運動している人でなければ作れない製品であると思います。
あくまでプレーヤーからは有線で接続する構造としたPAW Picoは、実はさまざまなイヤホンで、事実上のワイヤレスとも言える使い勝手を実現している。楽曲のブラウズにも対応しする自社開発アプリと合わせることで、高級イヤホンやヘッドホンをワイヤレスに近い感覚での使用できるという点もPAW Picoの大きなアドバンテージと見ていいだろう。
その後、「気軽に持ち歩けるハイファイ」をコンセプトに掲げ、低価格帯モデルとなる「PAW 5000」を発表。ジョギングなどの運動のリズムに合わせて曲のテンポを変更できるスポーツモードの搭載などユニークな機能も内蔵し、極めてハイファイサウンドでありながらカジュアルな使い勝手も実現するなど、Lotooの懐の深さを感じさせる仕様で、こちらもポータブルオーディオファンから高い評価を獲得している。
そして今年、Lotooが満を持して2017年9月27日に発売するのが、世界最小のDSD-PCM変換再生対応ポータブルプレーヤー「PAW Pico」(関連ニュース)だ。
先日、Lotooを牽引するチー・シャオ氏が来日。PAW Picoがどのような経緯で誕生したのかを伺う機会に恵まれた。物静かで謙虚。そんな印象を受けるシャオ氏だが、絶対的な自信を持ってPAW Picoを送り出すことがひしひしと感じられた。
PAW Picoは、ハイファイを志向するユーザーへ向けたiPod Shuffleのような立ち位置の製品とみていいだろう。そこには、シャオ氏自身のライフスタイルから導き出されたアイデアが満載されている。
シャオ PAW Picoを開発する出発点は、私自身が「こういうものがあればいいのに」とエンジニアチームに話をしたことです。私自身もLotooのユーザーで、あくまでひとりのオーディオファイルでもあるので、その操作感へのこだわりは欠かせないポイントでしたね。
いま、ポータブルプレーヤーのほとんどがタッチパネルによる操作ですが、Lotooの製品は物理キーによる操作にこだわっています。タッチパネルについては私も普段から強く思っていることがあって、それは、基本機能を操作するたびにわざわざポケットから出して……というのは、決して快適な操作性とは言えないのではないかということです。もちろん、タッチパネルにはタッチパネルにしかできない良い点もあって、複雑なファンクションを割り当てたり豊富な機能を実装することができますが。
ですので、PAW Picoでは物理キーによる操作はもちろんですが、iOSからワイヤレスで接続して操作することのできるアプリを自社開発し、双方の良い点を実現したプレーヤーとなっています。「最初からタッチパネルでも良いのではないか」と思われるかもしれませんが、私はあくまでハイエンド・オーディオに携わる人間です。ハイエンドをやる限りは、物理的なボタンに対するこだわりは持ち続けるつもりです。
この自社開発アプリ「Lotoo」は、PAW Picoに内蔵されたGPSと連携することで、スポーツの活動履歴などを記録することも可能となっている。昨今のランニングブーム等で市場にはさまざまスポーツタイプの製品が登場していることに加え、日本市場では急速にワイヤレスヘッドホンのブームが到来している。つまり、よりライフスタイルに根ざした製品が求められている傾向があるが、そのなかにあっても、PAW Picoは実にユニークな立ち位置のプレーヤーだ。
シャオ 私も走ったり自転車に乗ったりとスポーツをするのですが、その際にもLotooの製品を使っています。実際にスポーツをしながら音楽を聴く人がどのような機能を求めるのかということも、おそらく誰よりも分かっているつもりです。例えばランナーの方であれば、走っているときに負担を感じることを最も嫌っていて、運動中はなんの負担も感じることなく音楽を聴きたいと思っています。
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運動する方にとっては、「運動中に落ちない」ことが大事な要素になるんです。だからこそ、PAW Picoでは音楽再生そのものにBluetoothは採用していません。正直なことを申し上げると、PAW Picoは「スポーツをする方のために設計しました」と言いたいくらいです。実際に運動している人でなければ作れない製品であると思います。
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