小社刊行の「季刊・オーディオアクセサリー」も選考に参加

「EISA AWARD 2023-2024」発表! スピーカーやストリーマーの新しい取り組みが高評価

公開日 2023/08/25 20:27 抄訳:ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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1982年に欧州の専門誌によって設立された団体EISA(Expert Imaging and Sound Association)による、優れた製品を選出するEISAアワードが今年も選定された。「ハイファイ」「ホームシアター・オーディオ」「ホームシアター・ディスプレイ&ビデオ」「車載オーディオ」「モバイルデバイス」「写真関連」の6つのカテゴリーに分かれており、「ハイファイ」カテゴリーについては、小社刊行の『Audio Accessory』誌も、日本を代表するメディアとして選出に加わっている。

EISAアワード

『Audio Accessory』誌の編集長である伊佐山勝則は今回のEISAアワードについて、以下のようにコメントしている。

「季刊・オーディオアクセサリー」編集長 伊佐山勝則

「コロナ禍の影響は解消されたものの、昨今の原材料の高騰やパーツ不足などの影響が、オーディオ製品にも大きく関わってきていることを実感するアワードでした。新製品の数は限られ、何よりも価格の急激な上昇に関しては、深刻な問題として審査会でも取り上げられました。ですが、そんななかでも “質” の部分では、例年以上に優れた製品たちが選出されたという印象を受けました。

スピーカーはフロアスタンディング部門にてBowers&Wilkinsの「703 S3」が、シリーズ部門としてKEFの「R Series」が選出。ワイヤレス・スピーカー部門でもKEFの「LSX II」やDYNAUDIOの「Focus50」が受賞するなど日本でも人気の製品、ブランドが名を連ねました。名門WILSON AUDIOの中核モデル「ALEXIA V」や、HERITAGEシリーズの流れをくみながらもHDMI入力なども備えたKLIPSCHの「THE SEVENS」も注目です。

デジタルプレーヤー関連においても、FERRUM AUDIOのDAコンバーター「WANDLA」や、iFi AUDIOの「NEO STREAM」は日本でもお馴染みですし、HEGELのCDプレーヤー「VIKING」も上陸が楽しみな製品です。またBluesoundの「POWERNODE EDGE」やHEGELの「H600」など、ストリーミングとアンプを一体化したシンプルなプロダクトにも注目です。MUSICAL FIDELITYの最高峰モデル「NU-VISTA 800.2」は、真空管とソリッドステートのハイブリッド構成で美しいフロントパネルが特徴です。

日本ブランドではYAMAHAが根強い評価で、話題のストリーミングレシーバー「R-N2000A」と最高峰ヘッドフォン「YH-5000SE」が受賞を果たしています。

ヘッドフォン部門の動きも見逃せません。日本でも評価の高いdCSのヘッドフォンアンプ・システム「LINA SYSTEM」のほか、MEZE AUDIOのダイナミック型オープンタイプ「109 PRO」、ワイヤレスではT+Aの「SOLITAIRE T」が最高評価を獲得。モバイルDAC部門で受賞を果たしたiFi AUDIO「GO POD」も、IEMの可能性を広げる新たなコンセプトが注目を集めました。

今年のアワードの選考を終えてみて、特にスピーカーやストリーマー関連の製品に関して、欧米と日本のオーディオ市場におけるニーズがかなりリンクされてきていることを実感しましたので、来年以降はさらに注力して審査を行っていきたいと思います」

【EISA AWARD 2022-2023受賞モデル】

■STANDMOUNT LOUDSPEAKERS
MOFI SOURCEPOINT 8


MoFi Electronicsはスピーカー市場においては比較的新しいブランドですが、「SOURCEPOINT 8」の優れた性能は素晴らしい経験を物語っています。一見レトロ風にも見えるスピーカーですが、アンドリュー・ジョーンズ氏が設計した最新の同軸ドライバーを搭載しており、スムーズに統合されたフルレンジのパフォーマンスを提供するようにモデル化されています。適切なアンプと組み合わせることで、「SOURCEPOINT 8」は、8インチのベースユニットによるしっかりした低域と、透明感のある高域を実現し、小〜中くらいのサイズの部屋において信頼に足る音楽再生を実現できるでしょう。

■FLOORSTANDING LOUDSPEAKERS
BOWERS & WILKINS 703 S3


印象的な低域と精緻な高域表現、そして一体感のあるサウンドステージ。Bowers&Wilkinsの700シリーズ第三世代は、エンジニアリングのスキルがさらに進化していることを証明するものです。この技術の多くは、トップモデルである800 D4シリーズから継承されたものです。特に「703 S3」がもっとも顕著ですが、初めてトゥイーターをトップに配置、2基の165mmのエアロフォイルバスドライバーと、150mmのコンティニュアムコーンで構成されたスレンダーなタワースピーカーとなっています。このスピーカーは、感動的な音楽体験をもたらすもので、B&Wの卓越したパフォーマンスを多くの音楽ファンにとって手の届くものとしています。クラシックホワイトとブラックに続いて、新色のモカも素晴らしい仕上げです。

■PREMIUM FLOORSTANDING LOUDSPEAKERS
PERLISTEN R7T


「PERLISTEN R7T」は、同社のフラグシップモデル「S7T」の弟機となりますが、トップモデルのデザインとエンジニアリングのDNAの多くを受け継ぎ、プレミアムなステータスが保証されています。同社の特許技術であるDPC(Directivity Pattern Control)アレイが中心に据えられており、最適化されたミッドとトゥイーターユニットがバス/ミッドとバスドライバーに支えられた4ウェイデザインで、密閉とバスレフポートの両モデルが用意されています。最高の状態で鳴らしこむと、R7Tは深くタイトに制御された低域を基盤に、豊かなミッドレンジと精緻な高域が融合された雄大で感情的なサウンドを実現しています。このスピーカーは最高の賞賛に値するモデルです。

■HIGH-END LOUDSPEAKERS
WILSON AUDIO ALEXIA V


「ALEXIA V」はWilson Audioのハイエンドスピーカーへのアプローチをまさに具現化したモデルです。独自にカスタマイズされたドライバーから、特注のキャビネット素材、チューニング技術の可能性と豪勢な仕上げのオプションの多彩さを備えています。3ウェイモデルで、独自のV-materialから削り出されたローユニットのエンクロージャーに、200mmと255mmのドライバーを搭載しています。その上にはミッドレンジとトゥイーターのハウジングがそれぞれ用意され、正確なタイムアラインメントが調整されています。「ALEXIA V」の性能はどのような環境にも適応可能で、壮大な音楽体験が実現できます。広大なスケール、ディテールの正確な再現で、スピーカーそのものから完全に自由であるかのようです。ひと言でいえば、まさに「崇高」そのものです。

■WIRELESS BOOKSHELF LOUDSPEAKERS
KEF LSX II


「LSX II」は、過去にEISAアワードを受賞した「LSX」の第2世代となるワイヤレススピーカーです。機能もさらに強化され、USB-CとHDMI ARC入力に加え、優れたアプリによって操作できる新しいワイヤレスプラットフォームが搭載されています。さまざまなストリーミングサービスを自由に行き来できることに加え、自由なイコライザー設定によって強力で自然なパフォーマンスを楽しむことができます。小型でリアポートを設けたキャビネットは、KEFならではのUni-Qアレイを搭載しており、トゥイーターとバス/ミッドユニットはそれぞれクラスDアンプモジュールによって駆動されます。目にも鮮やかな複数のカラーから選択ができて、サウンドも素晴らしく、セパレートなHi-Fiシステムを完全に置き換えることができるでしょう。

■WIRELESS ON-WALL LOUDSPEAKERS
SYSTEM AUDIO SILVERBACK 1


印象的な音質を実現するために、常に大型のフロア型スピーカーを必要とするわけではない、ということを証明するのが「SILVERBACK 1」です。SYSTEM AUDIOの「SILVERBACK 1」は壁掛け配置で、魅惑的で低域豊かなサウンドを実現することができます。シルクドームトゥイーターと133mmのミッドウーファーによる2ウェイスピーカーはおおよそA4程度のサイズで、控えめなスタイルが必要とされる小さめのリビングルームなどに最適なモデルです。内蔵アンプ、性能をさらに進化させるDSPを搭載、WiSAにも対応しており、ケーブルなしでStereo Hubと対応するなどユーザーフレンドリーな性質を備えています。音楽の再生やテレビの音をグレードアップも可能で、このオンウォールスピーカーは大きな役割を果たしてくれるでしょう。

■WIRELESS FLOORSTANDING LOUDSPEAKERS
DYNAUDIO FOCUS 50


上位グレードのConfidenceやContourシリーズで確立されたドライバー技術と、Pascal由来の強力なアンプ技術が融合して生まれた3ウェイスピーカー、DYNAUDIO「FOCUS 50」。素晴らしいダイナミクスとスケールで音楽を届けてくれます。この妥協のない性能を支えるために、スピーカー間の接続はWiSAにも対応していることに加え、Dirac Liveによるルーム補正機能も備えています。さまざまな音楽ソースに対応しており、ストリーミングサービスからRoon、アナログ/デジタル入力も搭載しているためさまざまな機器と接続することができます。「FOCUS 50」はアクティブスピーカーによる完璧な音楽再生システムを約束してくれます。あなたがやるべきことはただ電源ケーブルを繋ぐこと、そして4つの仕上げからお好みのものを選ぶこと、それだけです。

■HEADPHONES
MEZE AUDIO 109 PRO


非常に贅沢でアワード受賞歴もあるダイナミック型のヘッドホンブランドとして知られるMEZE AUDIO。同社の「109 Pro」は、50mmのダイナミックドライバーを搭載したオープンバック型モデルで、MEZEの新たな出発とも言えるヘッドホンです。その性能は、まさにブランドの適応能力の高さを示すものです。広大で精緻なサウンドステージ、タイトにコントロールされた低域を実現する109 Proは、どのようなジャンルの音楽にも素晴らしい表現を聴かせてくれます。外観においても卓越したものがあり、華やかなブラックウォルナットのハウジング、そして軽量なフレームで音響的にスマートなデザインを実現しています。そして頭に合わせて調整できるヘッドバンドとベロアのパッドが搭載されており、快適な音楽再生を保証してくれるでしょう。

■STREAMER
IFI AUDIO NEO STREAM


DACとデジタルトランスポート、両方の役割を果たすiFi AUDIOの「NEO STREAM」は、その音響的なパフォーマンスの素晴らしさもさることながら、その多機能性が非常に印象的な製品です。DAコンバーターとしては768kHzまでのPCMとDSD512の再生に対応、ストリーミングにもホームネットワークからの再生にも、ハードディスクからの直接再生にも対応、またデジタル出力は光デジタルからI2Sまで幅広く対応します。このような幅広い再生能力、そしてコントロールアプリと多様なフィルター選択によって、NEO STREAMは音楽ファンがシステムに簡単に追加できる製品といえるでしょう。新しもの好きのHiFiファンに対しても魅力的な製品です。小型で未来的なデザイン、縦置きにも横置きにも対応可能で、さらに高価格帯のライバルたちを凌駕するモデルといえるでしょう。

■DAC
FERRUM AUDIO WANDLA


「WANDLA」はポーランド・FERRUM AUDIOの新しい大ヒット商品です。“変換”の名を冠したこの革新的なDAC/プリアンプは、ESSのDACチップとカスタムDSP、特注のアナログ回路の組み合わせによってさらにまた大きな一歩を踏み出しました。性能はすばらしく、どのようなジャンルの音楽もディテールまで忠実に再現します。またSignalyst社の専門家と協力して開発されたデジタルフィルターは、音楽体験を洗練させる新しいオプションを提示します。「WANDLA」の性能をさらに引き出したい場合はどうすれば良いでしょう?以前にEISAアワードを受賞した「HYPSOS」を外部電源として追加することで、さらに素晴らしい音質を実現することができます。

■DIGITAL PLAYER
VOLUMIO RIVO


Volumioが新たに発売した3つのプロダクトのうち、スリムでスタイリッシュなRivoは、DACやアンプに高品位なデジタルデータを送り出すことに特化したデジタルプレーヤーです。もちろん同社のVolumioソフトウェアが搭載されています。この背品は精巧なハードウェアとVolumioソフトウェアの印象的な融合によって生まれた製品で、自身の音楽ライブラリはもちろん、USBストレージ音源、さまざまなストリーミングサービスを再生することもできます。このソフトウェアの柔軟性は特筆すべきものがあり、プラグインによってDSPなどさらなる機能を追加することができます。もちろん、あなたの手持ちのDACから、Rivoの能力によって最高の音楽を引き出すことができるでしょう。

■HIGH-END CD PLAYER
HEGEL VIKING


ノルウェーのHEGELブランドから登場したCDプレーヤーは、まごうことなき純粋なアプローチで生み出された製品であり、あなたのCDコレクションから最後の一滴までも引き出すことに注力して開発されています。その目標に向かって、HEGELは高品位なAKMのDACステージと、フルバランスのアナログ回路を設計、それぞれセパレートされた電源から供給されています。独自のSoundEngine技術もまたデジタル由来のジッターを低減するのに寄与します。HEGELの最新のプリ/パワーアンプのデザインと美的にもマッチしており、Vikingならではのプレミアムなサウンドは必聴といえます。明瞭で三次元的、ソースに忠実で、音楽を聴く時間を完全に幸福なものにしてくれるでしょう。優れたビルドクオリティと使い勝手の良さもまたこのCDプレーヤーの魅力です。

■TURNTABLE
THORENS TD 204


THORENSのエントリーモデルとハイエンドモデルの橋渡しをする製品。「TD 204」は熱狂的なヴァイナルファンが求めるオールインワンモデルであると同時に、アップグレードの可能性も秘めた手頃な価格の製品です。自社製のJ字型トーンアームを搭載、オーディオテクニカのMMカートリッジに、フォノイコライザー、そして電子式のスピードコントロールも内蔵されており、まさにプラグ&プレイで再生できる本格的なアナログプレーヤーです。箱から出してすぐに、中級価格帯の製品としてのサウンドパフォーマンスをしっかりと示し、確かな回転の安定性と、開放的で魅惑的なサウンドステージを実現します。フォノイコライザーは外部化することもできるため、将来的にはカートリッジやフォノイコライザーのアップグレードも可能です。

■VINYL SYSTEM
PRO-JECT T2 W


Pro-Jectの「T2 W」はアナログ再生とデジタルの利便性を融合させる大胆な試みであり、このジャンルに大きな風を吹き込んでいます。製品の核となるのはベルトドライブのターンテーブルに、9インチのアルミニウムトーンアームとSumikoのMMカートリッジ、電子式スピードコントロール。そこにワイヤレスモジュールが組み込まれており、ネットワークスピーカーやHiFiシステムに音楽をストリームすることもできるのです。「Pro-Ject Control」アプリはセットアップや操作も容易で、48kHz/24bit FLACまでの音源の再生や、針を落とすだけで自動的にストリーミング再生が可能になるオプションも備えています。レコード再生を“モダンな”システムに組み込むことは、かつてないほど簡単なことになりました。

■INTEGRATED AMPLIFIER
NAD C 3050


NADの「C 3050」は、その外観からも分かるようにNADの最初期のデザインのオマージュで、ヴィンテージスタイルを忠実に再現しています。しかし、その他の面においては、ブランドの理念を体現した完全にモダンなインテグレーテッドアンプとなっています。クラスDアンプを搭載しており100W×2の出力を実現、コネクターにはHDMI eARCのほか、MMフォノ入力なども備えています。さらにオプションとしてBluOS-Dカードを挿入することで、優れたネットワークプレーヤーとしての機能を追加することもできます(もちろんアプリ操作も可能で、マルチルームにも対応します)。Diracによるルーム補正機能も利用可能です。先進的なテクノロジーによって、非常に印象的なサウンドクオリティを実現する一方で、フロントには大きなVUメーターには目を奪われるでしょう。

■COMPACT STREAMING AMPLIFIER
BLUESOUND POWERNODE EDGE


つややかで壁掛けも可能なシャーシを持つ「POWERNODE EDGE」は、さまざまな機能を搭載したコンパクトなサイズも相まって、どこにでも設置することができるでしょう。直感的に操作可能なBluesoundのBluOSアプリでコントロール可能で、単に「スピーカーを追加するだけ」でストリーミングサービスやインターネットラジオ、ネットワークやUSBストレージに保存された音源に自由にアクセスすることができます。さらにHDMI eARCや双方向Bluetooth接続によって、さらにその多機能性は高まります。内蔵されたアンプの力、そしてハイレゾ音源のサポートによって、パンチのあるサウンドを実現しています。「POWERNODE EDGE」を単体のアンプとして使用することもできますし、マルチルームシステムを構築し、他のBluOSデバイスと連携して使用することもできます。

■BEST VALUE STREAMING AMPLIFIER
SVS PRIME WIRELESS PRO SOUNDBASE


SVSの「Prime Wireless Pro SoundBase」には、スマートな機能と強力なアンプ技術が搭載されており、力強く正統派なサウンドと使い勝手の良さを実現しています。ただスピーカーを追加するだけで準備は完了。競争力のある価格ですが、細部に至るまで目配りがなされています。このコンパクトなオールインワンアンプは、Bluetooth再生においてはaptX HDもサポート、テレビとの接続ではHDMI eARCを搭載、DTS Play-Fiアプリ(またその他の多くのストリーミングサービス)によってハイレゾ音源の再生も可能です。操作はリモコンでも、Google/Siri/AlexaのボイスコントロールでもOK。非常に柔軟性も高くこのジャンルの製品の中では卓越した存在です。

■STREAMING RECEIVER
YAMAHA R-N2000A


日本のものづくり技術とHiFiの伝統が、先鋭的なデジタルテクノロジーと結びついて生まれたのが、YAMAHAのストリーミングレシーバー「R-N2000A」、輝かしくまた革新的な製品です。VUメーターや操作ノブを搭載するフロントパネルはヴィンテージのスタイルからインスパイアされたものですが、洗練されたOLEDディスプレイも配置されており、多彩な機能をナビゲートしてくれます。YAMAHAのMusicCastアプリは素晴らしく、ストリーミングサービスとの連携やマルチルーム機能を操作可能です。さらにテレビやアナログプレーヤー、ラジオチューナーなどとも接続できます。ヤマハが試行錯誤を経て実現したアンプ技術は、音楽性が高く洗練された性能を提供し、精緻なディテールを広くて深いサウンドステージの中に描き出します。またルーム補正機能のYPAOも歓迎すべき機能で、このアンプをどんな部屋に持ち込むことも可能にしています。

■HIGH-END INTEGRATED AMPLIFIER
MUSICAL FIDELITY NU-VISTA 800.2


MUSICAL FIDELITYの「NU-VISTA 800.2」は、評価の高い前世代モデルの核となる機能を継承しながらも、性能と美的に大きな進化を遂げたモデルです。ソリッドステートのパワーアンプとNuvistor真空管による入力とドライバー段によるハイブリッド構成。スムーズで音楽性に溢れた広大なサウンドステージを実現する一方で、壮大でアグレッシブ、重厚感のあるサウンドも表現できます。ドライブ力もまた驚異的で、330W×2のアンプ出力はどのようなスピーカーもハンドリングすることができるでしょう。フロントディスプレイも再設計されて、操作も容易です。「NU-VISTA 800.2」はMUSICAL FIDELITYのトップラインに加わった素晴らしいプロダクトで、音楽ファンはぜひ一度聴いて欲しいモデルです。

■HIGH-END STREAMING AMPLIFIER
HEGEL H600


新しいDACチップとネットワークボードによって構築されたデジタルステージのアップグレードによって、HEGELの「H600」は前世代モデル「H590」の素晴らしい後継機となります。独自のエラーキャンセリング技術「SoundEngine2」によって、豊富なディテール表現、制御されたサウンドを実現。さらに、包括的に再構築されたプリアンプ段によって、有機的で忠実、魅力的な性能が保証され、表現力の高さを支えています。アンプ出力は303W×2と強力で、どのような味わいのスピーカーとも組み合わせ可能です。接続性も豊富で、LANポートや最大384kHz/32bitとDSD256に対応するUSB-B端子を搭載、光デジタル3系統に同軸も2系統搭載しています。美しく使い勝手も良い、まさに大傑作です。

■HIGH-END HEADPHONE SOLUTION
DCS LINA SYSTEM


ハイエンドHead-Fi世界において、輝くほどに素晴らしい製品が誕生しました。dCSの「LINA」は、ネットワークDACとマスタークロック、そしてアナログヘッドホンアンプで構成されており、すべて厳しい基準で構築されており、積み重ねて利用することができます。PCM384kHzとDSD128までの有線とネットワークによるデジタル再生に対応している「LINA DAC」はこのシステムの心臓部です。dCS独自のRingDACテクノロジーを搭載、音楽に驚くべき明晰さとディテールをもたらし、生き生きとした表現を実現します。フルバランスのアンプ回路は、どのようなヘッドホンの要請に対してもエネルギーに溢れ、パンチのある出力をもたらしてくれます。3つのユニットの連携は「Power Link」で接続されており、同社の「Mosaic」アプリで音楽の選択やアップサンプリング/フィルターなどさまざまな操作を行うことができます。

■HIGH-END HEADPHONES
YAMAHA YH-5000SE


「YH-5000SE」は、平面磁界型技術の先駆者のひとりであったヤマハが、ハイエンドヘッドホンの世界に見事に復帰を果たした製品です。その系譜は、1970年代の銘機「HP-1」というモデルに遡ります。モダンデザインと超軽量を両立したオーバーイヤーヘッドホンは素晴らしいもので、圧力をコントロールしたオープン型のハウジングを採用、そして特別な2種類のイヤーパッドの素材が採用されています。それ以上に、このダイナミックな性能はディテールと親密さに溢れ、呼吸することを忘れてしまうかのようです。ヘッドホンの性能の頂点を目指し多くのブランドが挑戦を重ねてきましたが、ヤマハのこの新しいフラグシップヘッドホンは、疑うまでもなくそのひとつと言えるでしょう。

■PREMIUM WIRELESS HEADPHONES
T+A SOLITAIRE T


高度なオーディオ技術をポータブルでワイヤレスなヘッドホンに持ち込むことは非常に困難の多い作業です。しかし、T+Aはスマートな「Solitaire T」でそれに成功しました。華やかですが軽量で、優れたノイズキャンセリング技術を搭載していますが、性能は完成された有線モデルと遜色ありません。なによりその特徴は多彩な機能にあります。ESSのDACチップを独立で搭載しHQリスニングモードを実現、aptX HDに対応するハイスペックなBluetoothチップセットも搭載、USB-Cとアナログ入力も搭載しています。42mmのダイナミックドライバーを取り囲むのは、アルミニウムフレームで囲まれた密閉型のイヤーカップです。豪華なブラックとホワイトの仕上げを用意しており、スタイリッシュかつ頑丈です。これはテクノロジーとサウンドの勝利と言えるでしょう。

■POWERED STANDMOUNT LOUDSPEAKERS
KLIPSCH THE SEVENS


クリプシュの「SEVENS」は、アクティブタイプのブックシェルフ&フロア型スピーカーです。アメリカのHeritageデザインからインスパイアされたものですが、内部には先鋭的なスペックを実現しており、結果として、そのスタイル、機能、性能において非常に卓越した存在となっています。Tractrixホーントゥイーターと165mmのベース/ミッドユニットで構成されており、独自のDSPと強力な内部アンプによって駆動されます。そのサウンドは非常に低域が分厚く、雄大でありながら情報量豊かで、独自のコントロールアプリによってユーザーの好みに合わせてチューニングすることができます。接続性も豊富で、HDMI ARC、USB-B、Bluetooth、MMフォノを含むアナログ入力に対応し、192kHz/24bitまでのハイレゾ再生も可能です。このシステムならば、どんな音楽でも再生することができるでしょう!

■LOUDSPEAKER SERIES
KEF R SERIES


MAT素材を搭載した最新世代のUni-Qドライバーを含むKEFのハイエンドスピーカーのために開発された技術、それがRシリーズの素晴らしいデザインと性能に影響を与えています。フロア型、ブックシェルフ型、センター、ドルビーアトモス対応のサラウンドスピーカーと、全部で7機種をラインナップしており、ホームシアターからHi-Fiオーディオファンの双方を満足させることができるでしょう。音楽であろうが映画であろうが、制御されて深く沈み込む低域と、伸びやかな高域によって、ダイナミックで情報量の多く、それでいてスリリングで自然なサウンドを実現することができます。またさまざまな仕上げのカラーも用意されており、R3ブックシェルフとR7フロア型モデルはゴージャスな特別カラーも用意されています。

■MOBILE DAC
IFI AUDIO GO POD


iFi AUDIOの「GO POD」のおかげで、ハイエンドの有線インイヤーモニターのユーザーは、新たな「トゥルーワイヤレスステレオ」再生を実現できる選択肢を得ることができました。この新しいシステムはタッチ操作ができる2つのアダプターとなっており、耳の後ろにぴったりと収まって、好みのIEMを直接接続することができます。市場で主流の2pinもしくはMMCXコネクターが標準で用意されており、オプションでそれ以外のコネクターも利用できます。小型のDAC/ヘッドホンアンプがそれぞれの“ポッド”の中に搭載されており、要求の厳しいIEMも駆動可能。aptX adaptiveやLDACを含むさまざまなBluetoothコーデックをサポートし、ワイヤレスでの高音質再生を実現します。GO PODのケースは7時間のバッテリーチャージが可能で、まさに文字通りの意味で“スマート”な製品と言えるでしょう。

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