【上海ショウ】JBLの「Summitシリーズ」、上海にてアジアプレミア。トップモデルはペア約600万円
ハーマン・インターナショナルは7月11日(金)、上海インターナショナルオーディオショウの会場にて、新型スピーカー「Summit」シリーズ3機種のアジアプレミアを実施。ミュンヘン・ショウでグローバルお披露目された新プロジェクトの、アジア初披露となる。広い会場にも関わらず立錐の余地がないほどのプレスや関係者が集まり、中国におけるJBLブランドの人気の高さをうかがわせた。
Summitシリーズは、「Project EVEREST DD55000」から始まるJBLフラグシップモデルの系譜を受け継ぐモデル群。大型フロアスタンド機のSummit Makalu(マカルー)、ミドルサイズのSummit Pumori(プモリ)、ブックシェルフ型Summit Ama(アマ)の3機種が用意され、それぞれヒマラヤ山系にちなんだ名前がつけられている。
ミュンヘンでは価格は正式に明らかにされなかったが、こちらではプライスタグも表示されていた。Summit Makaluは15万人民元/1本、日本円で約300万円。恐らく日本でも同じような価格で登場するだろう。
Summit Pumoriが11万人民元/1本(日本円で約220万円)、Summit Amaが6万5000人民元/1本(日本円で約130万円)。
新製品の最上位モデルとなるSummit Makaluは、独自のHC4コンポジットコーンを採用した300mmウーファーと200mmミッドレンジ、D2コンプレッションドライバー+HDI Sonoglassホーンによる3ウェイ3スピーカー。ホーン形状を、Project EVEREST DD67000までのような横長形状ではなく、同社スタジオモニターシリーズでも採用されているHDI(High Definition Imaging)形状とすることで、より広い周波数帯域に渡る一定の指向性パターンを狙ったものだ。
マークレビンソンのエレクトロニクス群を用いたSummit Makaluをデモンストレーションを実施。現地の女性シンガーのライヴのあとに、そのCDを再生するという趣向が凝らされていた。Summit Makaluのサウンドは、JBLらしい鳴りの良さが印象的。中低域の見通しもよく、透明度の高いヴォーカルが楽しめた。日本で聴ける日を心待ちにしたい。
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