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第3世代の一体型プレーヤー

エソテリック、フラグシップの技術でオーディオ回路を刷新した一体型SACDプレーヤー「K-07Xs」

編集部:成藤正宣
2018年10月15日
エソテリックは、一体型SACD/CDプレーヤーの第3世代モデル「K-07Xs」を11月1日に発売する。価格は500,000円(税抜)。

「K-07Xs」

同社が公式Facebookアカウントにて10月12日より情報公開していた製品が、正式発表された格好(関連ニュース)。

従来機種「K-07X」(関連ニュース)で好評を博したシャーシ構造などはそのままに、同社フラグシップ製品「Grandioso K1」(関連ニュース)のテクノロジーを踏襲し、全てのオーディオ回路を刷新したというモデル。DAC、デジタル回路、強力な出力バッファーアンプに電源部と、充実した内容を備えている。

フラグシップの技術によりオーディオ回路を刷新したモデル

ディスクドライブには、Grandiosoをはじめとする上位モデルと同一のピックアップを搭載した「VOSPメカニズム」を搭載。ハウジング部に取り付けられた8mm厚のスチール製大口径スタビライザーがディスク回転の振動を排除し、またレーザーの光軸が常に垂直方向を維持することで、高精度かつ安定した信号読み取りを実現するとしている。

「VOSPメカニズム」を搭載

DAC部は旭化成エレクトロニクス「AK4493」や、チャンネルあたり4回路のパラレル/ディファレンシャル回路を採用した、完全新規設計のデュアルモノ構成。圧倒的なリニアリティと低歪化を実現したという。また同時に、K-01XsやK-03Xs同様のバッファーアンプをDAC出力直後に設けることで、低域の量感や微小レベルの音楽信号の再現性を高めている。

デュアルモノDAC基板

また、32bit DACデバイスを複数個組み合わせ、34bitの高解像度PCM信号をアナログ信号へ変換する特許技術「34bit D/Aプロセッシング・アルゴリズム」を採用。ハイビットデータの階調を活かすことで演算誤差を最小にとどめたアナログ変換を行え、繊細な音楽信号まで際立たせられるという。

出力バッファー回路は音楽信号のダイナミックレンジを不足なく伝送するため、上位モデルと同等の「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」を1チャンネルにつき2回路搭載した。スルーレート2,000V/μsという高性能素子を採用しており、XLR出力時にはディファレンシャル、RCA出力時にはパラレル駆動を行う。

アナログ出力は、XLR/RCAによるライン接続に加え、同社独自の電流伝送方式「ES-LINK Analog」を利用可能。同社対応機器との接続に用いることで、信号経路のインピーダンスの影響を受けにくい、力強くピュアな信号伝送が可能とのことだ。

ディスク再生のほか、同軸/光/USBからのデジタル入力も備えており、同軸/光デジタル端子からはPCM 192/24、DSD 2.8MHzまでの入力に対応。USBはPCM 768/32、DSD 22.5MHzまで入力可能なほか、新たにBulk Pet伝送にも対応している。

シャーシには肉厚アルミ材を多用し、ビスの使用を抑えたラウンドフォルムデザインを採用。前面ディスプレイは有機ELとなっている。筐体の質量は独自のスチール削り出しインシュレーターで3点支持し、振動を効果的に抑制する。

クロック回路は高精度VCXOを採用し、同社の「G-02X」など外部クロックジェネレーターとの接続にも対応。電源も回路パターンの改良や、大型EIコア・トランス、新設計のカスタム・コンデンサー、容量330,000μF(0.33F)のスーパーキャパシターEDLCを組み合わせたことで、供給電源のクリーンさ、安定度を増したという。

入出力端子は、アナログ出力がXLR(ESL-A)/RCA各1系統、デジタル出力が同軸/光デジタル各1系統、デジタル入力が同軸/光/USB-B(USB 2.0準拠)各1系統を搭載。クロック入力用のBNC端子も搭載する。

SACD再生+XLR出力時の周波数特性は5Hz〜55Hz(-3dB)、SN比は119dB、歪率は0.0013%(1kHz)。出力インピーダンスはXLRが40Ω、RCAが15Ω。最大出力レベルはXLRが5.0Vrms、RCAが2.5Vrms。

本体の外形寸法は445W×131H×357Dmm、質量は約14.2kg。

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