大型フィンガー搭載のヘッドシェル「SH-4」を採用

オルトフォン、DJ向けMMカートリッジ「VNL」にヘッドシェル取付済みの“Premounted”モデルを追加

公開日 2024/03/14 16:06 編集部:成藤 正宣
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オルトフォンは、DJ用MMカートリッジ「VNL」のヘッドシェル取付済みモデル「VNL Premounted」を3月下旬より発売する。価格はオープンだが、市場では税込25,300円前後での実売が予想される。

「VNL Premounted」

DJ用MMカートリッジ「VNL」を、あらかじめヘッドシェル「SH-4」に取り付けた状態で販売するプリマウンテッドモデル。リードワイヤーも結線済みのため、PHONO入力を備えたアンプやミキサーを所持していれば、機器の追加を行うことなくすぐに使用できるとしている。

VNLには、3種類ラインナップされているスタイラス(交換針)のうち、柔軟さと弾力のバランスが取れた標準モデル「Stylus VNL II」が装着済み。より柔軟な「Stylus VNL I」、最も弾力のある「Stylus VNL III」を別途購入して差し替えれば、再生時の音色やDJプレイ時の触感を細かくチューニングすることができる。

いずれのスタイラスも、針先部分の柔らかさを左右するゴム部品ダンパーの設計、材料配合、生産管理のすべてを自社工場内専門ラボラトリーで行っているため、モデルごとに最適な仕様とブレのない均一な量産を実現。ハードなDJプレイ時も針飛びしにくいと謳っている。

装着済み/別売あわせて3種類の針先がラインナップされ、音質やDJプレイ時の感触を調整できる

ヘッドシェルのSH-4は、軽量かつシンプルなデザインのボディに、操作性と視認性の両方を高めるため大型のフィンガー(指掛け)を搭載。フィンガー先端には絶妙なカーブと表面処理も施すことで、針を下ろすときは指先から抜けやすく、逆に針を上げたりシェルを保持する際には指先に残りやすく配慮した。このため、DJ初心者からベテラン、あるいは通常のレコードリスニング用途でも扱いやすいとしている。

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