<HIGH END>ELAC100周年。旗艦スピーカー「Concentro M 809」披露、アイコニックな製品群も展示
ウィーン・ハイエンドでは、数多くの老舗ブランドが周年を祝い、多くのアイコニックな製品群を展示していたのが印象的だった。JBLの80周年、Bowers&Wilkinsの60周年、オンキヨーの80周年。その中でもひときわ長い歴史を持ち、ブランド創業時からの興味深い製品を展示していたのがドイツ・ELACである。
1926年創業、今年で100周年を迎えるELAC。ELACは100周年記念モデルとなるフラグシップ・スピーカー「Concentro M 809」を初披露するとともに、ELACの歴史を彩る数々の製品群を展示していた。
潜水艦向けのソナーといった軍需産業からスタートしたELAC。第二次世界大戦後には、戦後の物資不足のゆえであろう、ミシンを製造していた時期もあったそうだ。「過去の素晴らしいアイデアに再び触れることで、ELACというブランドの歴史をさらに未来に推し進めることができるでしょう」と説明してくれた。
「Concentro M 809」は4ウェイスピーカーで、中央のJET 6トゥイーターと、その周りを取り囲むように12基の40mmハイ・ミッドレンジユニットを搭載。その上下に250mmのロー・ミッドレンジを2基搭載、ウーファーはさらに側面上下に4基搭載する、仮想同軸スピーカーとなっている。キャビネットは下に向かって緩やかに膨らんだ形状で、ブラックの精悍さと、曲面を多用した柔らかさを両立したデザインとなっている。
デモンストレーションルームでは、同じくドイツの老舗ブランドT+Aのネットワークプレーヤー「PSD 3100HV」と、モノラルパワーアンプ「M40 HV」という比較的シンプルなシステムでデモを実施。ストレートかつ滲みのない芯の通ったサウンドという印象で、100周年を祝う多くの来場者の耳を潤していた。
ロビーエリアには1945年に発売されたPONYと名付けられたミシンのほか、1948年に発売された初のコンシューマー向けのアナログプレーヤー「PW1」、1970年代に発売されたポータブルアナログプレーヤー「121 HV」といった“歴史的”プロダクトを展示。
さらには現行スピーカーの主力ラインナップとなるVELAシリーズ、SOLANOシリーズ、Miracordなどのアナログプレーヤー群なども展示し、アナログプレーヤーとスピーカー、それぞれに旺盛な製品開発力の強さをアピールしていた。
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