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【特別企画】鴻池賢三が迫る!

シャープ 次世代液晶テレビ “ICC PURIOS”大解剖 − 業務用マスモニを彷彿とさせる民生機

2013/02/08 鴻池賢三
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●質感の高い本体デザインもプレミアム − アルミの押し出し材を採用

画質が話題になりがちな本機だが、その特別さを示すかのように、各所にクオリティーを高める工夫がちりばめられている。

フレーム部はアルミ材にヘアラインの艶消しを施した黒

特徴的なデザインの台座はアルミの押し出し材

映像を囲むフレーム部はアルミ材にヘアラインの艶消しを施した黒色で、質感の高さに加え、映像への没入にも適している。接地面積が大きく、デザイン面でも特徴的な台座はアルミの押し出し材、つまりアルミの塊となっており、民生機ではあり得ない豪華さだ。

●音声に「MIXER’S LAB」モードを採用

音質面では、品格のある高域再生に適したソフトドームトゥイーターと、AQUOSで実績を積み重ねたDuo Bassシステムを低域用に搭載して基本性能を高めると共に、音声モードとして「MIXER’S LAB」モードを用意している。

ソフトドームトゥイーターとDuo Bassシステムを搭載

音質設定に「MIXER’S LAB」モードを搭載

ミキサーズラボは、レコーディングに関わるプロフェッショナル集団で、そのエンジニアが音質チューニングを施したのが「MIXER’S LAB」モードだ。ジョージ・ルーカス監督の「映像と音声はフィフティー・フィフティーであるべき」という理念がTHXの起源であるが、4K ICC PURIOSの画を引き立てる上でも、音声面がケアされているのは嬉しい。

●「ビジュアルモーションガイド」対応

使い勝手の面では、視聴中の画面を表示したまま、番組表や録画一覧といった各種の機能切替を、美しいグラフィックと滑らかな動きで分かり易く表示できるシャープ独自の「ビジュアルモーションガイド」を利用できる。

直感的な操作が行える事はもちろん、視聴中の番組/映像を表示する真ん中のウィンドウは、液晶の4分の1のスペースが割り当てられており、4K解像度となったことでスケーリング処理を通らないフルHD解像度表示になった。

ビジュアルモーションガイドにも対応している。液晶の4分の1のスペースが割り当てられている視聴中の番組/映像を表示するウィンドウは、パネルが4K解像度に対応したことによってフルHD解像度になった

画質の革新性だけでなく、外観デザインと質感、音質や使い勝手までこだわったことに、ICC PURIOSの奥深さが現れている。

次ページいよいよICC PURIOS 画質レビュー!“目の当たりにしている光景のような自然な表現”

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