既存モデルユーザーにはバージョンアップサービスを用意

エソテリック、「Grandioso P1X/D1X/K1X」のアップグレードモデルを11月発売

公開日 2023/10/16 19:10 編集部:成藤 正宣
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エソテリックは、同社フラグシップオーディオ“Grandiosoシリーズ”の「P1X」「D1X」「K1X」3モデルにおいて、クロック回路やDACアナログ部などをアップグレードした“SEモデル”を、2023年11月より順次発売する。また同時に、既存モデルからSEモデルへのバージョンアップサービスも11月6日より受付開始する。

「Grandioso P1X/D1X/K1X」のアップグレードモデルが11月発売

SEモデルおよびバージョンアップサービスの税込価格は以下の通り。

【SEモデル】
・SACD/CDトランスポート「Grandioso P1X SE」:4,290,000円
・モノラルDAコンバーター「Grandioso D1X SE」:4,290,000円
・SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X SE」:3,520,000円

「Grandioso P1X SE」

「Grandioso D1X SE」


「Grandioso K1X SE」

【バージョンアップサービス】
・Grandioso P1X → P1X SE:440,000円
・Grandioso D1X → D1X SE:440,000円
・Grandioso K1X → K1X SE:440,000円
※引取、納品出張費を含まず

ブランドの最上位モデル“Grandiosoシリーズ”を、「オリジナルモデルが発売された時から現在までの考えうる全ての技術的な蓄積」を反映することにより、さらなる音質向上を図ったアップグレードモデル。この度、SACD/CDトランスポート「Grandioso P1X」、モノラルDAコンバーター「Grandioso D1X」、SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1X」の3モデルを対象にアップグレードが行われる運びとなった。なお、2023年11月出荷分から既存3モデルはすべてSEモデルに切り替わる。

主なアップグレード箇所として、まず内蔵クロックに新設計のディスクリート・クロック回路「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」を搭載。フラグシップ・マスタークロック・ジェネレーター「Grandioso G1X」のディスクリート回路の設計思想を受け継いだもので、大型の水晶発信子をはじめとする厳選したディスクリート部品を用いて独自の回路設計を行うことで、細部に至るまでブランドの思想を反映させた高音質を実現したという。

「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」

また、筐体を支える独自の「ピンポイントフット」の設計も刷新。フット本体をボトムシャーシにねじ止めするのではなく、設置時にシャーシの自重で支えられる構造へと変更した。これにより、ボトムシャーシへのねじ止めによる応力の集中を回避し、より開放的なサウンドが得られたとする。

独自の「ピンポイントフット」は、ボトムシャーシにねじ止めしない新構造に

さらに「D1X SE」「K1X SE」の2モデルにおいては、完全自社設計のディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC」のアナログ部を改良。独自の増幅モジュール「IDM-01」、アナログフィルターの抵抗やコンデンサーといった各ディスクリートパーツをブラッシュアップし、「より生々しいライブ感、聴感上のダイナミクス向上、よりオーガニックなテクスチャ―を備えた、さらにハイレベルの音質」を追求したとのこと。

DACのアナログ部をブラッシュアップ

上述の通り、既存モデル(Grandioso P1X/D1X/K1X)のユーザーには、同社サービスセンターにてSEモデルと同等仕様に更新するバージョンアップサービスが用意される。11月6日よりエソテリック特約店にて申込受付を開始し、バージョンアップを実施した部分については本体とは別に3年間の保証が適用される。

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