アキュフェーズ、新フラグシッププリメイン「E-6000」。歴代最大出力 260W/8Ω・350W/4Ω実現
アキュフェーズは、新世代のフラグシップ・プリメインアンプ「E-6000」を10月中旬に発売する。希望小売価格は1,265,000円(税込)。同社が半世紀以上にわたり培ってきたアンプ技術を投入し、音質とスピーカー駆動力を追求したモデルとなる。
同製品は、同社のプリメインアンプで歴代最大の出力を誇るモデル。パワーアンプ部には、パワートランジスターを6パラレル・プッシュプルで構成するAB級増幅回路を採用し、両チャンネル同時動作時で260W/ch(8Ω)、350W/ch(4Ω、音楽信号に限る)の定格出力を実現した。
プリアンプ部には、同社のセパレート・プリアンプにも採用する「Balanced AAVA」方式のボリュームコントロールを搭載。一般的な可変抵抗による音量調整とは異なり、入力信号から生成したレベルの異なる複数の信号を組み合わせて音量を調整する。これにより、可変抵抗の接点劣化に起因するガリを回避し、全てのボリューム位置で低ノイズ化を図っている。
さらに、AAVAのI-V(電流−電圧)変換アンプには「ANCC(Accuphase Noise and distortion Canceling Circuit)」を採用。I-V変換アンプ内の主アンプで発生するノイズと歪みを、副アンプで打ち消す構成とした。副アンプにはノイズ密度1.5nV/√Hzの低雑音アンプを採用し、特に音量を絞った状態から通常のリスニング音量までのノイズ性能を高めたという。
AAVAをバランス回路で構成したBalanced AAVAにより、通常のボリューム位置におけるノイズレベルは、従来モデルに対して約10%低減したとしている。
ボリューム操作部には、アルミニウムブロック削り出しの高精度・高剛性「ボリューム・センサー機構」を採用。滑らかな動作と重厚な操作感、正確な位置検出を追求したほか、付属リモコンによる操作時にも静粛な動作を実現するとしている。
パワーアンプ部はインスツルメンテーション・アンプ構成とし、入力から出力までバランス構成を採用。高域の位相特性に優れるカレント・フィードバック増幅回路や、ダンピングファクターを向上させる「バランスド・リモート・センシング」も採用する。ダンピングファクターは保証値で1000を達成している。
電源部には大型・高効率のトロイダルトランスを搭載するとともに、47,000μF/100Vの高耐圧・大容量フィルターコンデンサーを2基装備。左右のパワーアンプへ安定した電力を供給し、大型スピーカーの駆動を支える。
プロテクション回路には信頼性に優れたMOSFETスイッチを採用し、スピーカー出力にはショート事故を防ぐ保護回路を搭載。そのほか、ディスクリート構成のヘッドホン専用アンプ、−20dBアッテネーター、トーンコントロール、コンペンセーターなども備える。
入力端子はライン5系統、バランス2系統を装備。PRE OUTとMAIN INもライン/バランスの双方を備え、プリアンプ部とパワーアンプ部を個別に使用できる。外部パワーアンプを追加したバイアンプ接続にも対応する。
また、オプションボードを2枚装着できる拡張スロットを搭載。デジタル入力ボード「DAC-60」、アナログ・ディスク入力ボード「AD-60」、ライン入力ボード「LINE-10」の3種類から選択して追加できる。
DAC-60はUSB/光/同軸デジタル入力を備え、USB入力では最大384kHz/32bitのPCMと11.2MHzのDSDに対応する。ただし、DSD 11.2MHzはASIO接続時に限られる。AD-60はMM/MCカートリッジに対応する。
フロントには大型のアナログ式パワーメーターを左右に配置し、中央には各種情報を表示するディスプレイを装備。筐体底部には、振動減衰特性に優れるハイカーボン鋳鉄製インシュレーターを採用している。
主なスペックは、周波数特性が20Hz〜20kHz(+0/−0.5dB、INPUT、定格出力時)、全高調波歪率が0.05%(20Hz〜20kHz、定格出力、両チャンネル同時動作、4〜16Ω負荷)、S/N比が112dB(INPUT、定格出力時、入力ショート、A補正)。最大外形寸法は465W×221H×502Dmm、質量は38.6kg。AC電源コード「APL-1」とリモートコマンダー「RC-260」を同梱する。
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