オルトフォン、SMEベース穴に装着できるスライド式アームベース「TA-Base/SME」
オルトフォンジャパンは、スライド式アームベース「TA-Base/SME」を12月に発売する。価格は38,500円(税込)。
TA-Base/SMEは、英SME社(The Scale Model Equipment Company)製トーンアーム用ベース穴を備えたアナログプレーヤーに装着することで、オルトフォン製トーンアームを取り付け可能とするためのスライド式アームベース。
同社によれば、SME社のトーンアームは流麗なデザインや音色から根強い人気があり、オルトフォン製カートリッジと組み合わせるユーザーも多い一方、対応自重が30g前半までのモデルが大半で、重量級カートリッジへの対応が難しい面があったという。
この問題をカバーし、トーンアームやカートリッジ交換で好みの音色を追求する “アナログ再生の醍醐味” のハードルを下げるため、本スライドベースを開発したとのことだ。
スライド機構はSME純正ベースより可動幅を拡大し、±22.5mmの調整域を確保。余裕を持ったセッティングが行えるとする。
ボディは主要部品をアルミニウム切削とし、さまざまなプレーヤー環境での使用を想定して設計。例として、プラッター部分が薄く、アーム高さを上げられないフォノモーターでも使用できるよう全高を低くし、またフローティング式プレーヤーへの取り付けの障害とならぬよう質量を37gに抑えている。
また、中心軸を挿して固定するフランジ部は着脱式とし、リング状パーツを付け替えることでアーム軸径18mm/20mmの2種類に対応。これにより幅広いオルトフォン製トーンアームを取り付けられるだけでなく、中心軸径が同じであれば、他社製トーンアームも使用可能だとしている。
ただしオルトフォン製トーンアームのうち、「RS-212/309D」および「RSG-309」については、軸径の都合により取り付け非対応となっている。
このほか、本製品の使用にあたっては、追加の調整やベース取り付け穴の加工などが必要となる場合があるとのこと。詳しくは同社製品ページにて確認できる。
関連リンク









































